こんにちは。とびらです。
「ねえ今日忙しい?」姉から来た一本の電話。すっごーく嫌な予感がしました。今日は姉が父を病院に連れていく予定の日。父は近年軽く認知入ってきたせいもあって癇癪がひどい。あー、お姉ちゃん、我慢の限界か?
話を聞くと10時半までに病院に行かなきゃならないのに、その前に市役所と針灸に行くという過密スケジュール。それに姉が遅れたといって癇癪だまを爆発させたらしい。
いいよいいよ、もう我慢しなくて。私が行ってくるよ。
迎えに行った父はものすっごーく怒っていた。脳みそが沸騰しそうに。目の玉がとびでそうに。82歳、まだこんなに怒れるんだ。長生きしそうだな。
父の言い分はこうだ。
「約束の時間に15分も遅れてきて、一言も謝らない。一言謝ればそれで済むのに謝らないなんて常識がなさすぎる。あんなのは社会的に許されないぞ。」
はあ、やっぱりそんなことでしたか。いや多分そんなことだろうとは思っていましたよ。はあーーーーー。
出発の30分前に電話が来て、慌てて支度して出かけてきた姉のことを一ミリも考えることができないんだね。想像力がゼロ、0、○○ーーーー。
はらわたが煮えくり返りそう。あーこれがわが父か。
人生が、家族を使ってちょいちょい私にチャレンジしてくるなあ。イヤーな出来事を何度も起こして、私をパワーアップさせようとしてるな。いいよ、受けて立つさ。負けないよ。
私「常識が通じない人っていっぱいいるよね。寛大なところみせて許してやればいいじゃん。」
父「ぐうう・・・。」
ふん、黙ったか。やったね。これで今日はもうおとなしくしてるな。
と思ったのもつかの間。
病院でも予約通りに診察が始まらないといって烈火のごとく怒りだし…。
人生のチャレンジ続くなあ、いったいゴールはどこ?
「嫌な出来事は自分の嫌いな部分を許すために起こっている。嫌な出来事は自分の心を投影しているだけだから。だからその気持ちをよく味わって、それにOKを出せばいい」
って聞いたっけ。あーやだやだ。父に言ってる場合じゃなかったのか。自分もうちょっと寛大になれやー、許してやれやー。許さないとこのステージクリアできないぞー。もう飽きた。そろそろ次行きたい。
ステージをクリアしたいから
今日許せないこと、今日イラっとしたこと、今日めんどくさいと思ったことを流さないでしっかり味わおうと思う。
色んな味を味わってるうちにきっと、美味しく感じる時がくるような気がする。大人になって苦みとか辛みとかが美味しくなったみたいにね。
あー、今日も味わうやついっぱいあるなー。
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