昨日は農業塾「のこのこ塾」基礎コースの日でした。
基礎コースの前半では土や肥料と植物の関係をしましたが、後半に入ってからは、作物別に特色や栽培法を勉強しています。
昨日の作物はトマトと茄子でした。トマトとナスといえば果菜類の王様。家庭菜園でも作りたい野菜のトップの常連ですよね。トマトとナスを上手に作るのは家庭ファーマーの憧れです。
そこで今日はそんなトマトとナスの栽培のコツを少しだけシェアします。
トマト栽培の最重要ポイントは一番花を必ず着果させること。
トマトの栽培では、トマトが自分の葉や茎などを成長させようとする「栄養成長」と、子孫を残そうと花や実をつけようとする「生殖成長」のバランスを保つのがうまく実を作るコツです。
バランスを保つためには、葉っぱや茎の色つやを観察しながら肥料や水分量を調節するのですが、一番花に実が付かないと、実を太らせるために使われなかったエネルギーが、そのまま株の成長(栄養成長)に使われるため、茎や葉が生い茂り、そのあとの花が付きにくくなるそうです。
逆に言えば、一番花をしっかり着花させることが出来れば樹勢をコントロールして収量を増やすことができるのだそうです。
ちなみにおいしいトマトの見分け方は、ヘタがトマトの高さの1/3くらいの長さのもの。株の成長と実の成長への栄養の分配がうまくて来ているそうです。
収穫してからじゃないと試せませんが、 5%の食塩水に沈み、ガクが上を向いているものも甘くて酸味もある味の濃いトマトです。沈んでもガクが下や横を向いている物は甘味はあるけれど日持ちがしなくて、浮いてしまうものは味が薄く中身が詰まっていないのだそう。
ナス栽培の重要ポイントは仕立て方と剪定
茄子の重要ポイントは仕立て方と剪定です。茄子は樹勢が強い植物で、葉と茎がどんどん成長して茂ってきてしまい、日当たりや風通しが悪くなります。こうなると効率的に光合成できなくなったり、蒸れて病気になったり虫がつきやすくなってしまいます。
なので、葉と枝が混んでこないように適時の選定が重要で、その剪定をしやすいような仕立て方も重要というわけなんです。
畝の中心に株を植え、畝の中心からV字型の支柱を立てるV字型製枝法と
畝の両端に株を植え、畝と畝の間に支柱を立てる一文字型製枝法という仕立て方が多いそうです。
茄子は脇芽を枝に仕立てていくのが特徴で、一番花の下の脇芽を第一側枝として4本枝を伸ばしていきます。脇芽はどんどん伸びてくるのでとってもわかりにくいそうです(-_-;)
剪定は...言葉で説明するのは難しすぎる(><)ぜひのこのこ塾に来て勉強して下さい^_^
美味しい茄子の見分け方は、「ガクが全体に満遍なくついている」「光沢のある濃い黒紫色」「ガクのトゲがよくとがっている」などです。うまく生育できた美味しい茄子はこんな特徴があるので、選ぶ時に見極めて下さいね!
今回ののこのこ塾は家庭菜園でもとてもメジャーで華のある野菜、トマトと茄子の栽培法だったので、来年の春、ぜひ作ってみたくなりました。
のこのこ塾では、野菜の栽培方法を詳しく勉強できます。野菜作りのABCを知りたい方!ぜひ一緒に勉強しましょう!
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