こんにちは。とびらです。
心を動かす文章を書くには、読み手の立場になって読み手の利益を考えること。この基本を知っていてもなかなかできない…。そんな人でも視点を変えれば見えなかったものが見えてきます。
メタ認知能力を活用する
メタ認知は、「認知現象についての認知」、または「思考について考えること」と定義されています。ちょっと難しいですが、
この能力が高まると他者を思いやることができるようになります。その結果、読み手の立場に立って記事が書けるようになります。
メタ認知能力とは?
日本には昔から座禅などの行があります。自分の考えていることや体の状態を客観視するための行です。メタ認知もそれと同じようなものです。自分の中のもう一人の自分が、自分の考えていることや行動を幽体離脱して見ているという感じ。
メタ認知の2つのコツ
では次はメタ認知を実際にやってみましょう。座禅ができるお寺が近くにない人のために、普通の生活をしながらできるトレーニング法です。
・自分の行動を客観視して書き出し、それをやった動機を探り検証する。
・知識を増やす。
・思考を図や文章にする。
・自分の考え、行動を疑ってみる
などがあるとされています。私の場合これらの方法だと、思考が堂々巡りしてうまく幽体離脱ができませんでした。そこで以前ダイエットで摂食障害になってしまった経験を当てはめてみました。
摂食障害の記事はこちらから→みんなどうしてそんなにがんばってるの?潜在意識に頼れば楽に生きられるのに
魂VS心と体、二つの視点を作る
ダイエットしている時、食べちゃいけないと思っている自分と、わかっていても食べてしまう自分がいます。この二人を別のものと考えるのです。
食べちゃいけないと思っているのが魂で本当の自分、わかっていても食べてしまうのが心と体です。心と体はセットになっています。心と体は魂を表現する媒体のようなもので、現実世界での仮の姿。図にするとこんな感じです。
後頭部15㎝上部にもうひとりの自分(魂)をイメージして、そこから自分の行動を眺める。すると「心がなんか今イライラしてるな」とか、「心がすごく緊張してる」と観察しやすくなります。
観察できるようになると余裕が出てきます。イライラしている時「今周り見えてないなー」と感じたり、緊張している時「体震えてるじゃん」と今まで見えなかったものが見えてきます。
あるがままに見る
もう一つのコツがは、心のしていることをいいとか悪いとか判断しないこと。ただあるがままを見る。もしくは何をやってもいいよと言ってあげることです。
これを続けていると、心がだんだんあたたかさに包まれて自分の存在にOKが出てきます。自分で自分を満足させることができるので満たされ感が出てくるんですね。
メタ認知が上達すると、できるようになること
メタ認知が上達すると、何かトラブルが起こっても「これ話のネタになりそう」とおもしろがれたり、自分を生かしてくれている心や体に感謝する気持ちが湧いてきたりします。羽生弓弦くんの平昌オリンピックでのコメント「右足に感謝」もそんな気持ちだったのでしょう。
感謝の気持ちが自然に湧いてくると、真の意味で相手を見ることができるようになります。
自分で自分を満足させるすべを知らないと、満足させてくれる誰かを探すことが最優先になってしまいます。誰かを見てはいても、自分を満足させてくれるかどうかという目で見てしまうんです。
相手をしっかり見ることができれば、相手が何を欲しがっているのか見えて、期待に答えることができます。その結果として豊かさが巡ってきます。
まとめ
メタ認知ができるようになると、今までできなかった、「読み手の立場になって読み手の利益を考えること」が自然にできるようになります。この技術は、「心を動かす文章を書く」のにとても役立ちます。それだけじゃなく最終目的の「人生を豊かにする」ためにも使えます。
メタ認知は生まれ持っている能力ではありません。後天的に身につくものなので、全然できない人でも練習すればするほど上達します。トライしてみてくださいね。