こんにちは。とびらです。
実家の母はいつも問題を抱えています。昨日の問題は、針灸治療院で隣の患者さんが8つお灸をしてもらっていたのに、自分は4つしかしてもらえなかったこと。「同じ料金なのに損してる」というのが彼女にとって大問題です。
母の頭の中は「お灸の数が少ない」ということでいっぱい。「治療内容は人によって違う」とか、「お灸の数で良し悪しが図れるものではない」という考えが入る余地はありません。
常識を疑え
人は、自分の常識でものごとを見ます。「お灸の数が重要だ」という常識を持った母は、今回の出来事を最悪の事態とみなします。もし「数ではなくて、少なくても置き場所が重要だ」という常識を持った人なら、この出来事は問題にはなりません。
天はいつもその人にピッタリの問題を与えるといいます。何か困ったことが起こる時は、自分の常識を疑え!というサイン。大問題だと感じた母は、「お灸の数が重要」という今までの常識を変える必要があるということです。
常識を捨てるために必要なもの
問題が起こる時は、今までの常識を捨て去る大きなチャンスです。でも常識を捨て去るには勇気が必要です。新しい考えが正しいかどうかわからないのですから。そんな時、必ず今よりいいものが入ってくるという安心感があれば捨てることができます。
安心感を得るには「今持っているものに感謝する」だけでいいのです。
・針灸を受ける時間とお金を持っている。
・この場所までたどり着くことができた。
・隣の患者さんを見る視力を持っている。
・プロの治療をこんな近所で簡単に受けられる。
・痛いのに一生懸命体が働いてくれている。
・この年まで生きてこられた。
母はこんな風に持っているものをあげることができるでしょう。
人生の99.9%の順調なことを意識する
私たちは「何かが足りない」と思うと直ちに「今持っているもの」を見失ってしまいます。
でも、人生の99.9%で、物事は順調に動いています。歩くこと、息すること、食べること、食べ物を消化すること、排泄すること、解毒すること、心臓を動かすこと、傷を治すこと、暑さ寒さから身を守ること…、意識もせずに全てがうまく運んでいます。
こう考えると、たった0.1%の順調でない部分をずっと考えるなんてばかげていますよね。99・9%の順調な事に意識を向ければ、感謝しなくちゃなんて思わなくても、感謝の気持ちがごく自然に湧いてきます。
もう常識は変わっている
さあ、これで今までの常識を捨てる準備ができました。でも実は、感謝するようになれば、あなたの常識はもうすでに変わっているのです。新しい常識で問題を眺めてみてください。もう問題と感じることはなくなっているはずです。
まとめ
全ての問題は「感謝のエネルギー」を手にするための宿題です。
「わたしはダメだ」「このままじゃどうにもならない」「なんてかわいそうな私」と「足りない」を繰り返してしまう時もあるでしょう。自分を責めずに、また「足りないゲーム」をやってるなと観察し、順調な事に意識を向けてみてください。
こんにちは。とびらです。
昔から凡ミスが多い私は、実家の店を手伝っている頃、釣銭を間違え、取引先への支払い期日を忘れ、お客さんの注文を発注し忘れるという、仕事できない人間の筆頭でした。
仕事を辞めた今もそれは健在で、先日大きなミスをしてしまいました。
不完全な自分を認めよう
4月の始めに税務署から手紙が届きました。昨年度の確定申告は2月中に終えていたので問題はないはず。「お尋ねしたいことがあるので電話ください」という内容だったので、電話をかけてみました。
ところが担当者からの話によると、送った封書の中には領収書だけが入っていて申告書が入っていないとのこと!真っ青になってしまいました。
昨年度はふるさと納税の寄付金控除に加えて、医療費控除もあったので、かなり税金が戻ってくる予定だったのでショックを隠せません。
信じられない私は、申告書の控えを取り出して確認すると、控えと一緒に判を押した申告書があるではありませんか。オーマイガー(´;ω;`)抜けているにもほどがあります。情けなくて泣きたいような笑いたいような。
でもなんとなんと!担当の方は、「申告書を届けてくれれば大丈夫ですよ」と言ってくれたのです。神ですか????完全にこちらのミスなのに、一切責めたりもせず嫌な顔もせず(見えませんが^<^)手続きをとってくれたのです。
こんなに優しくされていいんだろうか…。あまりの幸せに、逆に信じられない気持ちでいっぱいでした。担当の職員さん本当にありがとう✨
欠けている部分は補ってもらえる
今回の出来事で思ったのは、「私が仕事ができなくても誰かが助けてくれる」ということです。だったら、できない自分を責める必要もないなと。
仕事をしている時、今回のようなバカなミスをすると、できない自分をすごく責めていました。何とか改善しようと頑張りましたが、残念ながらできる人間になれませんでした。
仕事ができない自分を許すことができなかったので、周りの人も許してくれるはずがないと思っていました。周りの人に許されないと困るので、ミスを誰かのせいにしたり、責任逃れしようとしたり、必死で頑張っていましたねー。
実際はできないと認めるだけでよかったのです。できないことは誰かに助けてもらって、できることをやればよかったんです。こんな風にいつだって、誰かが喜んで助けてくれるんだから。
欠けているからむしろいい
西シベリアに住むネネツ人の伝説に、こんなのがあります。
シベリアの地を北にオーロラをくぐって進んで行くと、一本足の民族がいました。彼らは一本足なので一人では歩くことができません。なのでそこでは、二人がペアになって肩を組んで歩くようになりました。
すると風のように走ることもできるようになりました。でも二人が別れると一本足に戻ってしまうから、また歩くことができなくなってしまうという話です。
人間はみんな不完全なもの。欠けているところを補い合えば、一人でいるよりずっといい仕事ができるし、お互いを助けることで幸せを感じることができます。誰かを助け、助けてもらうことがどんなに幸せなことか。
まとめ
自分で全部やろうとすればするほど、辛いし、仕事の質も良くなりません。自分が不完全なことを認めてしまいましょう。自分が不完全なことを認めれば、他の人が不完全なことも簡単に許すことができます。そうするとすごく楽になります。
楽になると視野が広がり、違う景色が見えてきたりするものです。新しいアイデアが湧いてきたり、周りの人に感謝の気持ちが湧いてきたりするかもしれません。その時、小さな自分にとらわれている仕事のできない自分はもうどこにもいません。
できないことがあっても、欠けている部分があってもいいんです。欠点があるからむしろ愛されるのです。欠点があることが素晴らしいのです。
こんにちは。とびらです。
息子が高校の部活でテニスをしています。インターハイの予選が始まる一番重要なこの時期に、腰を痛めてしまいました。高校に入って一年間、インハイのために頑張ってきただけに「なんで今なの?なんで俺なの?」と思わずにはいられない様子。
人生には予期せぬ事がおこります。もしかしたら何かを得るために天が与えているでは?
アクシデントは受け止め方しだい
腰のケガは腰椎分離症という腰椎の疲労骨折です。「最低3か月間運動を休まなければ腰椎が離れて、大人になってから腰痛に苦しむことになってしまう」と整形外科の医師から言われました。
昔から腰痛があり、痛む時は1~2週間休み、ハリや整体で調子を整えて練習を再開していました。でも今回は歩くこともできなくなるほど痛みが強くなってしまいました。
常識とサイン
部活の顧問の先生は、「長期休養するとせっかく積み上げた練習が無駄になるし、試合経験を積めるチャンスを逃すなんてもったいない。医者はみんな休めと言うけど、休まないでやってる選手も多い。」と痛みが引いたら練習に復帰するようすすめます。
顧問の先生の言う事は、息子や私を恐れさせました。「今頑張らなきゃ、インハイ後にもう勝てないのかな」と。でも普通に考えれば、歩けないほどの痛みなんて「休みなさい」という体のサインです。顧問の先生に従うか、体のサインに従うか…。
先生の言うテニス界の常識には違和感がありました。一生腰痛に苦しむリスクがあるのに続けるなんてどう考えてもヘン。一方、体のサインを聞いて休養することにもリスクがあります。他の選手に追い抜かれ、先生の評価が下がること。
捨てる勇気
腰痛にも苦しみたくないし、他の選手に抜かれたくない。今回のように両方を手に入れることができない時、どちらかを捨てるのはとても勇気がいります。でも捨てるからこそ入ってくるものがあります。
何か新しい考えやアイデアは、スペースが空いていないと入ってこれないのです。捨てるから変化できるのです。
流れに逆らわない
人は積み上げたものに固執しがちです。費やした時間、労力やお金が多ければ多いほど、それを取り返したい、見返りが欲しいと思うもの。
また変化も嫌う傾向があります。変わった先にあるものが、自分にとっていいか悪いかわからないから怖いし、今まで通り続けていれば手に入るものが、手に入らなくなるのも嫌。
でもケガをしたり、病気になったりと予期せぬアクシデントに見舞われた時は、大きな力が働いて流れを作っています。それは嫌な出来事のように思えても、最終的にはその人を必ずいい方向に向かわせるための流れです。
「人生万事塞翁が馬」ってやつです。流れに逆らってあがくよりも、流れを受け入れ、全てがうまくいくと信じて天に任せるのが得策です。自分に変えられないことを思いわずらう事ほど不毛なことはありません。
生かすか殺すかは自分次第
アクシデントそれ自体は、ただの出来事でしかありません。受け止め方次第で良くも悪くも感じます。良い面を見れば良い流れを引き寄せるし、マイナス面を見ればマイナスの流れが引き寄せられます。
痛みを我慢しながらだましだましテニスを続けることは、せっかく神様がくれた休養を受け取らないという気がしました。部活と勉強でものすごく忙しくしていたので、休んで余裕ができるのはいいこと。
自分を外から見つめるいい機会になるような気がします。テニスだけに縛られていた価値観が変わって他にやりたいことが出てくるかもしれないし、テニスをやりたくてたまらなくなるかもしれない。
どうなるかはわかりませんが、本人にとって一番いい道が、その先にあるに違いありません。
まとめ
二者択一で迷う時、
・世間の常識ではなく自分の直感を信じ
・捨てる勇気を持ち
・流れに逆らわない
曲がり角の先にはきっといいものが待っています。
こんにちは。とびらです。
マクロビオティックの料理教室で講師をしています。今期担当するのは「おもてなし料理」。この「おもてなし」の考え方がブログのアクセスアップにも役立ちます。
満足して帰ってもらうために
マクロビオテイックというと聞きなれない人も多いですよね。簡単に言うと、自然の法則に沿った食事法で幸せに生きるいう考え方です。
具体的には日本古来の伝統的な食品、食材を自然に調和する方法で調理し、個人の体質、体調に合わせて食べます。自然に沿った食べ方をすると、本来の自分になれて、自由に好きなことをして生きることができるという考え方です。
そんなマクロビオテイックの「おもてなし料理」は見た目の美しさや味以上に、もてなす相手が満足してくれることを考えて作ります。
相手を知る
まずは、もてなす相手を知ること。好みの味付け、食材、背の高い人なのか、太っているのか、体調はどうなのか、子供なのか、大人なのか、老人なのか…。
さらに想像力を働かせて、その人がどうなりたいと思っているのか探ります。陽気になりたいのか、気分を落ち着かせたいのか、痩せたいのか、胆力をつけたいのか…。
好み、体質、体調、なりたい状態は100人いれば100通りです。おもてなし料理は、その中のたった一人の人が、おいしく感じ、食後に体調が良くなったり、なりたい状態になれるように作ります。
自然を知る
生徒さんは、おもてなし料理コースの前にマクロビオテイックの基礎を学んでいます。そこで、食材が持つ性質、季節ごとの特徴、自然の法則を勉強しています。
例えば根菜類は体を温める作用があります。でも同じ根菜でも、大根は広がる陰性の性質があるのに比べ、ごぼうは締まる陽性の性質を持っていたりします。緑の葉物野菜はもっと陰性が強く体を冷やす作用があるとか、それぞれ性質が違います。
春は芽吹きの季節だから、人間の体も溜まったものが出やすく、吹き出物や鼻炎などになりやすい。それを癒すものを自然はちょうどその時期に提供してくれます。季節のものを食べるのにはわけがあるのです。
こんな風に、様々な特徴と性質を組み合わせて、自分の体質や体調に合った料理を作る勉強をしています。おもてなし料理コースは、その知識を駆使してもてなす相手を満足させる実践編です。
自分を大事にしない人は人をもてなすことができない
ところが知識があって、相手の情報が揃っても、「みてみて料理」を作ってしまう人が多いのです。「こんな料理が作れるの、スゴイでしょ」「これで体調良くなるんだよ、知らなかったでしょ」みたいに。
悪気があるわけじゃなく、むしろとても熱心で相手を思いやっているつもりなんです。でも、もてなされた方は「ああ、スゴイね…、勉強熱心だね。」と、何か違和感があり、心があたたかくならないんですね。
どうしてこうなるのでしょう?
それは「みてみて料理」を作る人というのは、自分に冷たくしたり、自分を責めたりして、自分を大事に扱っていないからなのです。そんな人は自分には魅力がなくて、努力がたりなくて、愛される資格がないと思っている人が多いんです。
自分で自分を大事にしていないと、大事にしてくれる誰かを探すことが最優先になってしまいます。もてなす相手のことを、実は自分を満足させてくれるかどうかという目で見てしまうんです。
そうすると、相手に満足してもらう事より、「私の作った料理をほめてほしい」「私の知識を認めてほしい」が優先してしまうのです。
本当の「おもてなし」は、自分を十分にもてなしていないとできません。自分が満たされて幸せじゃないと、本当には相手のことを思いやることができないのです。
こちらの記事で自分のもてなし方を書いています。→メタ認知で心を動かす文章を書く
まとめ
ブログでも「おもてなし」の心が大事です。相手を知り、自分にできることを知り、それを組み合わせて満足してもらえる記事を書く。満足して帰ってくれたら、次もまた訪問したいと思ってくれます。それがアクセスアップにつながります。
こんにちは。とびらです。
エンジェルスの大谷の勢いが止まりません。打者として3連続本塁打、投手として7回1安打無失点12三振の内容で2勝目を挙げています。大谷選手はゾーンに入っているとも言われていますが、なぜこんなに輝いているのでしょうか?
やりたいことを決して妥協しない
才能のある野球選手は、投げるのも打つのもどちらもできる人が多いといいます。実際、少年野球や中学野球などでは、エースで4番の選手が少なくありません。
でもプロになると、打者、走者、投手それぞれの働きを期待され、トレーニングを積みます。それだけ先鋭化しないとレベルの高いプロの世界で勝つことができないというのが常識です。
大谷選手がプロで二刀流を宣言した時、様々な助言や批判がありましたよね。常識破りだったからです。でも彼はどんなに批判されても、自分のやりたいことを決して妥協しませんでした。
メジャーに行く時も、彼は自分がのびのびと二刀流で戦えることを最優先にしていました。大谷選手の目的はメジャーに行くことでもなければ、野球選手として歴史を作ることでもない、大好きな野球を自分の好きなやり方で楽しむこと。
これこそが、彼をゾーンに入らせているのです。
なぜ好きなことをやっているとゾーンに入れるのか
やりたいことを何一つあきらめずにできたら、心は喜びで満たされます。そんな時人は周りのすべてに感謝の気持ちが湧いてきます。そして幸せと感謝の周波数に乗っている時、宇宙のエネルギーがどんどん流れ込んできます。
その人が必要なだけエネルギーが流れ込むので、大谷選手の場合、望みが大きいので入ってくるエネルギーの量が多いのです。これは誰にでも同じように受け取ることができます。大小にかかわらず、好きなことをやって楽しむだけで。
絶えず流れてくる疑いの声に耳を傾けない
宇宙のエネルギーは永遠になくならないし、絶対に失敗もしない。いつでもなみなみと与え続けてくれます。誰でも簡単に受け取ることができます。でもたった一つだけやってはいけないことがあります。
それは、自分の中や、周囲から鳴り響いてくる疑いの声を信じてしまうことです。これを信じてしまうと、とたんに楽しさがなくなります。ワクワクが消えつまらなくなります。この時にエネルギーは入ってこなくなります。
でもこうした声は、一見否定的なもののように感じますが、夢を実現するためには必要なもの。耳を貸さず自分の声を聞けるように鍛え、意志を準備させているのです。大谷選手は、常識や批判や助言にあれほどさらされたからこそ、今があるのです。
まとめ
パウロ・コエーリョの世界的ベストセラー「アルケミスト」にこんな一節があります。
この地上には一つの偉大な真実がある。お前が誰であろうと、何をしていようと、おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたものなのだ。それが地球におけるおまえの使命なのだよ。
だからおまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ。
大谷選手が今、私たちに見せてくれているのがコレかもしれませんね。
「アルケミスト」名作です。