昨日はのこのこ塾プロコースを開催しました。
全体写真撮り忘れました(^^;
今回から農薬について何回かに分けて勉強していきます。
農薬と言うと私の場合「体に悪い」「使わない方がいい」というネガティブなイメージが先行します。でもその実態はあまりよく知りません。農薬のこともちゃんと知りたいと思ったのも「のこのこ塾」で勉強している理由の一つ。
昨日は農薬の歴史を勉強しました。
農薬の始まりは1700年頃。欧州で除虫菊の粉で作物を外注から守ることができることがわかり、利用が開始されました。除虫菊は蚊取り線香の原料として有名ですよね。
1851年ぶどうの産地フランスで、ぶどう盗難防止のためにかけた硫酸銅と石灰を混ぜた物をかけたら、病気にならなかったことがきっかけで化学的な農薬が使われるようになりました。
日本で本格的に使われるようになったのは昭和初期。野菜、果樹、茶に必要不可欠なものと認識され始めました。
戦後、除草剤が日本に本格的に普及し始めました。草取りは農作業の中でも最も過酷で時間もかかるものだったので、農家では大歓迎。除草剤の普及で農村の労力は都会に流れ、日本は工業化していくことになります。
過酷な労働からの解放で、農業従事者の健康向上や余暇の拡大、兼業化できるようになり現金収入が増えるなど、農業界は大きく変わりました。
また、稲作用の農薬も誕生し、田植えを早くすることができるようになったおかげで台風の被害に遭わなくなり、収穫量が画期的に上がっていきました。
1960年ごろからは、同じ薬ばかり使うと効かなくなってきたり、Aを退治するとBが増えるなど、農薬の普及に従い農薬の問題点も浮上してきました。
魚の大量死や、「自然界で分解されない農薬が思わぬ害を招く可能性」を指摘したレイチェルカーソンの「沈黙の春」の発行などにより、農薬安全使用へむけての取り組みが進み…
1971年には徐々に高まっていた農薬の毒性や自然への影響を考慮して、農薬取締法大改正と使用禁止農薬の拡大が行われ、現在に至っています。
農薬が開発されたことで、作物が飛躍的に楽にたくさん作ることができるようになり、人類は過酷な労働と飢えから解放されたんですね。
有機野菜を国内の耕地面積における有機の畑の割合はわずか0.22% (平成26年4月1日現在。資料:農林水産省HP「国内における有機JASほ場の面積の推移」 )有機認定をとらずに農薬不使用で畑をやっている人もいるので実際はもっと多いとは思いますが、それでも数パーセントです。
有機野菜をいただくこともすごくありがたいけれど、農薬や化学肥料によって安定した食料供給があってこそということを、改めて思いました。
食に携わる者として、マクロビオティックの知識に加えて、農薬や化学肥料のことも正しく知り、野菜を多面的に総合的に見ることができるようになれたらいいなと思っています。
のこのこ塾は、そんな目を育てる農業塾です。よかったら一緒に勉強しましょう!
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動物性食品や砂糖を使わなくても美味しく作れるゆる~いマクロビ教室。
アレルギーの方、ダイエットしたい方、野菜が好きな方、私に会いたい方!
ぜひ気軽に参加してね!(^^)!
☘☘マクロビライフ☘☘
マクロビオテイックは単なる食事法じゃない(^^♪料理を通じてワクワクする生き方を見つけよう♪
開催日時 毎月第4水曜日 AM10:00~14:00
場所 自然食品店富士グリーン2F
静岡県富士宮市北町4-14
受講料 3000円
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農業塾始めました
のこのこ塾
静岡県富士宮で農業法人を経営し、農家をなりたい職業ナンバー1にしたい塾長と、畑仕事が大好きで農家カフェをやりたい主婦、マクロビ料理家の私の3人でやっています。
野菜のおいしさの秘密を知るために、栽培方法を学び、実際に作り、収穫して調理します。野菜作りを体系的に学ぶことで視点が変わります! 食と農で何かおもしろいことをやりたい人と、楽しみながら学びましょう!
料金(税別)
基礎コース 月1回 3000円
プロコース 月2回 6000円
日時
基礎コース 毎月第3金曜日 18:30~21:00
プロコース 毎月第3金曜日+毎月第4金曜日 18:30~21:00
場所
基礎・プロ共に 富士山神田川楽座
静岡県富士宮市大宮町19-12
0544-21-3960
http://kandagawarakuza.com/map/
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ユーチューブ始めました。
脱力系マクロビチャンネル
簡単絶品玄米の炊き方、簡単で映える料理など、ゆるゆるなマクロビ料理を作っています。よかったらのぞいてみてね!
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農業系ポッドキャスト始めました。
農道223号
静岡県富士宮市の農業関係3人と、料理人1人でお送りする農業系Podcast! 「牧場と畑とキッチンを繋ぐ」をテーマに、生産者と消費者を、美味しいという幸せで繋ぐことを目的にしています。 地域の農業関係者を招いて、語らいながら、自分たちのやりたいことや、ゲストのやりたいことの実現力を高めたいという思いで活動しています!
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