「自分らしく生きる」ってどんなイメージですか?
- 自分のやりたいことをやっている。
- 毎日を楽しんでいる。
- 周りに左右されない。
私はこんなイメージ。自分らしさって自分が自分をどう思っているか明確になると発揮できるという。
例えば、ハリウッドスターのアーノルド・シュワルツェネッガーは駆け出しのころ、端役のオファーは受けなかったんだって。自分は「主役級の俳優」というアイデンティティーが明確だったんだね。
その後、アイデンティティーの通り、主役として大スターの階段を昇りつめたよねえ。
人はこんな風に、自分のセルフイメージの通りになってしまう生き物なので、シュワちゃんみたいに明確に「自分はどんな人間なのか」がわかっていると、人生は何もしなくてもその通りになって行くのだ。
例えば夫の稼ぎが悪くて暮らせないからと、やりたくない仕事を我慢してやっているという人がいて、そんな生活から抜け出したいと思っているとする。
そんな人は、「社会で活躍する自分」とか「多くの人の役に立つ自分」などのセルフイメージを持っている。そして実は、心の底でやりたいと思っていることを実現しているんだよね。
「夫の稼ぎで暮らしたら、夫に従順でいなきゃならないじゃん。夫には負けたくないから働きたい」とか、「自分は誰かに養ってもらう価値がないから、自分には価値があるって思うために働きたい」とかね。
だから、自分の現状をみると、自分の今のセルフイメージがよくわかるんだ。そして現状を変えたいって思うなら、何をやりたくて今の現状になっているのかを掘り下げて考えてみるといいよ。
「夫に負けたくなかったんだ」ってわかれば、どうして負けたくないのかを掘り下げてみる。小さい時、ケンカでいつも負けていて、勝った方にいじめられたとか、昔のことに起因していることが多い。
傷ついた昔の自分に寄り添って「辛かったね」と言ってあげよう。負けないぞとがんばっていた自分にも「よくがんばったね」といってあげよう。何度も繰り返すうちに悲しさが薄れていくよ。
そしたら夫の稼ぎで食べさせてもらうことに「ありがたいな」とか「幸せだな」とかって気持ちが自然に湧いてくる。そうするとアイデンティティーも変わってくるんだよね。
自分の仕事への感じ方も変わってくるよ。「私は大事にされて当然の人間なのに、この職場の人は私を邪険に扱うなんて変だな」とか、「この職場だと私の魅力をどんな風に発揮できるだろう」とかね。
楽しく働けるようになるかもしれないし、自然な形で仕事を変わることになるかもしれない。
「自分はどんな人間なのか=セルフイメージ」がブレなければ、何が起こってもそのセルフイメージ通りにしかならない。勝手に自動的に自分らしさが強まってしまう。
だから自分を知ることが何より大事なのだ。
今のあなたはどんな現状ですか?
現状に満足していますか?
小さい頃、アニメとかで絶体絶命のピンチの場面になると、テレビを消したり、その場から立ち去ったりしていた。窮地に陥った主人公に感情移入して辛くなり、見続けることができなくなってしまうのだ。
窮地を切り抜ける冒険を見たいから見ているはずなのに、主人公と一体化して客観的に見ることができなかったんだよね。
息子の部活をサポートしてて苦しくなる時があるのは、そんな自分の物の見方のせいなんじゃないのかな?
失敗してもいい
息子が少年団からテニスを始めてもう8年。息子が勝てば天国、負ければ地獄。息子の試合の結果になんでこんなに一喜一憂するんだろう?いつも不思議だった。
その底にあったのは、「負けたらどうしよう」っていう恐怖。「勝ったらうれしい」よりずっとずっと多く思っていて、怖くて見ていられなくなっちゃうのだ。
そんな時、小さい頃の自分を思い出した。もしかしてあのピンチの場面を見ている時と一緒?
大人になって、テレビや映画のピンチを楽しく見ることができるようになっていたけど、自分のことや息子のことになると、客観的に見られないものの見方が復活しちゃうみたい。
テレビや映画では、ピンチを通して主人公は成長する。だからピンチはなくてはならない要素だとわかってきたから楽しく見れるようになった。
じゃあ息子が失敗するのも、成長に欠かせない要素だと思えばいいんだ。そう考えたらすごく楽になったし、楽しめるようになってきた。
夢は叶わなくてもかまわない
さらに追い打ちをかけるように私を楽にしてくれたのが
「夢は叶わなくてもかまわない」という言葉だった。
???夢は実現してこその夢じゃないの?
実現のために努力することで自分が変わる
夢を実現するために重要なのが「セルフイメージ」だという。
セルフイメージというのは自分で認識できるものではなくて、潜在意識の奥底で自分に対して思い込んでいるものなんだとか。そして人生はその人のセルフイメージ通りになるんだって。
つまり、今の自分の人生を見れば、自分がどんなセルフイメージを持っているかわかるってこと。
お金や人に恵まれている人は、自分は恵まれているというセルフイメージを持っていて、お金に困っていて、ろくでなしばかりに出会う人は、恵まれてないというセルフイメージを持っているってこと。
そのセルフイメージを書き換えるために必要なのが「夢」だという。夢は未来を変えるためじゃなく、今の自分を変えるためにあるんだって。どういうこと?
人は思考でできているでしょ。夢を持って向かえば、ワクワクする未来で頭をいっぱいにする。そうすると過去に起こったことや、今やらなきゃいけないことより、未来のことが頭を占める割合が多くなる。
未来を夢見続けると、「私はこんな人間だ」という過去の思考の量が減っていく。結果、セルフイメージが少しずつ変わっていく。
自分が変われば人生が変わる
セルフイメージが人生を作るなら
夢で頭をいっぱいにすることで、今の自分が変わり、今の自分が変われば自分のセルフイメージがが変わる。
そうすると人生が変わってくる。
まとめ
失敗は成長のための欠かせない要素と思えば、失敗が怖くなくなる。
夢は叶えば尚いいけど、叶わなくてもいい。夢に向かうだけでいい。それだけで人生は変わっていく。
この二つをインプットして、すこしずつだけど息子の試合を楽しく見られるようになった。
子供の部活が悩みの種のように見えたけど、実は私の幼少期からの考えのクセが種だった!自分の世界もすこしずつ変わっていきそう。