悩み相談を受けたり、新聞の人生相談を読んだりした時によく聞くフレーズに「私は間違ってるんでしょうか?」というのがあります。
例えば先日読んだ人生相談。
30代の看護師女性。同僚とのトラブルで悩んでいます。彼女は話し上手で冗談もうまく、話していると楽しい人です。すぐに友達になり、プライベートでも会うほど気の合う仲になりました。ところが最近、私を無視するようになったのです。
「何か悪いことをしたなら謝るよ」と理由を尋ねても「別に怒ってないから」と答えてくれません。でも明らかに怒っているようです。嫉妬深いところがあるので、患者さんと楽しく接する私に嫉妬しているのかもしれません。
彼女は今の職場に長く勤めていてドン的な存在なので、彼女が無視する私には他の人も声をかけてこなくなり、孤立している状態です。自分が無視すれば周囲が追従するのを承知でやっているんだと思います。
小学生のイジメと同じようなことをする、精神年齢が幼い彼女が許せません。パワハラとして上司に訴えようと思うのですが、私は間違っているでしょうか?
こんな風に誰かに同意を求めたい時ってありますよね。私にもよくあります。私の場合は、判断基準を自分の外に置いている時、自分のしていることがあってるかどうか確認したくなります。
自分にどうしたい?と聞いてあげていればこの言葉は出てこないんですよね。
この場合は辛い状況ですが、やはり自分にどうしたいか聞いてみるのが一番ではないでしょうか。
人によって色んな答えがあると思います。例えば…
①あんなに気の合う友達はいなかった。もとに戻れるなら仲直りしたい。
②今までこんなことがあると、いつも我慢して怒りを表に出さずにいたけど、もう泣き寝入りはしたくない。
③彼女の許せないところは自分の許せないところかもしれない。彼女を許して自分も成長したい。
などでしょうか。
質問者さんのしたいことが②なら上司に訴えるのは適切な手段ですが、もし①だったらどうでしょう。きっと逆効果ですよね。彼女のいい所をもっともっと探して、大好きオーラを放つことが大事かもしれません。
したいことが③だったとしたら、嫉妬がキーフレーズかもしれません。自分の嫉妬深さを許そうねっていう天のサインなのでしょう。嫉妬ぶかくてもまあいいかと思えるようになれば、自然に仲直りしたり、職場が移動になったりして問題が解決するでしょう。
「私は間違ってるでしょうか?」以外にもこんな他人軸の言葉があります。
やってみたい時に「やってもいいの?」と許可を求めたい。
迷った時に「どうしよう?」と誰かに聞きたい。
やりたくない事でも「普通はやるもんだよね」と自分を納得させる。
この言葉はどれにも「自分の意志」が入っていません。この言葉を多用している人は、迷った時誰かに決めてもらっているということです。だからこの言葉を使っていると自分で人生を変えられない。いつも誰かに振り回される人生になります。
いつも自分がどうしたいか考えましょう。迷った時、誰かに聞く、常識に照らし合わせる、グーグルで検索するのはやめましょう。そして使う言葉を変えましょう。
「私は間違ってるだろうか?」「やってもいいの?」⇒「やりたいならやる」
「どうしよう?」⇒「どうしたい?」
「普通はやるもんだよね」⇒「やりたくないならやらない」
この自分軸の言葉を使い始めると、人生は自分で切り開いていくものになってきます。自分の人生を自分で変えていけるというワクワクが、胸の奥から湧き上がってきます。
自分軸の言葉を使い、常に自分がどうしたいか聞いていると、好きなことも見つけやすくなります。
「好きなことの見つけ方」まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。「好きなことの見つけ方」ステップ1
まだまだ私も発展途上です。一緒に好きなことを見つけてサイコーに楽しい人生を送りましょう!
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