今を生きる

目安時間:約 4分

近所の本屋に併設しているカフェで涼んでいた時のこと。

 

一人でお茶していた私の前の席に、40代くらいのお父さんと小学校低学年くらいの女の子がやってきた。

 

ついて早々、女の子はスマホのゲームに夢中になっている。「わー、おおー、ダメダメー、やったー」とリアクションがいかにも自然で楽しげなのだ。

 

それを横で見ていたお父さん。楽しそうな様子をまるごと受け止めている。おおー、だからこんな自然な感じになるのか。

 

そのうちお父さんは店内閲覧用の本を持ってきた。読むのかなと思って見ていると、おもむろに本に書いてあるクイズを娘に出して娘のゲームを邪魔し始めた。

 

ゲームに没頭しているのを邪魔されてうるさがるのかと思いきや、娘はきゃっきゃ言って喜んでいる。本気のイチャイチャ親子だ。

 

二人でいるこの空間を、この時間をめちゃくちゃ楽しんでる。いいなあ。「今」を生きてるって感じだ。

 

ゲームをやり続けて頭が悪くなっちゃいそうだという未来への不安や、無邪気に店内ではしゃいでいて、周囲の人の迷惑になるんじゃないかという恐れは一切なし。

 

お互いの楽しさが溢れていてうっとりしてしまった。

 

子供は目の前のことに夢中になる。普通のお父さんやお母さんは自分の用事に夢中になって、子供が夢中になっていることには気が付かない。子供がキラキラしているその瞬間を逃してしまうのだ。

 

でもこのお父さんは違う。いいなあ。子供と同じ世界に生きてるんだなあ。憧れるなあ。

 

こういう人はどんな時も、目の前のことを柔らかく受け止めて生きているんだろうなと思う。

 

例えばいつもと違う猫缶を出された飼い猫が、餌を皿ごとひっくり返してもきっと怒らない。

 

窓ガラスを掃除しようと、ホースで水をかけたらでガラスが開いていて、部屋の中が海みたいになっちゃったりしても、きっと怒ったりしない。

笑って楽しめちゃうタイプなのだ。

 

私だって努力すればきっとなれる。例えば最近は休みの日は夫と二人きりという事が多いので、夫との時間を楽しもうとカフェに出かけてみた。

 

そして自然に会話を楽しもうとがんばる。夫にクイズを出してみたり、ゲームで遊ぶ夫を横からのぞいてみたり。

 

でも楽しもうとすればするほど楽しさは逃げて行ってしまう。楽しさはがんばるものじゃなくて、湧いてくるものなのだ。

 

あぶないあぶない。素敵な親子を見たから羨ましくなってしまったのだ。あんな風になりたいなって。

 

でも私は私だったっけ。うちの夫婦なんて空気みたいなもの。二人で一緒にいるだけでいつも満足してたのに。私以外の誰かになろうとしたから楽しさが逃げていっちゃったんだ。

 

いつかあのお父さんみたいな人になるのを夢に見つつ、ちょっとヘタレな私を生きていこう。

 

 

常識の外に住む人たち

目安時間:約 6分

友人が乳がん検診に引っかかった。

 

 

私も数年前引っかかったことがあって、白黒つくまでどよーんとした事を思い出す。ところが彼女の場合、あっさりとしたものだ。

 

友人「人間いつか死ぬんだから別にがんでもいいんだけどさ、痛いのがいやなんだよね。」

 

かっこいい。生に対する執着というものが感じられない。仙人なのか?

 

友人は同級生だというのに。驚くのが悔しいので「ああ、うん、痛いのはいやだよね。」と適当に相槌を打った。

 

何が「ああ、うん」なものか、私は友人の生死を達観したセリフに心を奪われていた。ああ、彼女はいつもこうなんだ。かっこよすぎる。

 

彼女は結婚した当初から、子育てなんて私には無理、と子供を持たなかったし、世間一般的な近所付き合いもしないし、ご飯も作らない。

 

好きなことしかしないという生き方を貫いている人なのだ。

 

それに引き換え私は、結婚したら子供を持つ、近所の人とうまく付き合う、家族にご飯を作るっていうのは、好きとか嫌いとかじゃなくて、社会的に求められているもので、するのが当たり前だと思っている。

 

だから強烈に憧れるのだ。「常識の外に生きてる」人だから。

 

私は彼女みたいなタイプの人の友人が多い。コンプレックスからなのか、憧れからか、ついそういうタイプの人に吸い寄せられてしまうのだ。

 

ユウコという友人がいる。彼女はやさしく稼ぎの良い夫を愛している。でも彼女は何人もの男性と、同時進行でお付き合いするのを欠かさない。

 

自分の愛情を注ぐのが夫と子供だけだと、愛情が少なくなってきてしまうという。愛は注げば注ぐほど溢れてくるらしい。

 

夫や子供にばれないのか、っていうか、淫乱っていうんじゃないのか、そういうの。

 

でも彼女には全然迷いはない。こんな風にしか生きられないからしょうがないと彼女は言う。やっぱり達観してる。くーぅ、かっこいい。

 

ちなみに私はというと、めったにないため、たまに酔狂なもの好きな人に口説かれたりすると、目が泳いでギクシャクしてしまう。

 

もともと口説いてくるような人は遊び人だ。そんな人と対等な会話ができるようなスキルなんて持ってないのに、できる風を装って自滅して、お付き合いになんて到底至らない。

 

そう告白すると、「うわ、それ痛いね。」といいながら目は笑っていて、「そういうとこ、好きだな。」とフォローしてくれる。その優しさに胸を打たれる。

 

待ってて、いつか私もそっちに行くから。近所の人にも平気で文句を言い、孫の誕生日のお祝いなんてあげず、好きな男ができたら愛を注ぐ、生粋の常識外れになるから。

 

だがそれは茨の道だ。私は筋金入りの常識人なのだ。家の前を掃除する時は、時間もやる気もないのに向こう三軒両隣まで掃く。ジジババへのプレゼントや付け届けも全然やりたくないけど、仕方なくやっている。

 

どうしてやりたくもないのに常識的な行動をするのか、突き詰めてみると、自分の頭で考えることを避けたい、面倒を避けたい、できるだけ楽をして生きたいという所に行きあたる。

 

そうか、常識通りに動かない彼女たちには、予測不能な事態がしばしば起こっていて、その度に決断していたんだ。

 

駐車場でいつも子供を遊ばせているご近所さんがうざい。「車の出入りに邪魔だからここで遊ばないで」と言えば確実に嫌われるだろうけどイインデスカ?ファイナルアンサー?

 

あの人のことが好き。誘いに乗れば夫や子供にばれて家を追い出されて無一文になるかもしれないけどイインデスカ?ファイナルアンサー?

 

リスクは拒否してメリットだけを得るということはできないのだ。

 

OKわかったよ。私には遠い道のりだってことが。

 

でも最初の一歩が一番大変だというじゃない。まずは形からと思って雇われるのをやめてみた。パートに行かず家でPCに向かう毎日はかっこいい。しかもお給料はない。リスクをとっている。

 

だが、今日、偶然買い物の途中にユウコに会った。手ぶらで女優のような帽子を被っていた。ああ、もう女でしかない。

 

両手いっぱいのレジ袋に食材を詰め込んだ私は、彼女との距離の遠さを思って気が遠くなる。冥王星?

 

迷走中のあなた、怖いけど楽しいことをしよう。

目安時間:約 4分

TVで女子力の高いタレントを偉い先生が診断するという番組をやっていた。

 

場面は旦那さんとのご飯中。「醤油を取って」と言われたら、どんな風に醤油を渡しますか?

 

テレビを見ながら一緒にやってみた。うーん、うちの旦那は右利き。右手で取るんだから右の方に置くのかな?それとも正面?それともかけたい料理の前か?私は置く場所が大事だと思う。他のタレントさんはどうしてる?

 

スタジオでは5人のタレントさんがやって見せていた。その中で際立ってきれいに見えたのが小泉今日子さんだった。そうか、女子力だからポイントは美しさかあ。でもなんであんなにきれいに見えるんだろう?診断も小泉さんが一番だ。何が美しいのかという先生の解説はこう。

 

醤油さしに限らず物を渡すときは、小指を先にテーブルにつけて置く時の衝撃を和らげるのだとか。確かに音も出ないし、エレガントに見える。

 

でももっと重要なことがあるという。それは、渡す相手を大切に思うのと同じように、渡す物にも心をこめるという事だ。醤油さしが自分の手を離れる時に、大切な人と別れる時のように名残惜しく手放すことが重要なのだ。

 

納得。あのキョンキョンの何とも言えない所作の美しさはコレだったんだ!あの美しさは彼女の意志が反映したものだったんだ。きっと相手や目の前のものに心をこめるということが身についている人なんだ。

 

いいなあ、あんな素敵な大人の女性になりたかったなあ。私なんて置き場所しか思いつかなかったんだから。

 

だってこれって、所作だけにあてはまらないよね。もしブログを書いているのなら、

 

①届ける相手の欲しいものをよく考える。

②それと同じくらいに自分の記事が相手に無事に届くように丁寧に扱う。

③公開する時はギリギリまで推敲を重ねる。

 

という風になって、そんな記事は結果、美しさを放つに違いないのだ。キョンキョンがもしブログを書いたら、覆面だったとしても大量のアクセスを集めるに違いない。

 

ちなみに私の場合はこうだ。

 

①届ける相手は決められない。いつも書きたいことを書く。

②自分の記事が読まれるのが怖い。だからあまり読まれないようにブログランキングには参加しない。SNSと連動させるなんて怖すぎでしょ。

③記事を書き終わったら読み返すのが怖い。あんなに時間かけたのにこんな記事?と悲しくなりそうで。だから推敲なんてもってのほか。

 

もう書くのよせば?って言われそうだけど書くのは楽しくてやめられないんです。フフフ。

 

お金儲けをしたいと思って始めたブログだったけど、書いているうちにいろんなことに興味が移ってきて、目的がわからなくなってきてしまった。完全に迷走中。

 

でも楽しくてちょっと怖いことを続けていくことが、きっと私をどこかへ導いてくれる。と思う。

 

だったら、ちょっと怖いことをやらなきゃってことか。せめてブログランキングに登録して、推敲らしきことでもしてみなきゃね。がんばります。

 

 

スマートになれる時 

目安時間:約 4分

歯医者さんで定期健診を受けていた時のこと。

 

きれいな歯科衛生士のお姉さんが私の口内をチェックしてくれる。

「8番から3.2.3、2.2.3.、3.3.2…、ブリーディング6番のエンシン、4番キンシン…」

分からない単語が私の頭の上を行き来している。もう10年もこの歯医者に通ってるけど、「キンシン」って何だろう?

 

一通りチェックが終わったらしい衛生士さんから優しく声をかけてもらう。

「ではお掃除に入っていきますね。痛かったら教えてくださいね。」

 

「キュイーーーンーーーンギュルギュルキュイーーーン」

見えないからわからないけど、多分歯石を取るために、先端の細いドリル状のものを歯と歯茎の間にあてているんだと思う。これってけっこう痛いんだけど、みんなどうなんだろう?

 

「キューーイーーーン」(痛っ)「ギュルルー」(痛っ)「キュン」(痛たたっ」かなり痛いけど、でも痛いって言っていいのかなあ?っていうか、口の中は水分でいっぱいで、どうやって言えばいいのかな?

 

手を上げればいいのかな、でもどんな風に上げたら変じゃないんだろう?ちょっとだけ上げて気付かれないのも困るし、どのくらいの高さに上げるのがさりげなくて正解なんだろう?

 

ぐるぐる考えているうちに口の掃除は終わってしまった。いつもこうだ。

 

この時私の中には二つの悩みポイントがあった。

 

一つは痛みは個人的なものだから、どのくらい我慢すればいいか正解がないこと。

 

その人によって痛みの耐性は違うし、耐性への慣れも人それぞれだからだ。だから結局は自分で決断するしかない。

 

二つ目は伝えることを決めた時の、伝え方の問題だ。

 

私はいつも診察台に乗るとすごく緊張してしまう。診察台の上は歯医者さんと栄養士さんの領域で、私は完全アウエイ。彼らのスタンダードが全くわからない。

 

でもなぜか、そのスタンダードに従うのが絶対だと信じていて、だからいつもすごく居心地の悪さを感じるのだ。毎日何人もの患者さんと接している衛生士さんが見ても変に思わないスマートなふるまいをしたい。

 

ものすごいプレッシャーだ。だからいつも「痛いです」と言ったり手を挙げたりするより、痛みを我慢する方を選ぶ。今日もそうだったしね。

 

でも、今まではそれでよかったけど、50歳を過ぎたからには歯の老化は避けられない。これからは徐々に痛みが増していくに違いない。いつまで我慢できるんだろう?

 

というか、敵のスタンダードを聞いてみるのはどうだろう?

「いつも疑問に思っていたんですけど、皆さん、痛いって伝える時にどんな風に手をあげてるんですか?」

 

それこそスマートじゃないかもしれないけど、聞くは一時の恥というし。自分の恥ずかしさをさらけ出した時、人はスマートになれるのだ。

 

次回聞くぞ。きっと聞くぞ。聞けるかな。

 

あなただけのフィルター

目安時間:約 4分

何を書こうか考えてるうちに一時間があっというまに過ぎる。時間って何をやってるかで、流れ方に違いを感じるけど、本当に同じなんだろうか。

 

例えば同じブログを書くにしても、自分の中から湧き出たものを文章にしていくと、あっという間に書けちゃうし時間もすぎるけど、色々と調べながら外から材料を集めて書く場合はずごく時間がかかる。

 

直感と言うか、ぱっと出てきたものを捉えた方が、文章的にはイマイチでも勢いがあって生き生きした文章になるような気がする。

 

自分の中のものを出すというと、誰かの役に立つようなものはあまりないように思う。でも実は、自分の経験や知識は自分独自のフィルダーで集められたもので、だからこそその中から誰かを助けられるという説もある。

 

でもそうすると問題が出てくる。だって自分が好きという理由じゃなく、仕事で必要だからとか、周りに合わせてやっとこう、みたいな妥協100%で集めた知識や経験もあるからだ。むしろそんなんばっかり。

 

それだと、みせかけ自分の集大成の知識、経験になってしまうから、自分独自のフィルターとはいえないんじゃないか。

 

夕べ観た「メッセージ」と言う映画が非常に興味深かった。

 

主人公の言語学者が、宇宙人と対話を重ねてお互いの意思を疎通させていくSFだ。未知の物体が怖いので、時間をかけて宇宙人の意図を知るよりも戦いたいっていう世論の中、主人公はがんばるのだ。

 

おもしろいのは、自分の人生に起こる色んな事が、宇宙人のメッセージを読み取るヒントとなって浮かび上がってくること。そのヒントに導かれてメッセージを解読していくんだけど、最後には他の誰も持っていない自分の視点を手に入れ、それを使うことで地球を救うのだ。

 

意味なんてないように見えたひとつひとつの経験が、すべてパズルのピースだったというわけ。個人的な、取るに足りないように見える経験が、実はその人にとってものすごく深い意味を持っているという、深遠なメッセージを伝える映画だったのだ。

 

私は驚愕した。知識や経験をヒントに自分独自のフィルターが完成すれば、地球だって救えるのか!いいなあ、欲しいなあ、私だけのフィルター。

 

その視点から色んな物を観るだけで、私だけのオリジナルでクスリと笑えるような洒脱な文が勝手に湧いてくるようになるかもしれない。ああいいなあ。

 

周りに良く思われるために千回くらい自分を裏切った経験とか、夫とけんかした後、こっそりTシャツの襟をビロンビロンに伸ばした経験とか、娘が迎えに来てと頼むラインを既読にしないようにしてる事とかが、私独自のフィルターを作ってくれてるのかなあ。

 

きっと知識だってもっとあればより早くフィルターが完成するに違いない。早くツタヤで映画借りてこなきゃ。

読んでくれてありがとう

目安時間:約 2分

グーグルアナリティクスは、ブログを何人の人が訪問してくれたかチェックできる優秀なツールだ。でもそれは私にとっていつもひどく残酷だ。一日私のブログに訪れてくださる人は一人とか、三人、多くても八人位。しかも1秒程で去っていく。

 

毎日自分の記事の力不足を徹底的に思い知らされる。誰に書いているのか、何を伝えたいのか、毎日毎日考えてもわからない。それなのにあきらめずに書いている。バカみたいに、誰にも読まれないのに書いている。

 

バカみたいな事を一年続けてると、ちょっと悟りの気分になる。うーん、もしかして誰かに読んでもらうために書いているんじゃないんじゃないか?自分の楽しみのためだけに書いているんじゃないか?

 

でもだから今日このブログを読んでくれているあなたとは、本当に奇跡のような出会いじゃないかと思う。

 

遠く離れていても私の思いとあなたの思いは共鳴しているってことで、それがインターネットで繋がるなんて。技術革新に感謝しかない。

 

そしてやっぱりアナリティクスはスゴイ。だって、私のブログを読んでくれているたった一人のあなたの存在を教えてくれるんだもの。

 

ありがとう、アナリティクス。ありがとう、ここを訪問してくれたあなた。

 

 

どうしてもやりたいこと

目安時間:約 4分

小学生の頃、伝記が好きで、図書室にあった偉人伝記シリーズは端から全部読んだ。エジソン、ベンジャミン・フランクリン、キュリー夫人、西郷隆盛、ベートーベン、二宮金次郎、ヘレンケラー…。

 

今ならどんな偉人が並んでいるんだろう?その当時(40年も前だ)のスタンダードな偉人達は、とにかく立派な人達だった。貧しさやいじめ、病気などの様々な困難を不屈の努力で克服していた。

 

小学生の私は、そんな立派な人に憧れていたが、実際は極貧ってわけじゃなかったし、いじめにもあってなかったし、健康で、しかも致命的なことに、ベートーベンみたいに耳が聞こえなくなってもやりたいようなことがなかった。

 

何かを犠牲にしてもやりたいこと、しかも世の中のためになることじゃなきゃだめなんだ。小学校の図書室でそれをインプットしたせいか、その後好きなことができても、職業にするには今一つ「好き」が足りない気がした。

 

例えば作文、絵を描くこと、服を作ること、料理を作ること、英語。どれも好きだけど様々な困難なんて乗り越えられそうにない。とりあえず食べていくために働かなきゃ。

 

私にはどうしてもやりたいことなんてないんだ。強い意志のない心の弱い私には、好きなことを職業にするなんてとうてい縁がないんだ。

 

ゲームのレベルでいったらきっと2くらいだ。ベートーベンは8、西郷隆盛は10といったところか。レベルが2だと、一番簡単な第一ステージのボスキャラにさえ勝てないだろう。西郷隆盛なら軽くクリアだ。

 

そんな私は、でも今50歳になって好きなことをしている。大好きな読書と作文、時々映画。あとどのくらい生きられるかわからないからという消極的な理由で。

 

毎日本を読んでブログを書いている。時々人の文章と比べて恥ずかしくて死にたくなったり、絶望したりする。でも書くことで新しい自分を発見したり、思ってもいなかったことが文章になって出てきたりすると楽しい。

 

自分の中を探検しているような感じ。新しい視点を通して世界を探検している感じ。

 

きっと、好きなことをやっている人は毎日が冒険なんだろう。どこへ向かうのか先が全く見えない、ワクワクするようなアドベンチャー。

 

たまたますごーく世の中のためになった人が偉人と呼ばれ、そうでもない人もきっといて、でも偉人じゃなくてもその人たちは十分幸せなんだろうな。

 

今でいったらユーチューバーとかも楽しそうだもん。観てる私も楽しいんだから世の中の役にたってるしね。彼らはどのくらいのレベルなんだろう?聞いてみたい。

 

私「ユーチューバーとして活動するきっかけって何ですか?やはり強い気持ちがあったんですよね?」

ユーチューバー「普通に毎日やってることを動画にアップしてるだけなんで、特に何の気持ちもなかったですよ。」

 

こんな風に言われそうだ。レベルは0?あああ、もっと早く始めてればよかったな。

 

fc2ブログよりBloggerの方がいいのはこんな人

目安時間:約 7分

もしあなたがブログアフィリエイトを始めるなら、メジャーなfc2ブログで始めようと思ってませんか?

 

もし私のように「書くこと」を楽しんで収益を上げたいと思っているなら、bloggerの方がいいかもしれません。

 

 

私はブログのSEO対策や、カスタマイズ関係が全然できない。がんばろうと思っていた時もあったけど、無理だと気づいた。50歳の私に残された時間は限られてる。できない事に時間を費やし辛くなるより、楽しむことに時間を使いたい。

 

だからもうただ記事を書いていくだけ。有能なブロガーさんやアフィリエイターさんから見ると全然ダメなことを延々とやっている。

 

そんな私はfc2ブログとワードプレスでブログを書いていたのだが、最近bloggerを使いだして、fc2ブログが非常に使いにくいと気づいたのだ。

 

もちろんワードプレスは使いやすい。でも「ワードプレスはお金もかかってるし、開設するのに相当な手間もかかったんだから、使いやすくて当然でしょ。」と思う。

 

それなのに無料ブログでこんなに使いやすいのがあったなんて。ほぼワードプレス並み。(アフィリエイトができない他のブログサービスは使ったことがないけど)

 

「え?bloggerって何?」

私も全然知らなかったんだけど、グーグルの無料ブログサービスで、世界のブログ界じゃ主流らしい。

 

今日の記事ではfc2ブログと比較してその良さを挙げてみました。

 

fc2ブログとbloggerを比較してみた

なぜこの二つを比較するのかと言うと、アフィリエイトOKのブログサービスだから。他の無料ブログサービスでアフィリエイトをしてると凍結されるというのが通説らしいです。

 

それに日本のアフィリエイト界ではfc2が圧倒的に知名度が高い(と思う)。だからアフィリエイトするならfc2というのが現状での常識なのだ。

 

fc2ブログのメリット・デメリット

メリット

・アメブロに並ぶ国内最大のブログサービス。ユーザー数は1500万人

・コミュニティ機能の充実

・利用者が多いので、困った時に教えてくれるサイトが鬼のようにある

 

デメリット

・基本的な使い勝手が悪い

・無料版だと広告が表示される

 

この中の使い勝手について詳しく説明すると、具体的にはこの2点が嫌い。

・プレビューの状態で書くことができない。

テキストの状態で書きながら、いちいち下のプレビュー画面をスクロールして確認しなきゃならなくて、すごくめんどくさい。

・画像のサイズ調整が難しい

大きくなっちゃったり、小さくなりすぎちゃったりして中々ちょうどいいサイズにならない。解説ブログを首っ引きで見ながら何日もかけて調節しなきゃならなかった。

 

bloggerのメリット・デメリット

メリット

・世界最大のブログサービス。ユーザー数は5億人。

・無料のままで広告表示なしにできる。

・基本の使い勝手がすごくいい。

・グーグルの各種サービスが超簡単に利用できる。

 

何といっても使い勝手の良さに胸を打たれる。

・文字の修飾も見出しもプレビュー状態でできるし、リンクも超簡単に貼れる。

・画像はちょうどいいサイズでちょうどいい場所にレイアウトされるだけじゃなく、説明もつけやすい。

 

グーグルの便利なサービス、サーチコンソールやアナリティクスを簡単に利用できるのはこちらの記事に書いたので参考に→グーグルのbloggerが初心者に刺さる理由

 

その他にも、私はスマホがアンドロイドなので、スマホで撮る写真はほとんどグーグルフォトに登録されちゃうのだが、その写真が超利用しやすいのだ。どんなしくみかはよくわからないけど便利だ。

 

デメリット

・コミュニティ機能なし

・bloggerの解説系のブログ、記事がすごく少ない。

 

実はfc2ブログでも、ワードプレスでも、私はコミュニティ機能を全然使えていない。使い方は調べればわかるのだが、ヘタレな私は、他の立派なブログを書いている方と交流するなんて恐れ多くて、とてもとてもできないのだ。

 

だから本当に孤独でひとりぼっちでブログを書いている。そんな私にはコミュニティ機能がないというのはデメリットじゃない。でも交流好きな人には残念でしかないでしょう。

 

解説系ブログが少ないのは確か。仕方なくグーグルのヘルプを見ると、ちょいちょい英語になってしまいイラっとする。テンプレートをいじったりカスタマイズしたり、こだわりのブログにしたい初心者には厳しいと思う。

 

でも基本的な使い方はすごく簡単なので、ただ書くだけの人には問題ないんじゃないかなあ。

 

まとめ

SEOやカスタマイズができないIT音痴。でもブログはやりたい、少しでも収益があればもっとうれしい。

 

スバラシイ記事が書けなくて、収益化の方法も知らなくて、お金も稼げてなくても、何かを書きたい。

 

bloggerは、そんな私のようなおバカな人も、楽しくブログを続けられるサービスです。

 

 

グーグルのbloggerが初心者に刺さる理由

目安時間:約 6分

私の住んでる町は世界遺産がある。富士山だ。最近、そこへ集まってくる外国人をターゲットに英語のブログを始めてみた。なんたって、地元のことはジモティが一番よく知っている。

 

使い始めたのはグーグルのblogger。今日は伝えたいのは、あまり知られていないbloggerが、初心者にいいぞっていうこと。

 

めんどくさいことみんなやってくれる

bloggerは無料ブログサービス。メリットは「広告が一切表示されない」「アフィリエイトOK」「一つのアカウントで100サイトまで作れる」などたくさんある。

 

その中でも初心者の私が一番いいぞと思うのは、グーグルのサービスを超簡単に利用できることだ。

 

グーグルサーチコンソール

ブログを始めたら、何はともあれ登録しておきたいのがグーグルの検索サービス。サーチコンソールは、読者さんがどんな経緯で、いつ、何人、私のブログに来てくれたのか教えてくれる無料サービスだ。

 

無料なのに、こんな弱小の一日3アクセスとかいう残念なブログにさえ、惜しみなく天才が開発した分析システムを開放してくださるって、さすが世界のグーグル。

 

全然使いこなせてないけど、いつかビックなブログに育った時に必要になるはず。だからあなたも登録しなくてはダメだ。

 

ところが、fc2ブログとワードプレスでブログを作ってきた初心者の私にとって、この登録作業は気持ち悪くなるほどめんどくさかった。

 

解説してくれるブログは鬼のようにあるんだけど、書いてあること自体がまるで暗号のよう。暗号を解読するために新たな解説ブログを捜すということを繰り返し、登録するのに何日もかかってしまう。

 

しかも新しいブログをスタートする時は、しばらく時間を空けてしまうので、すっかり忘れている…。

 

新しいブログを作るのはめんどくさい…。

 

というスパイラルに陥ってしまっていた。

 

そこへ、bloggerが颯爽と現れたのだ。

 

bloggerは、解説ブログが必要ないくらい簡単にサーチコンソールに登録できるのだ。

 

ダッシュボードの左側にある設定から検索設定に行き、Google Search Console

の横にある編集ボタンをクリック。

 

Google Search Consoleに飛ぶのでそこでURLを追加登録するだけだ!

 

時間にして3分もかからない。

 

グーグルアナリティクス

アナリティクスの方はひと手間多い。でもやはり超簡単だ。

 

まず最初にアナリティクスにログインして、アカウントに新しいブログを追加する。トラッキングIDというものを確認する。

グーグルのヘルプから引用

トラッキング ID を確認する方法は以下のとおりです。

  1. アナリティクス アカウントにログインします。
  2. [管理] をクリックします。
  3. [アカウント] 列のメニューからアカウントを選択します。
  4. [プロパティ] 列のメニューからプロパティを選択します。
  5. [プロパティ] で [トラッキング情報] > [トラッキング コード] をクリックします。トラッキング ID は、ページ上部に表示されます。

 

そしたらbloggerにログインして、ダッシュボードの左側にある設定からその他をくりっくする。そこの一番下にGoogle Analyticsのアナリティクスのウェブ プロパティ IDを入れるところがあるので、先ほど確認したトラッキングIDを入れるだけ。

 

アナリティクスの登録は私には超難しかった。ワードプレスもFC2ブログもトラッキングコードっていうのをHTMLタグの中に埋め込めないとだめで、それが難しすぎて何日もかかってしまった。

 

bloggerはその埋め込みをやらなくていい。なんて楽ちんなんだろう。初心者の救世主。

 

グーグルアドセンス

なんか登録も審査も難しそうなアドセンス広告。それもbloggerでは簡単に利用するための仕組みが初めから備わってる!

 

ただ、ある程度記事数がないと申請もできない模様。まだ3記事しか投稿していないので残念ながら今はお知らせできない。お知らせできる日が来るのをぼちぼちお待ちくだされ。

 

まとめ

日本ではあまりメジャーではないbloggerだけど、調べてみたらメリットが意外と多いので驚いた。英語ブログの選択肢として選んだbloggerだったけど、こんなに使い勝手がいいなら「もうfc2ブログは使わなくていいな」と思った私だった。

 

調べるのがめんどくさい、カスタマイズや設定が嫌い、細かいことは誰かに任せて記事だけ書いていたい…という私のようなだるーい初心者に、bloggerはうってつけのブログサービスではないだろうか。

 

 

好きな映画

目安時間:約 4分

女友達と話していた時のこと。

 

最近見た映画の話をしていたのだが、その流れから、今まで見た中で一番好きな映画は何かという話になった。「一番を決めるのって難しいよねー。」と言いながら、相手の出方を見る。

 

こういう時、好きな映画を言うのがすごく怖い。どんな映画が好きかで、その人が人生で何を大事にしているのかがわかってしまうような気がするからだ。

 

ハリウッド映画が好きだなんて言ったら、人生の機微が分からない人って思われるんじゃないか。表面に見えるものだけを大事にして、その奥にあるものを大事にしない人に思われるんじゃないかって。

 

もし相手が、「一番好きなのはニューヨークの恋人かなあ」とか言ったりしたらすごく気が楽になる。「レミゼも良かったなー」っていうのもいい。大好きなのはスターウォーズだと本当のことを言っても大丈夫だ。

 

でも友人はこう言った。「うーん、やっぱりアメリかなあ。次点がグランブルー。若いころはフランス映画しか観なかったから、アメリカの映画良く知らないんだよね。」

 

こんな場合は返答がとても難しい。彼女にハリウッドしか知らないエセ映画好きと思われないようにしなければならない。頭の中で今まで見た中で難解だった映画をあげてみる。「フランス映画=難解」という私の常識にあてはめて。

 

これはどうかな?

私「マグノリアはよかったな。あとインセプションも好き」

友人「トム・クルーズ、ディカプリオ、あんた相変わらずイケメンが好きだよねー。」

 

そうだ、難解なだけじゃだめなんだ、フランス映画だよフランス映画。

 

私「ニキータもよかったよね、あ、最強の二人も好き。」

友人「あれってあんまりフランス映画っぽさはないよねー。」

 

あー、難解さを忘れてた。でも「気狂いピエロ」や「山猫」は全然だめだ。魂を売り渡さないとおもしろいって言えない。

 

本当は一番好きなのはスターウォーズだ。フランス映画の対極にあるようなベタベタなハリウッド映画。勧善懲悪のわかりやすいストーリー、銀河が辺境という圧倒的なスケール感。でも友人に理解してもらえないだろうと思うと辛い。

 

その辛さを避けるために、まあまあ好きなフランス映画を並べる。でもスターウォーズを好きなほどの情熱はないから、あまり盛り上がらない。

 

スターウォーズが一番って言えばよかったかな?

 

でもそれだと、自分が全く普通だと告白することになる。世界中の誰もが好きなスターウォーズが一番好きなんて。フランス映画が好きな友人にそんなこと言ったら負けだ。

 

長い間、普通じゃない特別な何かに憧れている。この世界を普通とは違うフィルターで見ている人達に対する憧れ。それに比べて自分の感覚はあまりにも普通。

 

自分の中の定義としてスターウォーズは普通、フランス映画は普通じゃないというのがある。

 

だからスターウォーズが好きなのに、フランス映画が好きな友人が好きなのだ。そんな友人に認めてもらい、普通じゃない気分を味わいたいから、ちょい難のフランス映画を頭の中で高速サーチする。

 

でもだめだ、もう出てこない。もう負けだ。

 

本当のこと言うしかないか。第一位スターウォーズ、第二位風の谷のナウシカ、第三位釣りバカ日誌。こんな普通の私でもよかったら改めてつきあってください。

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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