映画作りと料理作りの共通点

目安時間:約 6分

先日三島で、プロの俳優さんのナビゲートで、演劇の台本を声に出して読んでみるというイベントがあって、覗きに行ってみた。

SPACという静岡芸術劇場の専属劇団があり、そこの方が企画しているらしい。

私には映画を作りたいという妄想があるんだけど、実は演技のえの字も知らないド素人。演技のことやシナリオのことを勉強したくて参加した。

シナリオは「セチュアンの善人」


脚本はブレヒトというドイツの劇作家の代表作と言われる「セチュアンの善人」

3人の神様が善人を探しに荒れた地上に降り立ち、宿を提供してくれた心優しい娼婦シェン・テに謝礼金を渡す。そのお金を元手に彼女は商売を始めるのだが、
生活が苦しい人たちを優先したので経営が上手くいかない。そこへ敏腕経営者のいとこが現れ…。というストーリー。

SPACではRITA &RICOというタイトルで上演されてる。

このブレヒトって人は、 舞台上で革命を起こしても現実では革命は起きないことを思い知り、舞台を観た人が現実を変えたくなる方法「異化効果」を思いついた人なんだとか。

異化効果???何だか難しくなってきた(^^;

ナビゲーターによると、異化=見慣れたものを見慣れないものにすること。例えば演技の途中でナレーターのように話し出すとか、急に歌いだしたりするのが特徴なのだそう。

演劇のことはまーったくわからないけど、物語の中から一歩外に出ちゃうような演出で、観客を芝居を俯瞰せざるを得ない状況に追い込み、思考させるという作戦とみた!

リーディングカフェ


そんなシナリオを手に、リーディングカフェは始まった。

参加者は10人ほど。元アナウンサーだったというプロの女優さん、木内琴子さんの和やかなナビゲーションで、まずは自己紹介。それぞれが今ハマっていることを話すうちに緊張感がほぐれてきた。

発声練習


ほぐれたところでいよいよ声の出し方をやってみる。
 ①腹式呼吸
 ②喉を楽にするためにあくびの喉で声を出す練習
 ③口の体操
 ④肩、首、を回す
 ⑤発声練習 ア 口を縦に指が2本入る位あけて
       エ アを少し横に広げる
       イ エを力いっぱい横に広げる
       ウ 口を思い切りすぼめる
       オ ウから指一本ぶんあけて
  ポイントは目を見開きながらやること
  アエイウエオアオと50音やる
 ➅早口言葉をゆっくり話す
個人的には②のあくびの喉で声を出すというのが具体的ですごくわかりやすく、素人の私でも大きくていい声が抵抗なく出てきてびっくり。やっぱりコツってある。

本読み


ナビゲーターの木内さんが各シーンの説明をして、そこを3人~5人くらいで読んでいくというスタイル。

同じ役柄を次のシーンでは別の人が読むのがおもしろい。私はどんな風に読もうかなと思っているうちに自分の番が…知らない人ばかりの中で超緊張。

ちょっと怖かったけど、終わってみるとかなり楽しかった(^^♪
参加してる皆さんもとても楽しそうで生き生きと演じていた。何というか、演技には本当にその人らしさが出る。演じるっていうほどのこともない本読みだから余計にそうだったかもしれない。自由に自分の感覚で演じればいいから、ワクワクした楽しさが伝わってきた。声の出し方、トーン、明るさ、暗さ、しゃべり方、笑い方、怒り方…、その人にしかできない演技。

こんな風に、自分らしさを表現できた時、私たちは生き生きする。


私たちは小さい頃から、知識が足りないから勉強するように言われて育ってきたから、自分は十分でないと思ってきた人が多い。でもほんとは20歳をすぎた大人だったらもうすでに十分持っている。ここはダメだから捨てようとか、ここは足りないから補おうとか考えず、ただ丸ごと受け入れて、自分らしさを表現した時が一番ラクで楽しい。

野菜や穀物が皮をむかず、丸ごと全部食べる時に最もおいしくて、最も体にいいのと同じように。

映画を作るのは料理と似ている。集まった食材たちの良さを引き出して、その良さが生きる味付けをするところ。

どっちもチャレンジだけど、チャレンジして妄想し続けるよーー。人生は短いからね!

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場所   自然食品店富士グリーン2F
     富士宮市北町4-14
会費   3000円(税込)








自主製作映画クランクイン!

目安時間:約 4分

あなたは死ぬまでに一度はやってみたいことある?

世界一周旅行、ステージで歌を歌う、南の島に住む、高級ブランド品を値段を見ずに好きなだけ買う…考えただけでワクワクしてくるようなこと。

私が死ぬまでに一度はやってみたいことは映画を作ること。
以前行っていた営業塾で、できるかできないかとか抜きにしたら何をやってみたい?と聞かれた時にふと思いついたこと。

映画は大好きで、本が大好きで、時間があればずっと浸っていたくて、いつか自分も物語を作れたらいいなと漠然と思っていたけど、いいなっていうくらいで作れるような甘いもんじゃないって思ってた。

でも営業塾で、「やっちゃえばいいじゃん」とたくさんの人が背中を推してくれて、そうか、ヘタでも甘くても何でもいいから作っちゃえばいいじゃんと思った。

それからちょうど一年。今日、私の映画「猫のいたずら」がクランクイン!

三日くらいで一気に書き上げた脚本を元に、映画のえの字も知らないのに作ろうと思った私につきあってくれる仲間たち。

自分の中には漠然としたイメージしかないから、構図も光も絞りも全部現場で撮影監督と相談する。イメージって自分一人で考えてると想像通りの画像にしかならないんだけど、誰かと一緒だと想像もしなかった画になるのがすごい。人の感性がぶつかる時に化学反応が起きてるんじゃないだろうか。

撮影の仕事なんてみんなしたことないのに、それぞれの工夫でプロ顔負けの仕事をしてくれる。人の潜在能力は本当にスゴイ。やろうと思ったら何でもできるってホントーにホントなんだ。

機材はもちろんほとんどなくて、カメラマン持参の一眼レフカメラに手作りのレフ板、手作りの照明、手作りのカチンコ、手作りのスタビライザー、そして素人の役者さん。

でも、これ使えばできるんじゃない?こっちはこうしてみたら?ってみんなの頭にひらめきがバンバン浮かんでくる。

この構図でこの絞りで撮るとこんな映像になるんだ!
仲間たちは、そんなことも知らない私に驚いたはずだけど、バカにすることもなくニコニコ笑っていてくれる。

映画製作ができるなんてちょっと前まで思いもしなかったのに、こうして第一歩を踏み出すことができた。みんなで一つ一つ作り上げる作業が本当に楽しい。夢のように楽しい。

やりたいことをやることは、心を育てるごはんのようなものだって聞いたことがある。

ごはんを食べて体が育つように、心を育てるにはやりたいことをやること。やりたいことをやっていると元氣になる。元氣は元の氣(エネルギー)と書くように、エネルギーの源なんだって。

映画を作っていると体の中からアイデアやエネルギーがどんどん湧いてくるのはそのせいなんだね。

手探りで始まった映画製作。どんなことになるか分からないけど、楽しい予感しかない!

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猫のいたずら制作委員会
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看板とレフ板を作ろう

目安時間:約 3分

知り合いに頼まれて商店街の映画イベントに出店することになりました。

 

ショートムービーを撮ろうというイベントです。

ショートムービー作りのイベント準備

シナリオを作るには

カチンコを手作り

 

映画作りの雰囲気だけでも仲間うちで盛り上がりたくて子供に楽しんでもらえるように、前回はカチンコを手作りして一人で超盛り上がってしまった。

 

調子に乗って、今回は看板とレフ板にチャレンジ。

 

看板の縁取りには、百均で購入した黒のOPテープと白のビニールテープを使って、フイルムのイメージを演出。

 

まず、黒のテープを画用紙の端に貼り、次に斜めに白テープを貼っていくだけ。適当な感覚で貼っていくんだけど、だんだん間隔が広がっていってしまう…。早く終わらせたいという気持ちが無意識に間隔を広げちゃうみたい(^^)せっかちな性格が出ちゃうね。

 

ポップ文字を書くのは大好き。中学の時に美術でポスターを書く時にゴシック体などを習ったことを思い出す。大好きだったなあ、あの授業。

 

次に作るのはレフ板。早速ネットで作り方を検索。なになに、2枚の白いボードの一辺をテープで貼り、裏面には銀テープを貼りつければOKなんだね。百均で材料が揃うんだ。よし、百均に行ってみよう。

 

ネットでは発泡スチロールでできたカラーボードで作るってのっていたので探したんだけど、見つからない…。代わりに白いプラスチックのちょっと厚みのあるボードがあったので、まあこれでいいか。あと銀テープ…、水回りに使うアレだね。

 

家に帰っていよいよ制作!

 

ボードの長い方の辺を、動域を少し設けてテープで貼り付ける。お、いい感じ。

 

じゃあ、銀テープを貼っていこう!端から順に…いい感じいい感じ。あれ?足りるかな?

とりあえず真ん中まで貼ったら、逆側から貼ってみるか…。

あああ!やっぱりほんの少し足りない…。

 

でもこれだけ貼ってあれば十分反射するな。光を反射するという目的は達せられるに違いない。見た目はイマイチだけど、気にしない気にしない!(^^)!

 

次回は募集のポスターとスタッフの行程表を作ります!

カチンコを手作り

目安時間:約 2分

知り合いに頼まれて商店街の映画イベントに出店することになりました。

 

ショートムービーを撮ろうというイベントです。

ショートムービー作りのイベント準備

シナリオを作るには

 

素人が撮る動画だから大したものにはならないだろうけど、せっかく来た子供たちに雰囲気だけでも味わってほしい。形だけでも。そんな気持ちで作ったのがこちら。

シーン番号を記載するためのカチンコ。これで開始の時にカチーンとかやったらテンション上がりそう!編集なしのワンカットだから本当は必要ないんだけど、でもやっぱり映画と言えばこれでしょ!

 

材料は100均で購入した黒板と角材。角材に黒と白のビニールテープを巻いて、ああ!いい感じ!

 

ところが接続部が難しい。最初は蝶番で止めようと思ったけどうまくいかず、ネットで作り方を検索するも、検索ワードがまずいのか全然見つからず途方に暮れてしまった。そこで大工の友人に聞いてみると…。

 

手順①上の角材の接続部の下部をを丸くする。

手順②カチンコが合わさった部分をベニヤ板で挟み、動かない方(下)にビスで固定する。

手順③上の角材とベニヤ板をボルトで貫通させる。(この時ボルトは細くてもいいけど、穴が緩すぎるのはダメ)

 

さすがプロ。この手順で作ってみたのかこちら。

これがうまく動くのだ~!(^^)!「カチーン!」いい音~!

明日はレフ版を作ろう!

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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