知り合いに頼まれて商店街の映画イベントに出店することになりました。
ショートムービーを撮ろうというイベントです。
ショートムービー作りのイベント準備
シナリオを作るには
素人が撮る動画だから大したものにはならないだろうけど、せっかく来た子供たちに雰囲気だけでも味わってほしい。形だけでも。そんな気持ちで作ったのがこちら。

シーン番号を記載するためのカチンコ。これで開始の時にカチーンとかやったらテンション上がりそう!編集なしのワンカットだから本当は必要ないんだけど、でもやっぱり映画と言えばこれでしょ!
材料は100均で購入した黒板と角材。角材に黒と白のビニールテープを巻いて、ああ!いい感じ!
ところが接続部が難しい。最初は蝶番で止めようと思ったけどうまくいかず、ネットで作り方を検索するも、検索ワードがまずいのか全然見つからず途方に暮れてしまった。そこで大工の友人に聞いてみると…。
手順①上の角材の接続部の下部をを丸くする。
手順②カチンコが合わさった部分をベニヤ板で挟み、動かない方(下)にビスで固定する。
手順③上の角材とベニヤ板をボルトで貫通させる。(この時ボルトは細くてもいいけど、穴が緩すぎるのはダメ)
さすがプロ。この手順で作ってみたのかこちら。

これがうまく動くのだ~!(^^)!「カチーン!」いい音~!
明日はレフ版を作ろう!
知り合いに頼まれて商店街の映画イベントに出店することになりました。
オバQやマジンンガーZなどの懐かしのアニメや、チャップリンやトラック野郎の上映会、ストップモーションアニメ作りなどに混じって、ショートムービーを作るコーナーを担当。
編集技術がないため、長回しでワンカットでとることにしたので、台本を読んで練習し、リハーサルもしっかりやって、撮影に臨まなければならないでしょう。
というわけでシナリオを作ることに。

シナリオの書きかたはネットで検索するとたくさんヒットするんだね~。テンプレートをダウンロードできるサイトもある。便利だなあ。とりあえずテンプレートをダウンロードしたら、そこに書いていけばいいんだね。
初めての経験だし、子供相手なので、なるべくシンプルなストーリーにする。
いじめられっ子の主人公が、いじめから脱するために亀仙人の所に修行に行き、強くなっていじめっ子たちと仲良くなるという話にしよう。
実は最近コスプレで亀仙人の衣装を作ったので、それを再利用しちゃえば楽だなってズルいこと無駄にしないように経済性優先で考えた。本気の衣装があれば子供たちのテンションが上がるっしょ。
台本には書きかたにも決まりがある。
- A4もしくはB5サイズのコピー用紙を横向きとし、縦書きで書く。
- 20×20の400字を1ページとし、1ページは1分と計算する。
に始まって、表紙、登場人物、あらすじ、本文、それぞれに最低限のルールがあるのだ。全然知らなかった!
ルールブックを読みながら、台本を書いていく。登場人物の年齢、職業、立場などを入れると、登場人物がより具体的になってくる。朝なのか、昼なのか、寝室なのか、居間なのか、細かく入れ込むと、自分の中にあるイメージがかなり具現化できる。
フムフム、こうやって、イメージを共有化するんだ。
なんか、適当に作った絵コンテを書き直したくなってきた!
でもな。最初から完璧な物作ろうと思っちゃうと一歩が踏み出せないからな。
ノリでどんどん作っていこう。
長回しワンカットだから、本番でもノリが大事。子供達には役になり切って、セリフにはとらわれず、その場の雰囲気でたのしく演じて欲しいなあ。
映画が大好きなので、映画作ってみたいと冗談交じりで言っていたら、
知り合いの方が、町おこしで映画のイベントをやるからブースを出さないかと声をかけて下さった。
映画なんて一度も撮ったこともないし、作り方ももちろん知らないのに、その人も無茶ぶりがすごい( ̄▽ ̄)
でもせっかく声かけてもらったのも何かの縁だからと、「やるやる!」と返事をしてしまった能天気な私。
それから2週間、何をどんな風にやったらいいか、ずーーーーっと考えながら、編集のこと、カメラのこと、音声のこと、色々と調べてみた。
その結果、たった2週間の準備期間では、あるものを使うしかないことだけがわかった。私の今ある能力でできること。
それならできることを精いっぱいやろう。
12時から18時、商店街の一画で、通行人に出演してもらいショートムービーを撮ることにする。
ぶっつけ本番なので、スタッフや演者さんがわかりやすいよう絵コンテを作っておこう。



ストーリーをずっと考えていたけど、なかなか思いつかなくて、でも絵コンテを書きはじめたら突然湧いてきた。、なんだかとっても不思議。
絵コンテで構図を想像していくと、ここでライトが欲しいなとか、音楽や効果音をどうしようとか、タイトルやエンドロールはどうしようとか、決めなきゃいけない事がたくさんある事に気づいた。はたまた、集客はどうしよう?逆に人が集まり過ぎたら…?もう無限に出てくる出てくる…。
音響、照明、集客…それぞれの仕事にピッタリの友人たちの顔が浮かんできて、早速連絡したら、時間もないのにみんな快諾してくれた!
やろうって気持ちさえあれば、無理っぽい事もなんとなく形になってくる。神様に応援されてるような、不思議なチカラを感じた。
「おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ」
パウロ・コエーリョのベストセラー「アルケミスト」の一文を彷彿とさせるような…。
全くの0から何かを作り上げることって、すごく大変。
でも大変って言葉は大きく変わると書くように、大変なことはその人を大きく変化させると聞いたことがある。
私もこのイベントで起こっていることは、本当に小さいけれど、奇跡のように感じている。
あなたは無理って思う事に挑戦したことはある?
大変だったことの後で大きく変わったことはある?
過去にあったなら、自分を褒めてあげてね。
まだの人は自分に挑戦させてあげてね。

スタンリー・キューブリック監督の名作「シャイニング」は、タイトルの通り、人の輝きを描いた映画。
原作者のスティーブン・キングは、人間を洞察力豊かに、心の闇をえぐり出して描き上げる天才。ストーリーテラーとしても知られ、キャリー、グリーンマイル、デッドゾーンなど、小説も映画も超おもしろい!
以前この映画を観たのは20年以上前。その時、この映画の言う輝きは息子のダニーの異能力のことなんだと思った。でも、最近になって観たらずいぶん違う印象を受けて驚いた。
ダニーの父ジャックは、雪深い山奥のホテルの冬季閉鎖中の管理人として働くことを決めた売れない作家。ホテルには以前管理人として勤めていて、孤独感から精神を病み娘たちと妻を殺した人の霊が残っていた。
ダニーは目に見えない何かと交信する能力を持っていて、このホテルに残っている惨殺された娘たちや母の霊におびえていた。
「お前の言うことを聞かないやつらは殺してしまえ」という霊の誘いに簡単にのっちゃう弱いジャック。それに対して、弱々しかった妻は息子を救うために夫に立ち向かう。
霊とつながることができる才能を持つ息子やコックの黒人は、物語の中で重要な役割を持っているけど、その才能は現実を動かさない。コックはすぐに殺されてしまうし、息子が逃げ切るのも才能のおかげではない。
現実を動かすのは、息子を助けたいという母の強い意志なのである。ダニーはもちろん輝きを持っている。でもそれと同じくらい、いやそれ以上に母の意志は輝いている。
そう。私たちも同じ輝きを持っている。強い想いはものすごい輝きなのだ。
例えばあなたが今これを読んでいるパソコンやスマホは、誰かがそれを作りたいとずーーーっと考え続けた結果できたもの。今座っている椅子や、乗っている電車、飲んでいるコーヒー、全部そう。
そしてあなた自身の現在も、あなたが思い描いた通りになっている。
もしあなたが独身でバリバリ働くキャリアウーマンでも、子供二人の子育てが終わってパートで週3日働き始めた主婦でも、土日を全部部活に費やし平日も8時まで学校を出られない高校教諭だとしても、今のあなたは、あなたが選んだことが積み重なってできている。
自分の想いに沿って選択しているんだもんね。
だから自分の想いをよく聞いてあげて、ピカピカに磨いてあげてね。そしたら、輝きはどんどん増して、あなたはどんどん自分らしくなる。
叶えたい夢がある。
でもどう叶えたらいいかわからない。
経験もないし、ツテもコネもない。
そんな風に悩んでいるあなたにおススメの映画。
アカデミー賞8冠のスラムドッグ$ミリオネアは、絶対にあきらめない男の話。
インドのスラムで生まれた少年が、理不尽に母を殺され、子どもを搾取するギャング集団に育てられながらも、好きなものをあきらめずに追いかけ続けてついに手に入れる物語。
インドの貧しさゆえの社会的問題が大きく横たわっているため、搾取する側とされる側の対立に目が行きがちだが、監督の主題はそこにはない。
スラム街で育った主人公ジャマールは幼い頃から好きを絶対にあきらめない強い心を持った少年。一方、一緒に育った兄は自分を信じられない、弱い心を持った人間として対照的に描かれている。
母を殺された暴動の混乱の中、ジャマールは運命の人ラティカに出会う。
ホームレスの三人を救ってくれたように見えた児童保護団体はギャングの組織で、ジャマールと兄は逃げ出したが、ラティカは逃げられず情婦に。
初恋の人ラティカと連絡がとれなくなったジャマールは、国民的人気クイズ番組に出ることを思いつく。
クイズの出題問題が奇跡だ。全ての問題がジャマールの夢を叶えるために書かれている。それは奇跡のように見えるかもしれないけど、本当に夢を叶えてきた人ならこういうことが起こることがあるのを「知って」いるのだ。
映画を作る人は自分の好きを追求してきた人だろう。それが積み重なって今映画を作っているのである。その過程で奇跡とか導きとしか思えない瞬間を何度も経験しているはず。それを映画にしているんじゃないのかな。
どんな過酷な状況でも、人は光をみつけることができればそこに向かうことができる。どんなに困難に見えても、ゴールさえ決めて諦めさえしなければ、そこへたどり着ける。
やり方やスキルは知らなくても大丈夫。何をしていても自然に考えてしまうような、どうしてもあきらめられない夢があるなら、ただあきらめなければそれで大丈夫!
あきらめなければ絶対にゴールにたどり着ける!