先日三島で、プロの俳優さんのナビゲートで、演劇の台本を声に出して読んでみるというイベントがあって、覗きに行ってみた。
SPACという静岡芸術劇場の専属劇団があり、そこの方が企画しているらしい。
私には映画を作りたいという妄想があるんだけど、実は演技のえの字も知らないド素人。演技のことやシナリオのことを勉強したくて参加した。
シナリオは「セチュアンの善人」
脚本はブレヒトというドイツの劇作家の代表作と言われる「セチュアンの善人」
3人の神様が善人を探しに荒れた地上に降り立ち、宿を提供してくれた心優しい娼婦シェン・テに謝礼金を渡す。そのお金を元手に彼女は商売を始めるのだが、
生活が苦しい人たちを優先したので経営が上手くいかない。そこへ敏腕経営者のいとこが現れ…。というストーリー。
SPACではRITA &RICOというタイトルで上演されてる。
このブレヒトって人は、 舞台上で革命を起こしても現実では革命は起きないことを思い知り、舞台を観た人が現実を変えたくなる方法「異化効果」を思いついた人なんだとか。
異化効果???何だか難しくなってきた(^^;
ナビゲーターによると、異化=見慣れたものを見慣れないものにすること。例えば演技の途中でナレーターのように話し出すとか、急に歌いだしたりするのが特徴なのだそう。
演劇のことはまーったくわからないけど、物語の中から一歩外に出ちゃうような演出で、観客を芝居を俯瞰せざるを得ない状況に追い込み、思考させるという作戦とみた!
リーディングカフェ
そんなシナリオを手に、リーディングカフェは始まった。
参加者は10人ほど。元アナウンサーだったというプロの女優さん、木内琴子さんの和やかなナビゲーションで、まずは自己紹介。それぞれが今ハマっていることを話すうちに緊張感がほぐれてきた。
発声練習
ほぐれたところでいよいよ声の出し方をやってみる。
①腹式呼吸
②喉を楽にするためにあくびの喉で声を出す練習
③口の体操
④肩、首、を回す
⑤発声練習 ア 口を縦に指が2本入る位あけて
エ アを少し横に広げる
イ エを力いっぱい横に広げる
ウ 口を思い切りすぼめる
オ ウから指一本ぶんあけて
ポイントは目を見開きながらやること
アエイウエオアオと50音やる
➅早口言葉をゆっくり話す
個人的には②のあくびの喉で声を出すというのが具体的ですごくわかりやすく、素人の私でも大きくていい声が抵抗なく出てきてびっくり。やっぱりコツってある。
本読み
ナビゲーターの木内さんが各シーンの説明をして、そこを3人~5人くらいで読んでいくというスタイル。
同じ役柄を次のシーンでは別の人が読むのがおもしろい。私はどんな風に読もうかなと思っているうちに自分の番が…知らない人ばかりの中で超緊張。
ちょっと怖かったけど、終わってみるとかなり楽しかった(^^♪
参加してる皆さんもとても楽しそうで生き生きと演じていた。何というか、演技には本当にその人らしさが出る。演じるっていうほどのこともない本読みだから余計にそうだったかもしれない。自由に自分の感覚で演じればいいから、ワクワクした楽しさが伝わってきた。声の出し方、トーン、明るさ、暗さ、しゃべり方、笑い方、怒り方…、その人にしかできない演技。
こんな風に、自分らしさを表現できた時、私たちは生き生きする。
私たちは小さい頃から、知識が足りないから勉強するように言われて育ってきたから、自分は十分でないと思ってきた人が多い。でもほんとは20歳をすぎた大人だったらもうすでに十分持っている。ここはダメだから捨てようとか、ここは足りないから補おうとか考えず、ただ丸ごと受け入れて、自分らしさを表現した時が一番ラクで楽しい。
野菜や穀物が皮をむかず、丸ごと全部食べる時に最もおいしくて、最も体にいいのと同じように。
映画を作るのは料理と似ている。集まった食材たちの良さを引き出して、その良さが生きる味付けをするところ。
どっちもチャレンジだけど、チャレンジして妄想し続けるよーー。人生は短いからね!
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開催日時 毎月第4水曜日 AM10:00~14:00
場所 自然食品店富士グリーン2F
富士宮市北町4-14
会費 3000円(税込)