こんにちは。とびらです。
お金は「たくさん持っているからお金に困らない、ちょっとしか持っていないからお金に困る」という方式が当てはまらないことがあります。たくさん持ってるのにそれ以上に必要になる人、ちょっとしか持ってないけどそれで十分足りる人など。
お金に困っているあなた、本当に困っているのはお金でしょうか?そもそもお金って何でしょう?それがわかればお金に困ることはなくなります。
目次
お金って何?
そもそもお金というのは人間の創造の産物です。一万円札には一万円相当の価値があると誰もが信頼しているから成り立っています。その昔物々交換では肉と芋、魚と米などが交換されていましたよね。
例えば肉一キロの価値と塩1キロの価値が同じだとお互いに思った時、交換が成り立ちます。相手が欲しいものと自分が欲しいものの交換だからです。お金というのはただの紙切れです。肉や塩のように人間が生きるために必要なものではありません。
現代でも貨幣経済の傘下にない地域があったとしたら、そこでは食べ物をお金と交換できないでしょう。文明社会に生きる私たちはお金には価値があると思っています。それはお金が肉や塩と必ず交換できるものだと全ての人が信じているからです。
ホモ・サピエンスの歴史を検証した「サピエンス全史」という本があります。その中で著者が言っています。
ホモ・サピエンスがここまで繁栄した理由の最大のものは、想像力だ。我々は形のないもの「神・愛・道徳・貨幣・会社」などを想像し、信じることができる。それゆえに大集団になってもまとまり、小集団ではできないことができるようになり繁栄した。
お金というものは私たち人間が現実に生きることには一切関係がないのです。でもわかった上で、やはりお金は便利なものです。お金があれば途方もない労力をかけなくていいのですから。お金があれば生活が潤滑に回ります。
お金は創造の産物にすぎない
お金が生きる本質と関係がない、とはいっても現代社会ではお金は生活に密着しています。「お金がないと生きていけない、お金のために働かなきゃ」が常識です。また
「好きなことで食べていけるのは特別な人間だ」というのも常識です。
たいていの人は好きじゃない仕事をしているので満たされません。そこでお金を使って好きなことをやろう、お金がもっと欲しいと思います。たくさんもらっていたとしても、満たされない思いを満たすためにもっともっとお金が必要だと感じます。
ここで考えを変えてみてください。お金は想像の産物です。サピエンスが想像して作ったものです。我々サピエンスはあらゆるものを想像して現実にすることができる種族なのです。
ということは?
私たちサピエンスが想像するものは現実になるのです。お金が十分にある状態を想像すれば現実になるという事です。でもそのためにはたった一つだけ条件があります。それは自分の源泉とつながることです。源泉とつながるためにはワクワクする大好きなことをやる必要があります。
源泉とは生きる意欲の源のことです。人生を楽しんで生きている人達、やりたいことだけをやっている人達は、皆自分の源泉につながっています。詳しくはこちらの記事で触れています→毎日ご機嫌でいるためにすること
お金がなかったとしたら何をしたいですか?
好きなこと、やりたいことをずっと我慢してきた人は、何をやりたいのかすぐには出てこないかもしれません。でも何もたいそうなことでなくていいのです。お金を得るということをわきに置いてみた時、あなたのやりたいことは何ですか?
食べ歩き、歌うこと、山登り、ガーデニング…。およそ収入に結びつきそうにない事でいいのです。それをしていると、「心がワクワクしてウキウキして楽しくてたまらない」ということが一番大事です。
人は大好きなことをしていると大大大満足して幸せになれるので「お金がない」ということを考えなくなります。お金がなくても幸せだからです。
人間の脳は幻想と現実の区別がついていないので、頭の中を占めている分量の多いものを選んで現実にします。幸福で満たされていれば、それが現実になります。あなたの幸福にお金が必要なら、必要なだけのお金が現実に入ってきます。
まとめ
あなたがお金に困っているならやるべきことはたった一つ。やりたいことをやることです。
お金はあなたの心の中の状態を表したものに過ぎません。人間は史上最強のツール「想像力」を持った生き物です。鋭い牙も足の速さも毒も持たない私たちが地球上の生物の頂点に立てるのはひとえにこの能力によるもの。
この能力は誰の中にも等しく備わっているのです。私たちはみな同じホモ・サピエンスなのですから。
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