
こんにちは。とびらです。
ブログを読む時、まじめ一辺倒の記事と、ユーモアにあふれた記事なら、後者の方が読み続けたくなりますよね。
ユーモアのセンスを持っていない私ですが、笑いの原理を知って試行錯誤を重ねれば使えるようになる?
1笑いの原理
笑える記事を書くために、人はなぜ笑うのかをおさえておきましょう。
ギャップ

人は普段、次の展開を予想しながら生活しています。フライパンを火にかけたら油を入れて卵を焼くとか、ごみが出たらゴミ箱に捨てるとか。自分の中でこうなるだろうと思っているのです。それが思った通りにならない時に、自分の思い込みがはずれて笑えるっていう仕組みです。
フライパンで靴を焼くとか、ごみを店頭に並べるとか、予想と違うことを書くとアレっ?となるんですね。
緊張と緩和
緊張した状態を作り出しておいて、緩和させるというのも手法の一つ。例えばお葬式でお坊さんが転んだりすると、笑っちゃいけないと思うほど笑いがこみ上げてきてしまいますよね。その法則を利用するのです。
すごくシリアスな文体で面白いことを書いたり、リストラされたとか、ガンになったとかの深刻な話をご機嫌な調子で書くなど。
ギャップの効果を高める働きもします。
フリとオチ
よりギャップを際立たせるため 重要なのが「フリ」。フリとは状況や設定を説明すること。結末「オチ」を効果的にするために、しっかりしたフリで土台をかためるのがおもしろい話のコツです。
ギャップを大きくするための3つのフリ方
・結果を予想させる
状況、場面をしっかりと設定すれば見る方は結果をイメージしやすい。
例えば家でくつろぐ熟年夫婦のもとへ、スーツ姿の緊張した若い男性が訪問する。夫婦には年ごろの娘がいるという設定にすれば、もしかして「お嬢さんをください」と言いに来たのか?と想像できます。そこで若い男性が「奥さんをください」と言うとギャップが生まれます。
・オチがわからないようにする
オチが予想されてしまえばギャップは生まれません。
・長くしない
フリを長くするとオチに対する期待が高まってしまい、効果が薄れてしまいます。
ボケとツッコミ
ボケはギャップを作り出し、ツッコミはそれをフォローする役割。ボケは期待を裏切る言動や行動をして読者の予想をひっくり返します。ツッコミはボケを強調するために、おもしろい例えでツッコんだり、全否定してみせたり、わざと知らんぷりしたりします。
吹き出しを使うと臨場感が出ます。
2笑いのこころ
三代目桂米朝がマクラ(前置き)で語った言葉に
噺家はアホではできまへん、かしこかったらなおできまへん。
というのがあります。
人の思い込みをはずすには頭の回転の良さがもちろん重要だけど、もっと重要なのは、自分のアホでサイテーにOKが出ているということ。話の面白い人はたいてい自虐ネタで自分の欠点を笑いに変えています。そのためには、自分を客観的に見ることが大事です。
自分を客観的に見るメタ認知能力を高める方法はこちら→メタ認知で心を動かす文章を書く
自分のアホにOKを出す方法はなぜブログがうまくいかない最低の時がチャンスなのかにまとめています。
まとめ
クスっと笑える記事を書くには、笑いの原理を理解して、実践あるのみ。でも自分を飾っていては面白い記事は書けないということですね。

こんにちは。とびらです。
人はどんな時に「私は何のために生きているんだろう?」という疑問が浮かんでくるのでしょう。
病気になったり、大事な人が亡くなったり、リストラにあったり、いじめにあったり…など、辛いことがあった時ではないでしょうか。
何のために頑張るのかわからない、空しい、何かが足りない…。
そもそもなんで頑張らなきゃいけないんだろう?
あーなんか哲学的になってきてしまいました。
難しく考えるのをやめる
辛いことに直面した時、人は難しく考えてしまいがちです。思い込みや期待が頭の中に渦巻いて、迷路のようになっています。問題を解決することだけを考えているので、人間本来の義務である楽しむことを忘れてしまうのです。
考えることは専門家に任せて、真面目になるのをやめてみましょう。自分が楽しくなれそうなことを思い浮かべてみるのです。
こんな辛い時に、楽しくなれそうなことなんて考えられない。
そんな時は、好きなものを見るだけでもいいのです。
好きな映画やTVを見たり、好きなゲームをしたり、好きな音楽を聴いたり。そしてそれを思い切り「好きだーーー」と味わってみましょう。
こんなに苦しい時に自分の好きなものを味わうなんて不謹慎だ!好きどころじゃないよ!という気持ちが湧いてきたら、それも受け入れます。「そんな気分じゃないよね、大変だよね。」といたわってあげましょう。
そうすると、好きなものを少しづつ味わえるようになります。好きなものを味わえるようになると、楽しむことを思い出します。
楽しい時に何が起こるか
人は楽しくてたまらない時、時間も忘れて夢中で遊びます。楽しすぎてやめたくてもやめられない。何がそうさせるのでしょうか?あなたが一番楽しいことをしている時を想像してみてください。
始める時どんな気持ちですか?やってる最中はどんな気持ちですか?終わりの時間が来た時どんな気持ちになりますか?
私は工作が大好きです。洗面所の物入れを改善しようと考えるとワクワクします。棒切れや布、板などでイメージのものを作ろうと思うといてもたってもいられません。夜中でも始めてしまいます。
こうしたらどうかな、こうやったらもっとうまくいくかも、ここのネジをこうやってみようと、どんどんやりたいことが湧いてきます。明け方になってもう寝なきゃと思っても、完成品が見たくてやめられません。
その時に、なぜ私は工作をしているのだろうとは考えません。ただやりたいからやるだけなのです。
結果ではなく過程を楽しむ
人は苦しい時、生きるための拠り所が欲しくなります。自分のしていること、人生に理由が欲しいのです。だからもしあなたの人生が楽しくて仕方のないものになれば、人生に意味を求めなくなります。
人生が楽しくて仕方ないなんて、ごく一握りの人達が言えること。そう考えるのは当然です。私たちは、「やりたいことだけやるなんて無理」と繰り返し刷り込まれてきたんですから。
でも、ずば抜けた才能のある人、コネや伝手のある人だけが好きなことで生きていけるわけではないのです。好きなことをやっていれば、誰でも宇宙の豊かさにアクセスできるのです。詳しくはこちら→好きなことでは稼げないってホントなの?
好き、楽しい、ワクワクするという気持ちを味わっている時、結果のことは気にしていません。それが、あなたの人生を楽しくて仕方のないものに導きます。
まとめ
人は楽しんでいる時、最も創造性が発揮されます。色んなアイデアが浮かび、自分にしかできないことが次々と浮かんでくるのです。結果的に自分を最大限に生かすことができます。
もしかしたらそれが人生を生きる意味かもしれません。

こんにちは。とびらです。
SFオタクを満足させてくれるだけじゃなく、思いを実現するための法則を学べる、一粒で二度おいしい映画のレビューです。
感謝するとうまくいくとか、潜在意識を使えばうまく生きられるとか言われても、ただの妄想でしょ?と思ってしまう時がありますよね。そんな時この映画を観ると、無意識が持つ力を再認識できます。
無意識の存在を信じることが成功につながる
無意識、宇宙の意志、神、地球外生命体?呼び名はわかりませんが、映画、特にSF映画にはこの存在が描かれることが多いんです。たいていは望みを叶える存在として。
あらすじ
舞台は近未来の地球。食糧難で人類は滅亡の危機にあり、主人公クーパー率いる宇宙飛行士たちが、人類の永住の地を求めて宇宙に探索に出かけるというストーリー。発端となるのが、クーパーの幼い娘が寝室で本棚の本がバタバタと落ちる現象をたびたび見て、強く興味を惹かれること。
そこからすべてが始まり、地球の運命を動かしていきます。クーパーと娘の強い思いが、空間も時間も越えて永住の地を見つけ出すのです。
ガチSF映画の根底に流れるもの
この映画は、SF映画の金字塔と言われる「2001年宇宙の旅」や、1997年公開のSF映画「コンタクト」とオーバーラップするところが多く見られます。3作品とも、根底に何かの意志が働いていることも共通しています。
思うにガチガチのSFものって、宇宙の意志なのか、地球外生命体の意志なのか、神の意志なのかわからないけど、そういうものがストーリーの根底にあることが多いような気がします。エヴァンゲリオンなんかもそう。
なぜなのか考えてみると、SF=科学の作り話ってことだから、科学でまだ証明されていなものや、なぞとされているものの話が多くなります。科学は人間の目に見えないものや聞こえないものの正体を次々に明らかにしてきて、意志もエネルギーということがわかってきてる。
エネルギーは物質を動かします。
宇宙を動かしているエネルギーが意志だということはまだ証明はされていないけど、そうだと考えると科学のルーツを考えるとすごくしっくりくるんです。なぜなら近代科学はキリスト教から生まれたと言われているから。
神が宇宙を作ったのなら完璧な法則があるはず、との信念に突き動かされた神学者たちが、実験や観察をくりかえして法則を発見していったのが科学の始まりなのです。運動の三法則で有名なニュートンも神学者でした。
意志を神ととらえているのが宗教ですが、科学を突き詰めてそこへたどり着いたと考えると、格好のSF映画のテーマになるのでは?
人類を永住の地へ導く存在とは?
クーパーが娘に早く会いたいからタイムロスの多い星は行きたくないと言えば、同僚のアメリアは恋人のいる別の星に行きたいと言う。プロジェクトの頭脳である教授は人類が生き残らない前提でプランを立てているし、天才博士は自分が生き残るために他人を犠牲にする。
誰も人類のために行動してないじゃん、人類のために戦えよ、自分のことばかり考えてるんじゃねえよ!と叩いて見せながら、実はそんな声に耳を傾けるな!と言っています。
思いが独善的だろうが博愛的だろうが欺瞞だろうが自己愛だろうが「意志」は評価や判断することはなく、ただその強さだけを受け取ります。娘や恋人を救いたい気持ちは、顔も知らない人類を救いたい気持ちよりずっとずっと強い!
その強い思いがクーパーを、時間も空間も越えさせて、発端となった娘の寝室の本棚とつながらせるのです。クーパーからメッセージを受け取った娘は人類を救い、永住の地へ橋渡しをする…。めっちゃいい話じゃん。
まとめ
思いを実現する法則はとてもシンプルです。この映画では、人類の存続と個人的な望みという難しい選択でも、シンプルに考えていい、自分が心の底からやりたいことをやった方が、無意識とつながることができると言っています。無意識は、望みを思い通りの形でなくても最終的には、想像を超えた形で実現してくれるよと。
映画や小説は物語を通して、手を変え品を変え、思いは実現することを私たちに伝えようとしてくれています。

こんにちは、とびらです。
考えていることは現実になるというけど、実際アフィリエイトで稼ぎたいと思っている人の5%しか稼げてないっていうじゃない?望んでいることが現実になる人と、ならない人の違いってなんだろう?
あなたはもう必要なものはすべて持っている
私達は小さいときから、両親や学校の先生から「あなたには足りないものがあるから勉強するように」と言われてきましたよね?今はネットであなたに足りないのはこれだ、あれだ、そのために教材や塾が必要だと言われます。自分には足りないものだらけだと刷り込まれてきました。
実際には必要なものはあなたの無意識の中に全部あるといいます。全ての人が繋がっている無意識の世界は無限で、ATMのように何でも簡単に引き出すことができます。人間の脳は、善と悪や幻想と現実などには関係なく、脳にある思考の中から一番多いものを現実化する性質があるんだそうです。グーグルがあなたが買った物に関連した広告を表示するのと同じように。
だから脳みそを「私はお金を持っている」という思いでいっぱいにすれば、「お金を持っている状態」が無意識から引き出されます。もし「お金がない」という思いでいっぱいなら「お金がない」状態が引き出されるというわけです。「足りない」思考が「足りない」現実を引き出しているのです
感謝することより努力する方が大事?
そんなに簡単ならだれも努力してないよ、感謝したからってごはんが食べられるようになれるわけじゃないでしょ?と誰だって思いますよね。確かに従来の常識だと、思考には大した力はなくて、何かを実現するには努力して、コントロールして、行動を起こさなくては何も変わらないとされていました。
でも近年、量子力学の世界で新しい概念が主流になりつつあるのです。人は自分が見ているものすべてに影響を与え変化させることができること、つまり私たちの意識には大きな力があることが科学で証明されたからです。2015年に科学雑誌のネイチャーでこの世界を驚かせる研究が紹介されました。
その研究によって、私たちが自分の中にある考えに意識を集中すると、宇宙のエネルギーのさざ波を起こし、遠く離れたものに影響を与えることが証明されたんです。
すべてに感謝する
でもなりたい状態のことを思うだけ、といっても難しいんですよね。うまくいってないことがすごく多いから、そちらに気をとられて、うまくいってないことで脳がいっぱいになっちゃうんです。うまくいってないことを考えないようにすればいいんだけど、考えないようにしようと思っても浮かんできてしまいますよね?
考えないようにできる方法が一つだけあります。それが、すべてに感謝することです。
今こうして息をしていること、ごはんが食べられること、寝るところがあること。いい事だけじゃなく、健康診断でひっかかったこと、自分をいじめている人にでさえも感謝することです。一日中、感謝できることを探すのです。感謝するということはうまくいってるということです。だから感謝すると、うまくいっていることで脳を満たすことができるのです。
感謝の気持ちで世界を見る
自分の身近なものや、当たり前に思っていたものに感謝しはじめると、体がほんわかとあたたまってきて、泣きたいほどうれしい気持になることも。感謝すればするほど、感謝できることがどんどん見つかるようになり、周りが美しく、素晴らしいものに見えてきます。それだけでも感動するのに、この感謝の振動は現実の世界を変える力があるんだからびっくりです。
雑音を退ける
感謝することをはじめると一つ問題が出てきます。自分の中にいるもう一人の自分が、強烈にダメ出しするのです。「お前には努力が必要だ、お前はダメだ、うまくいきっこない、バカなことばかり言ってないで現実を見ろ」頭の中で四六時中この言葉が鳴り響きます。必ずです。
この声を聞いてしまうと、エネルギーの電波に雑音が入って無意識とつながれなくなってしまいます。感謝できないと不機嫌になり、雑音がより多く入ってきてしまいます。雑音が聞こえてきたら、感謝できる事を残らずあげて雑音が聞こえないようにしてください。
まとめ
あなたの夢を実現するのに必要なのは、毎日猛烈に感謝することだけです。
騙されたと思って30日間やってみてください。
もっと詳しく知りたい方はこの本がおススメです。
ガイドブックにどうぞ。
こんにちは。とびらです。
生田斗真主演の「予告犯」を観ました。2015年公開の映画なのでDVDでの鑑賞です。この記事では映画の核心に触れているため、謎を推測できてしまいますのでご承知おきを。

映画のテーマ「小さくても、人のために人は動く」について考えてみました。
思いに人は動かされる
「予告犯」は、ネット動画上で犯行を予告し実行する通称「シンブンシ」の物語。法律には触れないけれど人を騙したり、人としてのの尊厳を踏みにじる者たちを制裁する彼らに、世間は注目するようになります。彼らは自らも自分の尊厳を守れず、一般社会からドロップアウトした若者達でした。
彼らが動画投稿を始めたのは、一緒に働いていた一人の少年が亡くなったことが引き金でしたが、行動の源になったのは、彼らの鬱屈した心をほぐした少年の思いでした。
自分を突き動かす思い
少年はフィリピンから腎臓を売るという大きな犠牲を払って、日本に来ていました。何が彼をそこまでさせたのか。それは「お父さんによく来たねといってもらいたい」という思いでした。映画の中で少年は無垢な存在として描かれていました。好奇心が旺盛で疑うことを知らない幼い子供のまま成長した少年。
少年が父に会いたいと強く願うことができたのは、計算や恐れがなかったから。父に会って得られる何かとそのために払う代償を比べるとか、父が自分に会って喜ばないかもしれないとか。少年の中の無垢なものは、人間が誰でも心の奥底に持っていて自分らしさを思い出させてくれるものです。
それが周りの人たちを動かしたのです。
わかりやすいほうがいい
人は自分の本当の望みに気付いてない事が多いですよね。辛い境遇にあれば、自分を捨てたお父さんのせいにして恨んで「会いたくない」「仕返ししよう」と思ってしまうことが多いでしょう。積年の恨みが凝り固まって、心の底では「会って自分を認めてもらいたい」と思っていても気付けません。
少年はそれを軽々と越えてしまうんですね。少年の言う「僕は頭が悪いから、難しいことは考えられない」ことで越えられるなら、ある意味最上の方法なんじゃないでしょうか。バカになって難しい事は考えないことが。
人に伝える
シンブンシ達と少年が夢を語り合うシーンがあります。そこで語られた少年の夢「お父さんに会いたい」はシンブンシたちが引き継ぎ、動画配信で世間の注目を集めたことで、少年がもう亡くなってしまっても叶いました。
主人公も自分の夢を語った時、自分が何を望んでいるのか明確になりました。だから少年が死んだ時やりたいことが頭に浮かんできたのです。彼の夢も少年の夢を叶えることで叶いました。誰かに伝えたあの時、夢が実現への一歩を踏み出したのです。
その他のみどころ
動画配信によるサイバーテロがこの映画の表舞台ですが、全編を通して描かれるのは人間同士が心でつながるという超アナログな世界。警察とのサイバー戦争を期待して観た人もいい意味で裏切られるはずです。主人公のゲイツの在り方も、演じる斗真君もめちゃかっこいい映画です。
戸田恵梨香演じる警察のエリートが、次第に主人公と心を通わせていくのも見どころなのですが、斗真君の抑えた演技が光っていただけに、彼女の軽すぎる演技はかなり残念でした。もう少し釣り合いの取れるキャスティングはなかったのか!
まとめ
「小さくても、人のために人は動く」の「小さくても」は小さくなんかない、時には自分の存在よりも大きいこともあります。自分の中にも無垢なものがあるか、何の計算も恐れもなくやりたいことに向き合っているのか、考えるきっかけになる映画だと思います。