82歳困ったジジイを愛せ

目安時間:約 4分

こんにちは。とびらです。

 

「ねえ今日忙しい?」姉から来た一本の電話。すっごーく嫌な予感がしました。今日は姉が父を病院に連れていく予定の日。父は近年軽く認知入ってきたせいもあって癇癪がひどい。あー、お姉ちゃん、我慢の限界か?

 

話を聞くと10時半までに病院に行かなきゃならないのに、その前に市役所と針灸に行くという過密スケジュール。それに姉が遅れたといって癇癪だまを爆発させたらしい。

 

いいよいいよ、もう我慢しなくて。私が行ってくるよ。

 

迎えに行った父はものすっごーく怒っていた。脳みそが沸騰しそうに。目の玉がとびでそうに。82歳、まだこんなに怒れるんだ。長生きしそうだな。

 

父の言い分はこうだ。

「約束の時間に15分も遅れてきて、一言も謝らない。一言謝ればそれで済むのに謝らないなんて常識がなさすぎる。あんなのは社会的に許されないぞ。」

 

はあ、やっぱりそんなことでしたか。いや多分そんなことだろうとは思っていましたよ。はあーーーーー。

 

出発の30分前に電話が来て、慌てて支度して出かけてきた姉のことを一ミリも考えることができないんだね。想像力がゼロ、0、○○ーーーー。

 

はらわたが煮えくり返りそう。あーこれがわが父か。

 

人生が、家族を使ってちょいちょい私にチャレンジしてくるなあ。イヤーな出来事を何度も起こして、私をパワーアップさせようとしてるな。いいよ、受けて立つさ。負けないよ。

 

私「常識が通じない人っていっぱいいるよね。寛大なところみせて許してやればいいじゃん。」

 

父「ぐうう・・・。」

 

ふん、黙ったか。やったね。これで今日はもうおとなしくしてるな。

 

と思ったのもつかの間。

 

病院でも予約通りに診察が始まらないといって烈火のごとく怒りだし…。

 

人生のチャレンジ続くなあ、いったいゴールはどこ?

 

「嫌な出来事は自分の嫌いな部分を許すために起こっている。嫌な出来事は自分の心を投影しているだけだから。だからその気持ちをよく味わって、それにOKを出せばいい」

 

って聞いたっけ。あーやだやだ。父に言ってる場合じゃなかったのか。自分もうちょっと寛大になれやー、許してやれやー。許さないとこのステージクリアできないぞー。もう飽きた。そろそろ次行きたい。

 

ステージをクリアしたいから

 

今日許せないこと、今日イラっとしたこと、今日めんどくさいと思ったことを流さないでしっかり味わおうと思う。

 

色んな味を味わってるうちにきっと、美味しく感じる時がくるような気がする。大人になって苦みとか辛みとかが美味しくなったみたいにね。

 

あー、今日も味わうやついっぱいあるなー。

 

 

あなたの常識を変える一番簡単な方法

目安時間:約 5分

こんにちは。とびらです。

 

ゴールデンウィークはいかがでしたか?旅行や帰省したりすると、いつも会っている人と違う人に会ったりしますよね。私も中学の同窓会があり、35年ぶりに同級生と顔を合わせました。

 

35年も経っているのに全然そんな感じはしないし、当時の感情までリアルに思い出して驚きでした。その中でも特に、中学に入ると「周りにどう思われているか」が、自分の判断基準の中に入ってきて、それもすごいスピードであっという間に最重要ポストにきちゃったことを思い出しました。

 

お山の大将タイプで、みんなに指示をして思い通りにクラスを動かしていた小学生のスタイルのままだと、周りの人に受け入れられないんじゃないか、とビクつき出したんです。実際無理だったと思うんですけど。

 

中学って大人への序章みたいなところです。そこで世間というものを徹底的に叩き込まれたというか。はみ出ないようにすごく矯正されたような気がします。

 

常識を変えたいなら周りを変える

中学生は同化を求める強い欲求を持っているので、周りに合わせなきゃと強く思ったんでしょうけど、それは大人の世界にも根強く残っているように見えます。

 

周りの人に合わせたい日本人

日本人のルーツはお百姓さん。田植えも稲刈りも家を作るのも、村人が全員参加しないとできなかったから、村人が心を合わせることに苦心したんでしょう。稲作り、家づくり、子作りとかに必要じゃないスキルはリスペクトされず、生産力の低い独り者にも冷たい。

 

そのDNAが残っているのでしょう。今も出る杭はガンガンに打たれるし、学校でも会社でもママ社会でも、仲間外れはなくならないですよね。一人だけ違った事すると叩かれる、ぼっちにはなりたくないから「周りに合わせなきゃ」と思う人が日本人には特に多い。

 

そういう圧力が、自分にしかキャッチできない野生のカンを鈍らせます。例えば大好きな漫画をを一日中書いていたいとか。

 

でもそれは逆に考えると、大好きなことを一日中やってればいいじゃんっていう常識の中に身を置けば、「周りにあわせなきゃ」と簡単に同化していくことができるってことです。

 

なりたい人間の傍に行く

人間はどんどん変化する生き物。人生には、今までの自分の常識の中で生きていくのが苦しくなると、家庭や職場での不和やトラブルという形で、「もう限界だよー」と知らせる機能がついています。

 

今までの自分を超えていきたいと思うなら、常識を書き換えなきゃです。それには自分の望む新しい常識の世界に住んでいる住人の傍に行けばいいのです。

 

職場を変える、結婚や離婚をして家族を変える、つきあう友人を変える、行きつけの店を変える、読む本を変える、見る映画を変える、読むサイトを変える…。こうなりたいと思う世界を知っている人の傍に、書いたものに、作ったものに触れればいいのです。

 

人はなりたいものになれる

辛い出来事が起こっている時は、人生のステージが変わる時。やりたいことやなりたい自分があるからこそ、向上心があるからこそ、それが起こっています。なりたいものに近づく最大のチャンスです。

 

やりたいことやなりたい自分が明確なら、それが頭から離れないなら、嫌でもそれを引き寄せてしまうのが人間です。詳しくはこちらの記事から→

みんなどうしてそんなにがんばってるの?潜在意識を使えば楽に生きられるのに。

 

辛い出来事がおきている時は余裕がなく「そんなものみつからない」と思うかもしれません。でも心配する必要はありません。目の前の小さなやりたいことをただやり続ければたどり着けます。

 

ココアを飲んでほっとしたいとか、大好きなものを買うとか、自分を喜ばせることをして、それをじっくり味わって楽しんでみるだけでいいのです。超簡単です。簡単すぎて誰も信じないくらい。

 

まとめ

人生には流れが変わる時があります。自分にとって最大のピンチは、常識を変えるための最大のチャンス。日本人に特に強く刷り込まれている「周りに合わせたい」というDNAを最大限に生かして、環境を変えることで常識を変えちゃいましょう。

 

日本人のDNAがあなたの味方についています。

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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