こんにちは。
最近注目を集めているマインドフルネスって、メタ認知と深い関係があるらしいです。メタ認知を強化してくれるとか。
いいねー、それも勉強しておきましょう!
メタ認知についてはこの記事に詳しく書いています→メタ認知で心を動かす文章を書く
マインドフルネスは心の筋トレ
マインドフルネスとは、「今起こっていることや、思っていること、感覚を、判断せずによく注意して見る」という状態もしくは瞑想法のことをいいます。
ほとんどメタ認知に被りまくりです(;´∀`)。ちょっと違うのは、マインドフルネスは心の筋トレとして現代人が使っていること。企業が社内研修に使ったりしているんです。なので、ここではメタ認知を強化するためのメソッドとしてのマインドフルネスを取り上げます。
呼吸のワーク
代表的なトレーニングで、いわゆる「瞑想」「座禅」です。
まず、座るか、横になるかします。背筋が伸びていれば、座禅じゃなくても楽な姿勢でOK。次に意識を呼吸に集中させます。空気が鼻の中に入ってきて、鼻の中を通り、肺に入ってお腹が膨らんでへこみ、鼻の穴を通って出ていくのをそのまま感じます。
雑念が湧いてきたら、「いま注意がそれたなあ」と見つめて、意識を呼吸に戻します。
葉っぱのワーク
頭の中に川を思い浮かべます。そこに葉っぱが流れています。その葉っぱに今考えていることをのせて流すとイメージします。その時に、いいとか悪いとかの判断をしないことがポイントです。
このワークはいつでもどこでも、隙間時間にできます。
意識を観察する
呼吸と葉っぱのワークで意識に注意を向けることに慣れてきたら、次は意識を観察してみます。呼吸や葉っぱのワークを始めたら、色んな考えが湧いてくるのを観察します。「同僚にあんな風に思われてたんだ」って思っているな、と客観的に見ます。
湧き上がってくる考えは、心が発している愚痴やつぶやきです。実は心はいつも愚痴ったりつぶやいたりしています。私たちは普段はそれを自分の考えととらえています。このワークは、その考えを普段のように主観的にとらえるのではなく、客観的にとらえるためのものです。
体を休め、意識をそこにだけ集中させて、自分とそれを見ているもう一人の自分を意識化させる。この状態が実はメタ認知です。それができるようになると、普段生活していても不安や怒りを客観視できるようになり、イラっとすることにも平静に対応できるようになります。結果として人に優しくなれます。
マインドフルネスでメタ認知を強化するとできるようになる3つのこと
ユニークな使い道を創造する
物事の分類方法やレッテルにとらわれず、本来とは違う使い道を編み出せるようになります。例えばまな板は食材を切るものですが、重石や棚板にしたり、肩たたきに使ったり、色んな利用法を思いつけるようになります。
柔軟な考え方ができる
物事をさまざまな視点からとらえるようになって視野が広がります。それによって、新しい情報を取り入れて考えを変えることができるようになります。
例えば、どんなに言っても脱ぎ散らかした服を片付けない夫がいます。妻はそのことでいつも夫とケンカ。そんな時メタ認知で視点が変わって、夫目線で見たら?夫が仕事で疲れていることに気付き、怒らないでやさしく接するようになり関係が変わってきますよね。
結果よりも過程を重視する
今目の前にあることに集中するので、結果が気にならなくなります。例えば、勝つためにテニスをするのではなく、テニスそのものを楽しむことです。
まとめ
マインドフルネスは心の筋トレ。呼吸や葉っぱのワークで自分の感情を意識し、それを観察するというメソッドです。それがメタ認知を強化し、創造性、柔軟な考え、本質を見抜く力が自然に湧いてくるようになります。
こんにちは。とびらです。
心を動かす文章を書くには、読み手の立場になって読み手の利益を考えること。この基本を知っていてもなかなかできない…。そんな人でも視点を変えれば見えなかったものが見えてきます。
メタ認知能力を活用する
メタ認知は、「認知現象についての認知」、または「思考について考えること」と定義されています。ちょっと難しいですが、
この能力が高まると他者を思いやることができるようになります。その結果、読み手の立場に立って記事が書けるようになります。
メタ認知能力とは?
日本には昔から座禅などの行があります。自分の考えていることや体の状態を客観視するための行です。メタ認知もそれと同じようなものです。自分の中のもう一人の自分が、自分の考えていることや行動を幽体離脱して見ているという感じ。
メタ認知の2つのコツ
では次はメタ認知を実際にやってみましょう。座禅ができるお寺が近くにない人のために、普通の生活をしながらできるトレーニング法です。
・自分の行動を客観視して書き出し、それをやった動機を探り検証する。
・知識を増やす。
・思考を図や文章にする。
・自分の考え、行動を疑ってみる
などがあるとされています。私の場合これらの方法だと、思考が堂々巡りしてうまく幽体離脱ができませんでした。そこで以前ダイエットで摂食障害になってしまった経験を当てはめてみました。
摂食障害の記事はこちらから→みんなどうしてそんなにがんばってるの?潜在意識に頼れば楽に生きられるのに
魂VS心と体、二つの視点を作る
ダイエットしている時、食べちゃいけないと思っている自分と、わかっていても食べてしまう自分がいます。この二人を別のものと考えるのです。
食べちゃいけないと思っているのが魂で本当の自分、わかっていても食べてしまうのが心と体です。心と体はセットになっています。心と体は魂を表現する媒体のようなもので、現実世界での仮の姿。図にするとこんな感じです。
後頭部15㎝上部にもうひとりの自分(魂)をイメージして、そこから自分の行動を眺める。すると「心がなんか今イライラしてるな」とか、「心がすごく緊張してる」と観察しやすくなります。
観察できるようになると余裕が出てきます。イライラしている時「今周り見えてないなー」と感じたり、緊張している時「体震えてるじゃん」と今まで見えなかったものが見えてきます。
あるがままに見る
もう一つのコツがは、心のしていることをいいとか悪いとか判断しないこと。ただあるがままを見る。もしくは何をやってもいいよと言ってあげることです。
これを続けていると、心がだんだんあたたかさに包まれて自分の存在にOKが出てきます。自分で自分を満足させることができるので満たされ感が出てくるんですね。
メタ認知が上達すると、できるようになること
メタ認知が上達すると、何かトラブルが起こっても「これ話のネタになりそう」とおもしろがれたり、自分を生かしてくれている心や体に感謝する気持ちが湧いてきたりします。羽生弓弦くんの平昌オリンピックでのコメント「右足に感謝」もそんな気持ちだったのでしょう。
感謝の気持ちが自然に湧いてくると、真の意味で相手を見ることができるようになります。
自分で自分を満足させるすべを知らないと、満足させてくれる誰かを探すことが最優先になってしまいます。誰かを見てはいても、自分を満足させてくれるかどうかという目で見てしまうんです。
相手をしっかり見ることができれば、相手が何を欲しがっているのか見えて、期待に答えることができます。その結果として豊かさが巡ってきます。
まとめ
メタ認知ができるようになると、今までできなかった、「読み手の立場になって読み手の利益を考えること」が自然にできるようになります。この技術は、「心を動かす文章を書く」のにとても役立ちます。それだけじゃなく最終目的の「人生を豊かにする」ためにも使えます。
メタ認知は生まれ持っている能力ではありません。後天的に身につくものなので、全然できない人でも練習すればするほど上達します。トライしてみてくださいね。