春のお助け食材シリーズもち麦編

目安時間:約 5分

春眠暁を覚えずというけれど、本当に春は眠い。プチ花粉症で目がかゆかったり、体もかゆくなったり・・、いろんな症状が出てきてるやっちゃんです。

そんな春の不定愁訴を整えるための食材を何度か紹介してきてるけど、今日はもち麦編!!

春になると、冬の間に溜め込んだ脂肪や毒素を排出しなきゃならないし、菌や微生物の活動も活発になるから、体は大忙し。

中でもフル活動なのが、血液の解毒器官の肝臓。その肝臓を助ける食材は、苦みのある春の山菜や青菜、麦など。



そこで今日の注目食材はもち麦。

もち麦というと、少し前に話題になって売り切続出になったよね。今はけっこう手に入りやすくなってるみたい。

そのもち麦、マクロビでいうと穀物の中では陰性な性質を持っていて、排毒にいいとされているので、春におすすめなの。そのわけは、食物繊維の多さとβグルカン。

もち麦に含まれる食物繊維はなんと玄米の4倍!さらに、粘りのあるβグルカンを多く含んでるから時間をかけてゆっくり消化される。


だから、血液中の糖の量が増えすぎず、多すぎた糖を脂肪としてためこまなくてすむというメカニズムが肥満を抑制するっていうことで、大人気になってたんだよね。

むずかしい話はおいといて、もち麦のいいところはおいしいってところ!

私は玄米に何か混ぜるのが嫌いで、いつも玄米オンリーで炊く派なんだけど、もち麦だけは例外!

もち麦は麦に比べてプチプチ、モチモチ感があり、甘みも旨味もすごく多い。麦ごはんってどうしてもパサつきがちで、食べ続けるうちに嫌になっちゃうんだけど、もち麦にはそれがなくて、むしろ入れた方が美味しいの。

もち麦を入れた時は心なしかお通じもいいような…。

 

味は生産者さんにもよるのかも。私が購入しているのは地元の農家のふもとも農園さん。

パッケージ、字が滲んじゃってごめんなさい。

農薬不使用、有機肥料だけで全ての野菜と米や麦類を作ってるそうです。

ふもとも農園さんは発送もやっていて、ほかのお野菜もすごーーく美味しいので、興味がある方はこちらを覗いてみてね。
↓↓↓
ふもとも農園

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動物性食品や砂糖を使わなくても美味しく作れるゆる~いマクロビ教室。

アレルギーの方、ダイエットしたい方、野菜が好きな方、私に会いたい方!

ぜひ気軽に参加してね!(^^)!

☘☘マクロビライフ☘☘

マクロビオテイックは単なる食事法じゃない(^^♪料理を通じてワクワクする生き方を見つけよう♪

開催日時 毎月第4水曜日 AM10:00~14:00

場所   自然食品店富士グリーン2F

     富士宮市北町4-14

会費     3000円

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農業塾始めました
のこのこ塾

富士宮で農業法人を経営し、農家をなりたい職業ナンバー1にしたい塾長と、畑仕事が大好きで農家カフェをやりたい主婦、マクロビ料理家の私の3人でやっています。

野菜のおいしさの秘密を知るために、栽培方法を学び、実際に作り、収穫して調理します。野菜作りを体系的に学ぶことで視点が変わります!  食と農で何かおもしろいことをやりたい人と、楽しみながら学びましょう!  


料金(税別) 
基礎コース   月1回  3000円

プロコース 月2回 6000円

ごはんの秘密

目安時間:約 7分

先週の土曜に、半年前に卒業した静岡ボンド塾の卒業イベントがあって見に行ってきた。塾生たちが仲間を信じて困難を乗り越える姿をまのあたりにして、改めて信じる力ってすごいなって思った。

できるって信じることで何でもできるんだな。


人間が食物連鎖の頂点に立つようになったのは、この「架空のものを信じる」という特殊能力を持っていたから、というのをサピエンス全史という本で読んだ。

そしてそれができたのは実はごはん(でんぷん)のおかげだったのだ!


でんぷんの力


石器時代のヒトは元々木の上で生活して、時折木の下に降りて食物を探した。力が弱かった人類は狩猟もあまりできず、食べていたのはドングリや木の地下茎。でんぷんがたくさん含まれていたが、まずくてたくさんは食べられなかった。

どころが火を使えるようになって、木の実を火で調理するようになったことが食に革命を起こした。加熱によってまずかったでんぷんがブドウ糖に変化し、おいしく、消化しやすく変化。

加熱されたでんぷんはブドウ糖になり腸に吸収され、脳に行く。加熱してたくさん食べれるようになって脳が急速に巨大化、2倍になり、知性で生態系の頂上に立つようになったのだ!

でんぷんの力はスゴイ!

人間と糖との長――――い歴史

でんぷんを加熱調理して糖にすることで人間は進化した。実は人間と糖との関係は切っても切り離せない。

歴史ははるか昔32億年前から始まる。そのころの地球では植物プランクトンが緑色の海を作り、光を浴びて光合成し、地球に大量の酸素と糖を生み出していた。やがてその糖を利用して大量にエネルギーを生み出せる微生物が現れた。



その頃の私たちの祖先は原始的な単細胞生物で、糖から十分なエネルギーを作る能力がなく細々と生きていたんだんだけど、うまいことその微生物を体の中に取り入れることに成功!


糖を食べることで、 微生物にエネルギーを与え 、そしてまた微生物に エネルギーを生み出してもらうというウインウインの関係を築いた。

今に至るまでずっと。

細胞の中に20億年前に取り込んだ微生物のなごりミトコンドリアが今も働いている。糖質を取らなくなると、たんぱく質や脂肪からエネルギーをとる。だから糖質がないと傷を修復できない。だから病気になりやすい。

日本人が太りにくい理由とは?

一万年前、糖質たっぷりの穀物を作り始めた。

米を顕微鏡で見ると、でんぷんの結晶、糖質の塊、細胞の隙間にはたんぱく質。必須アミノ酸だって全部含まれている。食物繊維、ビタミン、ミネラルもたっぷり。

栄養素的に完璧なうえに長期保存まで可能。

そんな米を食べ続けた日本人は進化し続けてきた。

日本人 にはでんぷんを食べて甘みを早く感じる人が多く、それも進化。 うまくインスリンを出すことができ、太りにくい体質を作ってきた。長寿の一因とも言われてる。

唾液の遺伝子アミラーゼが多いのも特徴の一つで、アミラーゼも多いとやはり太りにくく、健康で長生きできる。


時は流れ、江戸後期。新田開発や平和な時代で米の生産が増え、一人一日3合食べるようになった。そこで人類にあらたな進化が。


大量のご飯をたべることで、ごはんの大好きな珍しい腸内細菌が体内に住み着くように。プリボテラ菌という菌でこの菌はご飯が大好き。脂肪の燃焼を促して肥満を防いだり、免疫の働きを良くして動脈硬化や糖尿病を予防する効果がある。



このようにご飯を主食に選んだことで、太りにくい遺伝子を獲得し、健康を守る腸内細菌まで授かった日本人。ご飯はあなたの体をご飯に適した体に改造してくという第二の食の大革命を引き起こしていたのだ。

ごはんは体を変え、心を変え、人生を変える。

食べ物は長い歴史を通して私たちの体を大きく変えてきた。


腸内に糖をエネルギーに変える微生物を取り入れ成長を促し、

インスリンをうまく出すことのできるシステムを作り太りにくくさせ、

アミラーゼを増やして長生きさせる。


でもやっぱり一番胸アツなのは、でんぷん⇒加熱⇒ブドウ糖⇒脳⇒信じる力の獲得という一番最初の革命。

食べ物は体を変え、心を変え、人生も変える。


やっぱりごはんはスゴイ!



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     富士宮市北町4-14
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農道223号 

静岡県富士宮市の農業関係3人と、料理人1人でお送りする農業系Podcast! 「牧場と畑とキッチンを繋ぐ」をテーマに、生産者と消費者を、美味しいという幸せで繋ぐことを目的にしています。 地域の農業関係者を招いて、語らいながら、自分たちのやりたいことや、ゲストのやりたいことの実現力を高めたいという思いで活動しています!

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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