何を書こうか考えてるうちに一時間があっというまに過ぎる。時間って何をやってるかで、流れ方に違いを感じるけど、本当に同じなんだろうか。
例えば同じブログを書くにしても、自分の中から湧き出たものを文章にしていくと、あっという間に書けちゃうし時間もすぎるけど、色々と調べながら外から材料を集めて書く場合はずごく時間がかかる。
直感と言うか、ぱっと出てきたものを捉えた方が、文章的にはイマイチでも勢いがあって生き生きした文章になるような気がする。
自分の中のものを出すというと、誰かの役に立つようなものはあまりないように思う。でも実は、自分の経験や知識は自分独自のフィルダーで集められたもので、だからこそその中から誰かを助けられるという説もある。
でもそうすると問題が出てくる。だって自分が好きという理由じゃなく、仕事で必要だからとか、周りに合わせてやっとこう、みたいな妥協100%で集めた知識や経験もあるからだ。むしろそんなんばっかり。
それだと、みせかけ自分の集大成の知識、経験になってしまうから、自分独自のフィルターとはいえないんじゃないか。
夕べ観た「メッセージ」と言う映画が非常に興味深かった。
主人公の言語学者が、宇宙人と対話を重ねてお互いの意思を疎通させていくSFだ。未知の物体が怖いので、時間をかけて宇宙人の意図を知るよりも戦いたいっていう世論の中、主人公はがんばるのだ。
おもしろいのは、自分の人生に起こる色んな事が、宇宙人のメッセージを読み取るヒントとなって浮かび上がってくること。そのヒントに導かれてメッセージを解読していくんだけど、最後には他の誰も持っていない自分の視点を手に入れ、それを使うことで地球を救うのだ。
意味なんてないように見えたひとつひとつの経験が、すべてパズルのピースだったというわけ。個人的な、取るに足りないように見える経験が、実はその人にとってものすごく深い意味を持っているという、深遠なメッセージを伝える映画だったのだ。
私は驚愕した。知識や経験をヒントに自分独自のフィルターが完成すれば、地球だって救えるのか!いいなあ、欲しいなあ、私だけのフィルター。
その視点から色んな物を観るだけで、私だけのオリジナルでクスリと笑えるような洒脱な文が勝手に湧いてくるようになるかもしれない。ああいいなあ。
周りに良く思われるために千回くらい自分を裏切った経験とか、夫とけんかした後、こっそりTシャツの襟をビロンビロンに伸ばした経験とか、娘が迎えに来てと頼むラインを既読にしないようにしてる事とかが、私独自のフィルターを作ってくれてるのかなあ。
きっと知識だってもっとあればより早くフィルターが完成するに違いない。早くツタヤで映画借りてこなきゃ。
こんにちは。とびらです。
ブログやアフィリエイトの参考にと、メルマガをいくつか購読しています。ブログの運営、アフィリエイトの方法、ビジネスの見つけ方…。どれも参考にはなるのですが、もやもやします。
「あなたが実際に行動しているのはブログを書いていることだけでしょ?しかも全然商業的に考えてないし。もっと行動しなきゃダメじゃん。構成も何も考えてないでしょ、ターゲティングとか、SEO意識したタイトルとかもっと勉強しなきゃ。」
教えてくれることをやってみるのですがどれも楽しくないのです。あなたにはあれもこれも足りないと言われているような気がします。必要なものは全部持ってるんじゃなかったっけ?と違和感を感じます。
違和感を感じた時は向かう方向が違っているサイン
違和感は、感謝の波に乗れていないサイン。
足りないから補う?
「足りないものを補いましょう」という考えって、学校で植え付けられた気がします。学校は「社会に出て困らないようにする」ために「社会の常識と知識をインプットする」所。前提として、子供は「常識と知識が足りない」のです。
常識は時代や国によって違うし、知識は必要な時には与えられるもの。生きることにあまり関係ありませんよね。子供はすべてを持って生まれてきているのに。むしろ大人よりずっとたくさん、やりたいことへの情熱とか集中力とかを持っているのに。
教える=あなたは足りてない
私は「教える=相手が足りてない」という常識に縛られているのです。私がメルマガを読んでいるとモヤモヤしてくるのは、この常識に「足りてない」と言われてる気がして自信を失くしてしまうから。こういう常識を発信するのは嫌だなと思っているから。
足りない部分を教えるより、「足りないあなたでいい、足りないから魅力的なんだよ」と言ったほうがその人の持ってるものが輝くのに、と思っているから。
持ってるものを磨く
そもそも自分をワクワクさせるものは自分にしか分からない。それを誰かに教えてもらえるとどこかで思っていたのかもしれません。一番大事なのは自分がワクワクするコンテンツ。違和感の正体は、持ってるものを磨け!という天からの指示なのです。
色々できないことがあるけど、私は今自分が一番したいことをすればいい。あとは天におまかせしちゃえば私の望むとおりになるはず。そう思うと違和感が消えます。
構成も、SEO対策も、ターゲティングも、内容があってこその話ですもんね。
毎日毎分毎秒、意地悪な声と戦う
足りないと思っている自分にOKを出せばいい、といつも思っていても、周りはいろんな声に満ちています。私たちの周りも、私たちの頭の中も、「あなたは足りない」という意地悪なメッセージでいっぱいです。
だから毎日戦わなければなりません。自分が持っているものを見つけて感謝するのは戦いです。戦いをやめたらあっという間に「私は足りてない」という声に乗っ取られてしまいます。
まとめ
違和感を感じた時は今の自分を振り返るチャンス。
自分を「足りてない」と責めていないか?「足りてなくていい」
常識に縛られてないか?「新しい常識に変えてもいい」
不機嫌になっていないか?「自分を楽しくさせることをやっていい」
自分を疑う意地悪な声を無視するのは簡単なことではありません。持っているものに感謝する戦いを続けることがたった一つの方法です。