ビーツ。あの赤い野菜。ロシアのボルシチの赤さを作っているカブのようなやつ。最近こじゃれたカフェのサラダなんかに生で入っていたりして、なにこれ甘!と思ったことがあったあの野菜。
ビーツの効能などについては以前のこの記事にまとめてあります。
農業を勉強するのこのこ塾で、この春試しに植え始めたところいい感じに育っていて、間引き菜をたくさんいただきました。
そこでいろんな食べ方を試した結果をレポートしたいと思います。
目次
ビーツの葉7つの料理のレビュー
作ってみたのは
・サラダ
・お浸し
・胡麻和え
・茹でてから炒める。
・バター炒め
・植物油炒め
・炊き込みごはん
番外編でまだ小さい実を調理してみました。
・生をスライス
・素揚げ
です。
畑での様子
ビーツの成長は意外に早く、種を撒いて2週間ほどでこんな状態に。
(下がデトロイドダークレッド 上がキャンディストライプ)
3週間後にはこんなに大きくなり間引きをしました。赤と緑のコントラストが美しいデトロイトダークレッドの葉っぱ。
種まきから2週間後のゴルゴ。
同じく3週間後のゴルゴ。デトロイトより茎が赤くなく、葉っぱの色もやさしいグリーンです。
実食
サラダ
まずは生でいただいてみます。
ビーツはほうれん草と同じアカザ科なので、味はサラダほうれんそうのような感じです。ほうれん草のように茎が甘く、葉っぱは食べると若干ギシュギシュいいます。
今回食べ比べたのは「キャンディストライプ」(写真がないーー)「ゴルゴ」と「デトロイドダークレッド」という品種。
生で食べると、デトロイドダークレッドは甘味とうま味が濃い。夏のほうれん草よりずっと甘い!ギシュギシュは若干あるものの、それほど気になりません。
ゴルゴは甘味もギシュギシュも少なくて、三つのうちでは一番特徴がない感じかなあ。キャンディストライプは、ギシュギシュが多すぎてまずかった…。
お浸し
次は茹でてお浸しでいただきます。
茹でると、うーん、うま味と甘味があまり引き出されないというか、どちらも特徴のない感じに。まずくはないし、普通にお浸しなんだけど、もう一口食べたいという気にならない味と言えばいいか…。
元々根っこの部分を食べるためのもので、葉っぱはおまけのようなものだから仕方ないんだけど…(^^;
後日、胡麻和えがおいしいと聞きチャレンジしてみると、なんとシンプルな調理法ながら、胡麻和え、かなり美味しかったです。次々に箸が進む感じ。
茹でた炒める
次はこの塩ゆでした物を炒めてみました。
うーん、塩ゆでだけのよりはおいしい。でも2回加熱してるからか、ちょっとくたっとなりすぎかなあ。
バター炒め
続けて、茹でずにそのままバター炒め。ほうれん草のバター炒めとどう違うかな?
やっぱり茹でてから炒めるより、そのまま茹でた方が食感が残っておいしい。でも、ビーツの葉はアカザ科の特徴なのか、土っぽい香りがほうれん草よりも強く、それがバターと相性が悪い気がする…。
植物油炒め
植物油の方が癖がないからおいしいかもしれない!ということで植物油炒め。
うん、やっぱりおいしい!植物油の方が素材の味がすっと入ってきて、甘味も引き出される気がします。
でもおいしいと思って食べ続けたら、なぜかちょっと気持ち悪い感じに…。これはアクのせい?もう食べられない…という残念な結果に。
炊き込みごはん
その後、ビーツをごはんに入れると色がきれいという情報をゲットしたので、炊き込みごはんも作ってみました。
白米3合に対してビーツの葉2株を刻んで、油揚げ一枚も短冊切りにし、塩、酒、みりん、しょうゆ少々とだし汁で炊き込みました。塊根の代わりに葉を入れた割には、美しいピンク色になりテンションが上がります。
食べてみると…、うーん、味はおいしい。でも独特の土臭さが増幅され、匂いが気になるごはんに…。
この土臭さは家族や友人に食べてもらった時、気にならないっていう人もいたので、個人差があるかもしれません。
番外編
種を撒いてから1か月後のビーツ。間引きをしてからの成長が早いこと早いこと!
ちょっぴり膨らんできた塊根をスライスして生で食べてみました。下の写真はゴルゴ。
甘ーーーい!リンゴみたいに甘い。食感はカブとか大根に似ています。ほうれん草の根っこも冬場は甘くなるけれど、夏でもこんなに甘いなんてすごい野菜です。
甜菜糖の原料、甜菜大根も同じ種類の野菜と聞いて大きくうなずけます。
生でもおいしいなら、茹でたり揚げてみたらどうだろう?
写真のもようのあるのはゴルゴで、まむらさきでくし形に切ってあるのがデトロイドダークレッドです。
茹でて食べてみると、甘くておいしいけど、なんとなく味が平坦。揚げる方が味が凝縮され濃くなり、土臭さも軽減される気がしました。油との相性がいいのかもしれません。
まとめ
ビーツの葉っぱを色んな調理法で食べてみましたが、私の個人的見解ですが、ダントツにおいしかったのは胡麻和えでした。
ゴマのコクと香ばしさが、土臭さを消してくれるみたいで、匂いが全然気にならないし、ビーツの甘さが胡麻によく合って、醤油ちょっぴり足すだけですごくおいしい胡麻和えができました。
また、ビーツはローマ時代は便秘薬として使われていたという情報もあったのですが、私にもすごく効果があったのでご報告しておきます。こんなに即効性のある食べ物は生まれて初めて。ちょっとゆるくなりすぎてしまうほど…。便秘症のわたしには超うれしい野菜。これからは自分の菜園でも育てたいと思います。
品種でいうと、ゴルゴよりデトロイドの方が、ねっとりして味が濃いという印象でした。どちらにも合う料理があるし、好みもわかれるだろうなと思います。塊根が大きくなってきたらまたレビューしたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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