中国で猛威をふるってる新型コロナウイルス。日本でも感染者が増えてるよねえ。
でもこのコロナウイルスは、感染力が強いけれど、8割の感染者は軽症ですんでいるらしい。ということは、体の中にウイルスが入ってもそれが広がる人と広がらない人がいるってこと。
免疫力の高い人は病気にかからない
たしかに、丈夫な野菜は虫がつきにくく病気になりにくいのと同じように、人間も健康で丈夫な人はウイルスが増殖しにくい。
そういう人は免疫力が高いから、病気が根付くことができないのだ。
ウイルスは細菌と違い、自分では増殖できないので、人間や動植物の細胞に入り込み寄生しながら増殖&変異を繰り返している。
変異を繰り返すウイルスに対して、そのつど抗体を作り、撃退できるのが免疫システム。薬やワクチンは変異には対応できないから、免疫システムはものすごく高性能なのだ。だから免疫力が高い人は、ウイルスが体内に入ってきても水際でシャットアウトできるの。
じゃあ、免疫力を高めるにはどうしたらいいの?
免疫の強化の要めは腸
免疫を強化するのに栄養=たべものは必須条件。まあそれだけじゃなく休息や睡眠、あと心の状態も同じくらい大事なんだけど、とりあえずそれはおいといて、今日は食べものについて。
免疫を強化するには、体内の税関とも言われ、免疫細胞の7割が集中している腸の環境をよくすることがとても大事。
丈夫な野菜はいい土から作られるというけれど、人間の場合、植物の根の役割をしているのが腸。腸内細菌たちが土で入ってくる食べ物を肥料に、いい土にしようと働いている。
野菜づくりでは、肥料のやりすぎは作物にとって致命的。現代の食生活だと食べ過ぎ、飲み過ぎになっている人が多く、作物にとっての肥料のやりすぎみたいな状態になって、風邪にかかりやすい、病気になりやすい体になってしまう。
え?うちの子、ぜんぜん食べないけど体弱いんだけど。
免疫を弱くしちゃう食べ物
ハイ(^^;そういう人もいます。
そういう場合は、腸で分解できない、もしくは分解に時間のかかる食品を食べていることが多い。
人の腸内細菌は100人いれば100通り。だから難なく分解できる人もいるけど、高度に加工の進んだ食品や、化学的な添加物、多すぎるたんぱく質、白砂糖、乳製品などは、分解に時間がかかる人が多い。
じゃあ何を食べればいいの?
免疫を強化する食べ物
それには善玉の腸内細菌を増やす食べ物をとること。
皮付きの野菜や穀物、豆や海藻をたっぷり。もうすでに発酵している食べ物は腸内で速やかに分解してくれるので腸内を整えるのに最適。たくあん、漬物、納豆、麹甘酒、塩麹、みそ、しょうゆなどなど。
こうして見てみるとやっぱり和食が一番。大変な揚げ物とかはやめて、季節の素材を煮るだけ、蒸すだけ、焼くだけの簡単なおかずで十分。それに味噌汁とごはんがあれば
まとめ
巷を騒がせているコロナウイルスだけど
そもそも免疫力の高い人は病気にかからない。
マスクで予防するのもいいけど、
免疫強化の要めの腸を整える方がずっと早道。
免疫を弱くしちゃう食べ物と
免疫を強くしてくれる食べ物を知って
健康な体を作っていこう!
花粉症も免疫システムに狂いが生じ、花粉を外敵と判断してしまっている免疫異常の症状。免疫システムについてこちらでも触れています。
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マクロビオテイックは単なる食事法じゃない(^^♪料理を通じてワクワクする生き方を見つけよう♪
開催日時 毎月第4水曜日 AM10:00~14:00
場所 自然食品店富士グリーン2F
富士宮市北町4-14
会費 3000円
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富士宮で農業法人を経営し、農家をなりたい職業ナンバー1にしたい塾長と、畑仕事が大好きで農家カフェをやりたい主婦、マクロビ料理家の私の3人でやっています。
野菜のおいしさの秘密を知るために、栽培方法を学び、実際に作り、収穫して調理します。野菜作りを体系的に学ぶことで視点が変わります! 食と農で何かおもしろいことをやりたい人と、楽しみながら学びましょう!
料金(税別)
基礎コース 月1回 3000円
プロコース 月2回 6000円
日時
基礎コース 毎月第3金曜日 18:30~21:00
プロコース 毎月第3金曜日+毎月第4金曜日 18:30~21:00
場所
基礎・プロ 富士宮市総合福祉会館 会議室
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静岡県富士宮市の農業関係3人と、料理人1人でお送りする農業系Podcast! 「牧場と畑とキッチンを繋ぐ」をテーマに、生産者と消費者を、美味しいという幸せで繋ぐことを目的にしています。 地域の農業関係者を招いて、語らいながら、自分たちのやりたいことや、ゲストのやりたいことの実現力を高めたいという思いで活動しています!
おいしく健康な野菜を作るのには、いい土が必要だ。いい土を作るには、その土地が持っている元々の土の性質を知っていなければならない。
例えば私の住む富士宮の土は比重が軽く、水を1としたら0.8くらいの比重。比重の重い土に、比重の重い肥料を入れると、密度が濃くなり、水はけが悪くなってしまう。 だから 水はけをよくする比重の軽い肥料が必要だ。
そこから、作りたい野菜に合わせた肥料を足していくとうまくいく。
土が今どういう栄養状態なのかを知ってはじめて、必要な肥料を施すことができる。
これって、そのまんま人にあてはめることができる。
「おいしく健康な野菜」は「元氣で健康な状態」、「肥料」は「ごはん」。
元氣で健康でいたかったら、今の自分の心と体の状態を知り、それに合ったごはんが必要なのだ。
土と違って、体の状態を知るのに分析調査はいらない。自分の体をよく観察すればいい。
もしあなたが何の不調も感じず、楽しい気分でいられるなら、今食べている物があなたに合っているし、肩こり、眠れない、太りすぎ、片頭痛、腰痛、便秘、生理不順などの不調を感じ、気持ちが憂鬱なら、今食べているものはあなたに合っていない。
もし不調を感じているなら、今食べている物や食べ方を変えてみてね!
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これってそのまま畑が体で、肥料がごはんだとすると、体の状況を見極める目がないと、自分に合ったごはんがわからないという事になる。
お天気に恵まれた先週の金曜日のこと。ガタン、ゴトン。柵で仕切られた牧草地の間のでこぼこ道を私は車で走っていた。右手に茶色や黒の毛皮に、ぐるぐるの角を付けた羊たちが草を食べている。左手には馬だ。白い馬が二頭、茶色い馬も二頭、それぞれめっちゃ仲良くかけっこしたりして遊んでいる。
その先に、近代的な牛舎とたい肥を作る工場が見えてきた。入り口には消毒液のプール。ふんふん、ここでタイヤに着いた菌を落とすんだね。
ここは山梨県上九一色村にある日本獣医生命科学大学の付属牧場。
富士宮市倫理法人会で知り合ったおもしろいおじいちゃんが ここで生命科学の授業をしていると聞き、講義を聞きにやってきたのだ。
その方、中島さんは、静岡県富士宮市朝霧高原の牧場で、60年にわたり牛と共に生き、牛乳を生産している酪農家。気のいいおじいちゃんって感じのすっごく気さくな人。70代にして留学経験もあり、宇宙の話もエロい話もOKなグローバルなハイパーおじいちゃんなのだ。
そんな破天荒な中島さんの講義は、やっぱりグローバル感半端なかった!
農業人にとって最も重要な、命の仕組みを伝える中島さん、やっぱりただの破天荒なおじいちゃんじゃなかった!
有機物の循環
中島さん「あなたはどこから来たの?」
生徒A「埼玉県です」
生徒B「熊本です」
中島さん「じゃあ今どこにいるの?」
生徒A「山梨県です」
生徒B「試験牧場です」
中島さん「山梨?牧場?それはどこにあるの?自分がどこから来て、今どこにいるのかわからないと農業はできないよ。」
中島さんは、 のっけから生徒たちを混乱させていた。牛乳の試飲から始まった和やかな講義に安心していた生徒を襲ったのは、いきなり繰り出される高度な質問。中島さんについて来れる生徒はいるのか?
スケジュールの関係で全員の覚醒を待つ時間はない😵
答えは地球☆
市とか県とか、国とか、そういう人間が作り出した観念は自然の中で通用しないよっていうこと。
農業や林業、漁業のような自然を相手にした生産者は、宇宙の流れの中にいるんだという認識を持て!ということなんだろうね。
自然界のものは全て、宇宙の法則ー太陽が地球の与える影響、月と地球の引力、潮の満ち引きーから逃れることはできない。当たり前のことなんだけど、現代社会はあまりにも自然と離れてしまっているから実感しにくいよね。農業大学に通っている生徒さんでさえ。
この法則は地球に、ありとあらゆる有機物が微生物によって分解され土に還り、その土が命を育てるという循環を作っている。
動物が死んだらどうなる?
微生物が分解して土になる。
じゃあ、命の誕生は?
土から種が芽を出す。でも土がカラカラに乾燥していて栄養成分がなかったり、ガッチガチに固まっていると種が芽を出せない。
同じように動物も健康な体がないと命が育たない。牛も、人間も。
健康の3つの条件
では健康な体はどうやって作られているか?
きれいな空気
動物は空気がなければ3分くらいで死んじゃう。生きることと空気はセット。その空気を作っているのは緑の植物。その植物を育てているのは土だから、きれいな空気を作っているのは土。
きれいな水
動物が生きるのに次に必要不可欠なのが水。食べ物がなくても水だけで動物は何日かは生きられる。水を浄化しているのは土。土の中にいる微生物が水をきれいに分解してくれている。だからきれいな水を作っているのは土。
食べ物
動物の体を実際に作っていくのは食べ物。毎日食べるもので体ができている。穀物や野菜は土が育てる。牛や豚、鳥などは、土が育てた穀物や野菜を食べて育つ。だから食べ物を作っているのは土。
健康を作っているのは土
動物の健康を作っているのは土だってわかったけど、前述したように、土はカラカラだったり固まっていたりすると命を生むことができない。じゃあ健康な土はどうやったらできるの?
健康な土を作るたい肥
自然に有機物が微生物によって分解されることが一番健康な土ができる方法なんだけど、現代社会では、排泄物はし尿処理施設、ゴミはごみ処理施設、作物も単一栽培、と自然の生態系に沿ったものになってない😢
そんな中、ここで取り組んでいるのがたい肥作り。微生物がたっぷり含まれたたい肥を混ぜることで土を健康にする取り組みだ。実際に牛糞が腐葉土と混ざり微生物によって発酵する様子を見学させてもらった。
たい肥工場入り口で、この講義最大の難関が待ち構えていた!なんと中島さんから牛糞を触れ!という指令が!
そもそも、自分のウンチって触れる?中島さん曰く、一瞬前まで体の中にあったものなのに、体の外に出た瞬間、汚くて触れなくなってしまうのは変じゃないか?と。
本来ウンチは体の中からの大切なお便り。汚いというのは人間の観念でしかないわけ。赤ちゃんも動物もウンチを嫌がったりしないもんね。
というわけで、自分のウンチではないにしても、牛のウンチを触って、愛おしく感じながら土に変わっていくのを体験しましょうという最強のミッション!
受けて立とうじゃないの。どれどれ、牛のウンチって…?
うわあ、なんか思ったより柔らかい。匂いもヨーグルトのような乳酸臭で、全然ウンチ臭くない。
そのウンチをつけたままの手で、混ぜ始めのたい肥、半分発酵が進んだたい肥、発酵がもうすぐ終わる土に近い状態のたい肥にそれぞれ手を突っ込んで、手触りや温度を体感させてもらった。
最初はゴツゴツしたりねちょねちょしているたい肥が、サラサラの土になっていく…。90度にもなる熱さは微生物が活発に活動しているから。まるで生き物のような熱気だ。牛糞たい肥の匂いなんて全然しない。これが本当のたい肥なの?
ここまで微生物の働きを引き出せているのは、命の仕組みに沿った循環だからなんだなあ。それは頭で考えて作り出しているのでなく、毎日牛と藁とウンチと草と向き合って手を動かしているからできること。
気づいたらウンチの付いた手がサラサラに。土のいい匂いがした。
健康な土で育った作物
講義の最後は牧草の食べ比べ。
中島さんの牧場では牛が良く食べる草と、食べ残す草があるのだそうで、それを土ごと引っこ抜いたものが教材。
土や根を見ると歴然とした違いがある。土の匂いも草の味も全然違う。
牛が食べ残す草は土が硬く空気が入っていない。根も太く長いが少なく、アクが強く美味しくない。よく食べる草は土がふわふわで、細く短かい根がたくさん出ていて、いい香りがして美味しい。 ふわふわの土を団粒構造と言って空気が通るから微生物が住めるため、美味しい草ができるそうだ。
まとめ
ハイパーおじいちゃん中島さんは、命の仕組みを語るスペシャリスト。本当にすごい人だった。
私達は生き物だから、生き物の仕組みに沿っていろんな物事を考えていくのが一番間違いがないんだと改めて教えてもらった。
ふだんものすごい量の情報に晒されているから、ともすると体験より知識を尊重してしまいがちだけど、やっぱり自然の中で手を動かして実験をしてみないとわからない。自然って人知を超えてるもん。自然は私達が考えているよりずっとずっと深い!
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家庭菜園をやっているけど、もしくは興味があるけど、土づくりに自信がない、どんな肥料をあげればいいのか、どんな苗、種がいいのかわからない、畑の悩みを相談しあえる仲間が欲しい…という悩みを解決する塾です。プロの農業家小河麦人さんを講師に座学もあります。
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日程はまだ未定ですが元年10月にスタートする予定です。参加したい方はメッセージくださーい!