こんにちは。とびらです。
最近又「アルケミスト」を読んでいます。スペインに住む羊飼いの少年が宝物を探しにエジプトまで旅をするストーリーで、夢を追いかけることのすばらしさを物語にしたものです。
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大好きな本で何度読んでも発見があります。今回私の琴線にひっかかったのは、物語の後半、ピラミッドにあと少しの所までやってきた少年が、砂漠で自分の心の声を何日も聞くシーン。
心は勝手なことばかり言って少年を困らせるのですが、彼を指導するアルケミストは「お前の心があるところが、宝物を見つける場所だ。だから心が言わねばならない事を聞き続けなさい」と言うのです。
人と人の心は分かれていて、心は宝物と繋がっている。これって夢を追いかける時にすごい重要なことだなーって思ったのです。
あなたが夢を追いかけようと決断すると、心は「そんなことできないよ」「無理無理、やめとけ」って必ず言ってきます。詳しくはこちらの記事をどうぞ。⇒「好きなことで誰かに喜ばれて、ラクーに稼ぐ」
ではそもそも心はなぜ、じゃまをするんでしょうか?
実はあなたの心はすごく怒っているんです。反抗期の子供みたいにすねているんです。なぜ怒っているんでしょう?
小さい時、「これがやりたいんだ」と言って親や学校の先生に「そんなことしちゃだめ」「もっと常識的に生きろ」って言われませんでしたか?やりたいことを他人に勝手にやめさせられるのって、すごく嫌ですよね。
でも親や先生の言う事を聞かずにやりたいことをやっても良かったんです。そういう子も確かにいましたよね?その時やらないって決めたのはあなたなんです。
「やっていいんだぞ」って言ってあげましたか?親や学校の先生に迎合して、一緒になって「やっちゃだめだ」って言いませんでしたか?それを何度も何度もやりませんでしたか?
だからあなたの心はあなたに超怒ってるんです。「なんで僕の言う事を尊重してくれなかったの」「なんで他人の言う事を優先したんだ」って。何年もずっとそうされてきたから、もう拗ねてる。
だからあなたがようやく決心して、今日から「心の言うとおりにするよ、君のやりたいことをやろう」って言うと「はあ?何言ってんの?今更。」「ばかじゃない?そんなことできるわけないじゃん」って反抗してくる。
ぐれた子供のような感じです。「さんざん私のことないがしろにしていたくせに。」と長い間の恨みつらみをぶつけてくる。
だから心を癒してあげないと。
まずは心の言う事をよく聞いてあげよう。心は昔のことを根に持っています。「あの時ホントはこうしたかったのに、何でやらせてくれなかったんだよ!」「進学だって、就職だってチャレンジさせてくれなかったじゃないか!」
そしたら心から謝ろう。「ごめんね、あの時は本当はこうしたかったけど、勇気がなかったんだよ。親に嫌われるのが怖かったんだ。私が悪かったんだ。いつも無視しててごめん、うそついててごめん。もっとのびのび生きたかったんだよね。」
心は、あなたと生まれた時から一緒で、この先も死ぬまでずっと一緒。しかも一時も離れることがない相棒なんですよね。今まであまり意識もせず、邪険にあつかってきたかもしれません。でもそれは仕方のないこと。謝ればいいのです。
今までつきあってくれたことに「ほんとにありがとう」って言ってあげましょう。
そうすると時間はかかるけど、心はだんだん態度を軟化してきます。「やりたいことやってもいいよ」って言ってくれるようになると、あなたが成功するのに、もう制限はなくなります。
その時、あなたの欲しいもの、宝物はもう目の前にあるのです。
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