白髪染めと美しさ

目安時間:約 4分

白髪染めをやめて2か月がたちました。

白髪が気になりだした40歳から10年ほど染めていたのですが、やめたいと思い始めて半年。やっとやめられました。関連記事はこちら⇒ありのままへの道白髪染めをやめました。

私の白髪は顔回りが多め。生え際から白くなってきます。以前はヘナで染めていました。ヘナは時間が経つとインディゴという黒く染める色素が退色し、赤みだけが残ります。

なので、根っこは白、毛先は赤という状態になっています。こんな感じです。

そこで少しでも赤みが目立たないようにグレーのマニキュアを入れてみることにしました。マニキュアをすると、白も赤もおとなしくなります。

私の白髪の割合は10~20%。白髪は多い部分と少ない部分があるので、白髪がメッシュのようになるのをイメージしています。顔回りに白いメッシュが入って明るくなればいいなと。

でもやっぱり気を抜くとだらしない印象になるんですよ。例えばドライヤーをさぼって髪につやがなかったり、結び方が雑だったり、ノーメイクだったりした時、すごく顕著に年齢が見えるようになったのです。

「きれいでいること」を意識する

若い時はけっこう無頓着にしていても、肌も髪もつやがあるのですが、50歳になるとそうもいきません。

若さの象徴の黒髪を手放したので、「きれいでいる」ことを意識していないと、実際の年齢以上に老けて見られてしまいます。そこで、今までは適当にしていたスキンケアやメイク、髪のケア、服装を意識するようになったのです。

以前出会って、私のモデルになっている「すてきなグレーヘアーの婦人」は、髪型も、持っているものも、着ている服もすごく個性的でした。「きれいでいること」「好きな自分でいること」を意識し続けてきたんだろうなと思うのです。

ありのままを愛する

顔や髪、肌を磨いて光らせたり、大好きな服を着ることは、自分の中にあるものを大切にすること。白髪を隠さないでいることも同じです。

ありのままの自分を受け入れて、あるものを生かすという姿勢がカッコイイ。その姿勢は見た目にも出てくるんでしょうね。だからあの婦人はすてきだったんだな。

白髪染めをやめて感じること

私は多分白髪染めをやめてなかったら、老化していく自分を見ないようにしていたと思います。黒く染めていれば、老化に直面することはなく、意識せずにいられたんじゃないかな。

でも老いていく私とも仲良くしたかったんです。白髪を染めるのは、老いることにダメ出しをしている気分だったんです。

今は、毎日増えてくる白髪を見ながら、「若い=いいこと、老いる=悪いこと」が自分の中に刷り込まれてるなと、日々感じます。そしてこの刷り込みから自由になりたいと日々意識しています。

まとめ

白髪染めをやめると、今までベールに隠れていたものがあからさまになります。私は見たくなかった老化に直面しました。

でもものごとに「よい」「わるい」はない。その人にとって、「よい」か「わるい」かがあるだけ。老化は私にとって「わるい」ものだったけど、白髪染めをやめることは、その思い込みから自由になるきっかけをくれました。

いろんな思い込みを手放せば手放すほど、人は自由に楽しく生きられるといいます。ありのままを受け入れて、なりたい自分を意識しつづけることで、一歩でも自由に近づきたいです。

白髪染めをやめました。

目安時間:約 4分

子供たちの母校の小学校でドッチボール大会があり、ボランティアでお手伝いに行ったときのこと。

 

ゲームのタイムキーパーが今日の私の仕事。かわいい子供のプレイについ気をとられてしまうので、意外と大変な仕事なのです。どーん。

 

ゲームの合間にグランドの隅で休憩をとっていると、隣にとても素敵なカゴバックを持った、60代とおぼしき婦人がやってきました。そのバックはラフに編まれたサワグルミでできていて、私の好みにドンピシャ。

 

そしてその持ち主の婦人がすごくすてきな「グレーヘアー」だったんです。

 

実はちょっと前から10年近く続けてた白髪染めをやめたいと思っていたのです。こちらの記事で詳しく書いています。でも「老けて見えるよな~」「みんな染めてるしな」と決心できずにいました。

 

なのでこの婦人を見て、「いいなー、こんな風になりたい」と強く思い、とうとう白髪染めをやめることができたのです(^^♪

 

そこで思ったのは、「もしかして、今まですてきなグレーヘアーのイメージがなかったから踏み出せなかったのでは?」ということ。白髪まじりの髪は「老けて疲れた」イメージで、そんな風にはなりたくないとブレーキがかかっていたのかも。

 

いいイメージを自分に重ねあわせて、こんな風になれるならやりたい!と思った時、初めて動き出せるんですね。

 

だからもしあなたが、やりたいことに一歩踏み出せないなら、やりたいことを実現した時のイメージが良くないのかもしれません。もしくは漠然としていてイメージできていないのかも。

 

例えばネイリストになりたいと思っていたとして、身近なネイルサロンの人がいつも忙しく余裕がなさそうだと、ネイルが好きでも仕事にしたら楽しくなさそうと尻込みしてしまったり、

 

ネイリストの仕事を本やテレビなどで断片的に知っているだけで、リアルに想像できなかったりしているのかも。

 

そんな時は自分の理想のネイリストを探すことがスタート。まずそれには自分はどんなネイリストになりたいのか、わかっていないと探せません。

 

入りたいサロンがあるのか、自宅サロンを開きたいのか、ユーチューブなどで発信したいのか、どんなお客さんに囲まれたいのか、どのくらい稼ぎたいのか…。

 

それらを意識すればするほど、理想のネイリストは見つかりやすくなります。理想の人が見つかり、そのイメージを自分と重ね合わせれば…もうじっとしていられなくなるでしょう。あとはその人のまねをすればいいだけです。

 

わたしの場合、白髪染めをやめてから、すてきな「グレーヘアー」の婦人に会うことがないので、日々けっこう悩みます。「あ、伸びてきたな。老けるかな?」って。そんな時、あの婦人の写真だけでもとっておけばよかったなと思います。

 

だからできたら、理想の人とは常につながっているといいと思います。もし著名人とかなら、SNSや著書などで常にその人に触れられるようにしておくと、迷った時や、壁にぶつかった時、助けになるんじゃないかな。

 

あなたのやりたいことは何ですか?

 

こんな人になりたいと思う人はいますか?

 

今日もあなたを応援しています。

ありのままへの道

目安時間:約 3分

午前中の用事を済ませ、ほっと一息一人ランチを楽しんでいた時のこと。

 

手元のスマホがピヨピヨと鳴った。電話の着信音を鳥の鳴き声にしているので、電話がくると地味にうれしい。

 

電話は行きつけの美容院から。

「こんにちは。今日ご予約いただいていたんですが…」

え?予約今日だったっけ?完全に忘れていた私は泡を食ってしまう。

「あうあうあ、ごめんなさい、えーとえーと忘れちゃってたみたいで;@/.%"」

「今日はどうされます?お忙しいですか?」

忙しくはない。ブログを書く使命があるだけだ。でもうーん、ちょっと気が進まない。

「あー、えーと、うーん、また予約しますねー。」

 

なぜ気が進まないのか。それは最近白髪を染めることに疑問を感じるようになっちゃったから。

 

50を過ぎている私はもう10年白髪染めをしている。「白髪があると老けてみられるから」染めることにしたけど、最近悶々としている。

 

そもそも白髪が生えてくるのは歳を重ねていく上で自然なこと。染めるほうが不自然で違和感は感じていたのだ。

 

染めるのが当たり前みたいな空気に逆らえないことに無力感もある。年のせいか染毛剤にアレルギーが出て、染めるたびに痒くなるようになってきちゃったし。

 

そんなある日友人とランチに行くと

 

「私も白髪が増えてきちゃってさ、でもさ、このままでいくことに決めた。」

 

えええ、私がここ何年かずっともやもやしていることをそんなあっさり?

 

思えば彼女は自分にいるものといらないものをよく知ってる。子供も作らなかったし、近所づきあいもしない。

 

「若く見られること」もいらないんだ。ああ、どうしてこんなに潔いんだろう。かっこよさに胸を打たれる。

 

それを聞いてから、ますます「白髪を染める=ありのままの自分を否定」感が強くなってしまったのだ。

 

私も「自分は自分」って胸を張って生きたい。若く見られたいっていう煩悩を捨てたい、周りの目を気にしない人間になりたい。

 

いいないいないいな。あんな風になりたい。

 

ああでも、とふと思う。煩悩だらけの自分が自分だな。きれいに見られたいし、若く見られたい。欲が深いのだ。

 

やっぱり美容院予約しよう。「ありのままへの道」はまだ始まったばかりだ。

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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