ビーツの葉の料理7種とレビュー

目安時間:約 11分

ビーツ。あの赤い野菜。ロシアのボルシチの赤さを作っているカブのようなやつ。最近こじゃれたカフェのサラダなんかに生で入っていたりして、なにこれ甘!と思ったことがあったあの野菜。

ビーツの効能などについては以前のこの記事にまとめてあります。


農業を勉強するのこのこ塾で、この春試しに植え始めたところいい感じに育っていて、間引き菜をたくさんいただきました。

そこでいろんな食べ方を試した結果をレポートしたいと思います。

ビーツの葉7つの料理のレビュー


作ってみたのは
・サラダ
・お浸し
・胡麻和え
・茹でてから炒める。
・バター炒め
・植物油炒め
・炊き込みごはん

番外編でまだ小さい実を調理してみました。
・生をスライス
・素揚げ

です。

畑での様子

ビーツの成長は意外に早く、種を撒いて2週間ほどでこんな状態に。
(下がデトロイドダークレッド 上がキャンディストライプ)

3週間後にはこんなに大きくなり間引きをしました。赤と緑のコントラストが美しいデトロイトダークレッドの葉っぱ。

種まきから2週間後のゴルゴ。

同じく3週間後のゴルゴ。デトロイトより茎が赤くなく、葉っぱの色もやさしいグリーンです。

実食

サラダ

まずは生でいただいてみます。

ビーツはほうれん草と同じアカザ科なので、味はサラダほうれんそうのような感じです。ほうれん草のように茎が甘く、葉っぱは食べると若干ギシュギシュいいます。

今回食べ比べたのは「キャンディストライプ」(写真がないーー)「ゴルゴ」と「デトロイドダークレッド」という品種。

生で食べると、デトロイドダークレッドは甘味とうま味が濃い。夏のほうれん草よりずっと甘い!ギシュギシュは若干あるものの、それほど気になりません。

ゴルゴは甘味もギシュギシュも少なくて、三つのうちでは一番特徴がない感じかなあ。キャンディストライプは、ギシュギシュが多すぎてまずかった…。

お浸し

次は茹でてお浸しでいただきます。

茹でると、うーん、うま味と甘味があまり引き出されないというか、どちらも特徴のない感じに。まずくはないし、普通にお浸しなんだけど、もう一口食べたいという気にならない味と言えばいいか…。

元々根っこの部分を食べるためのもので、葉っぱはおまけのようなものだから仕方ないんだけど…(^^;

後日、胡麻和えがおいしいと聞きチャレンジしてみると、なんとシンプルな調理法ながら、胡麻和え、かなり美味しかったです。次々に箸が進む感じ。

茹でた炒める


次はこの塩ゆでした物を炒めてみました。

うーん、塩ゆでだけのよりはおいしい。でも2回加熱してるからか、ちょっとくたっとなりすぎかなあ。

バター炒め

続けて、茹でずにそのままバター炒め。ほうれん草のバター炒めとどう違うかな?

やっぱり茹でてから炒めるより、そのまま茹でた方が食感が残っておいしい。でも、ビーツの葉はアカザ科の特徴なのか、土っぽい香りがほうれん草よりも強く、それがバターと相性が悪い気がする…。

植物油炒め

植物油の方が癖がないからおいしいかもしれない!ということで植物油炒め。

うん、やっぱりおいしい!植物油の方が素材の味がすっと入ってきて、甘味も引き出される気がします。

でもおいしいと思って食べ続けたら、なぜかちょっと気持ち悪い感じに…。これはアクのせい?もう食べられない…という残念な結果に。

炊き込みごはん

その後、ビーツをごはんに入れると色がきれいという情報をゲットしたので、炊き込みごはんも作ってみました。

白米3合に対してビーツの葉2株を刻んで、油揚げ一枚も短冊切りにし、塩、酒、みりん、しょうゆ少々とだし汁で炊き込みました。塊根の代わりに葉を入れた割には、美しいピンク色になりテンションが上がります。

食べてみると…、うーん、味はおいしい。でも独特の土臭さが増幅され、匂いが気になるごはんに…。

この土臭さは家族や友人に食べてもらった時、気にならないっていう人もいたので、個人差があるかもしれません。

番外編

種を撒いてから1か月後のビーツ。間引きをしてからの成長が早いこと早いこと!

ちょっぴり膨らんできた塊根をスライスして生で食べてみました。下の写真はゴルゴ。

甘ーーーい!リンゴみたいに甘い。食感はカブとか大根に似ています。ほうれん草の根っこも冬場は甘くなるけれど、夏でもこんなに甘いなんてすごい野菜です。

甜菜糖の原料、甜菜大根も同じ種類の野菜と聞いて大きくうなずけます。

生でもおいしいなら、茹でたり揚げてみたらどうだろう?
写真のもようのあるのはゴルゴで、まむらさきでくし形に切ってあるのがデトロイドダークレッドです。

茹でて食べてみると、甘くておいしいけど、なんとなく味が平坦。揚げる方が味が凝縮され濃くなり、土臭さも軽減される気がしました。油との相性がいいのかもしれません。

まとめ

ビーツの葉っぱを色んな調理法で食べてみましたが、私の個人的見解ですが、ダントツにおいしかったのは胡麻和えでした。

ゴマのコクと香ばしさが、土臭さを消してくれるみたいで、匂いが全然気にならないし、ビーツの甘さが胡麻によく合って、醤油ちょっぴり足すだけですごくおいしい胡麻和えができました。

また、ビーツはローマ時代は便秘薬として使われていたという情報もあったのですが、私にもすごく効果があったのでご報告しておきます。こんなに即効性のある食べ物は生まれて初めて。ちょっとゆるくなりすぎてしまうほど…。便秘症のわたしには超うれしい野菜。これからは自分の菜園でも育てたいと思います。

品種でいうと、ゴルゴよりデトロイドの方が、ねっとりして味が濃いという印象でした。どちらにも合う料理があるし、好みもわかれるだろうなと思います。塊根が大きくなってきたらまたレビューしたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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