ドラマ「すじぼり」が持つ強力な引力の秘密

目安時間:約 4分

U-NEXT で6月から配信される予定の藤原季節くん主演のすじぼりというドラマの撮影のエキストラに行ってきました。

監督の小林勇貴氏は27歳の若さながら、「全員死刑」など7本の映画を作り高い評価を受けている、今最も注目を集める若手映画監督の一人。バイオレンスを通して、世の中にある『理不尽な圧力』を描いています。監督はその理不尽な圧力に抗いたいし、ものを言いたい…そういう気持ちを持ちながら、映画を撮っていると言います。

映画を観た人が、自分を取り巻く圧力に気づくようになってほしいという気持ちを込めて。

「すじぼり」は、ひょんなことからヤクザ事務所に出入りすることになった主人公の視点から、時代に取り残されていく組の姿を描くストーリー。

小林監督の映画は、基本、理不尽なことに振り回される男が主人公です。理不尽に振り回されている人は、はたからみたら面白いんですよね。以前の作品でも、不良の先輩から原付を購入した少年たちが、よくわからない地元のルールに翻弄されて、拉致されたりカネを要求されたりしてました。

結局彼らは抗おうと思っても、やり方を知らない。でも理不尽さに気づいた時に、そのルールの中で生きること、その枠組みから逃げること、ただ感情を押し殺して生活すること、色んな選択肢があることに気づいて自ら選ぶことができるのです。

答えは人それぞれなんだけれど、少なくともその『圧力』が存在することには気づかなきゃいけない。不良の社会だけじゃなくて、会社や普通の生活にだって、圧力はあります。

それをぶっ飛ばしたら、面白い人生が待っているかもしれない。それに組み込まれたら、面白い映画の題材になるかもしれない……監督はそんな思いで撮っているそうです。

小林監督の熱い想いが沸騰しているような現場でした。出演者もスタッフもとにかく熱い!暴力でエネルギーを爆発させているというか、どれだけやれるか試しているというか。

私には暴力を表現方法として使っているというのが新鮮でした。正直、私は暴力はするのもされるのも、みるのも嫌だし、身近にもなかったので全く興味がなかった。でも暴力に魅力を感じている人たちがこんなにいるってことに驚きました。

暴力がいいとか悪いってことが言いたいんじゃなくて、自分の好きなことが他人にとって興味ないだろうと思っても、好きな人が案外いるかもしれなくて、発信すると集まってくるってことです。

そのことを好きであればあるほど、発信は引力が強くなり、好きな人を引き寄せるというか。それは発信してみないと絶対にわからないんです。

小林監督を見ていて、人は引力のある所に集まってくるんだなとしみじみ思いました。文化祭みたいなノリで集まって楽しんでいる姿に勇気をもらいました。

あなたも好きなことを発信したらびっくりするくらい反響があるかもしれませんよ。

すじぼりはUーNEXTというネット配信チャンネルで観ることができます。最初の一か月は無料!登録解除はいつでもできます。

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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