こんにちは。とびらです。
私の住んでいる地区は、祭りの盛んな所です。地区対抗で山車の競り合いをするのでとても賑やか。私も祭りは好きなので、賄いや踊りで毎年参加しています。
賄いは女の人が何人か集まってやるのですが、去年はサポートしてくれる総務のリーダーと揉めてしまいました。リーダーは優秀で仕事ができる人だったのですが、自分みたいな有能さを他の人にも求めてしまうタイプ。
例えば4~5人で鍋を洗う作業をしていた時。私たちは集まっておしゃべりするのが楽しいので、のんびり時間をかけて洗っていました。彼はそんな非効率的なやり方が気に入りません。
また鍋が巨大なので、洗った後に拭ききれず、しずくが残ってしまってたのですが、彼はそれも許せません。自分だったらもっときっちり拭けるから。
私を含め、女性陣はそんな彼に反発してしまったわけ。
でも今年になって改めて考えると、彼は「有能でなきゃだめだ!無能な自分はだめなやつだ!」ってがんばってる人だったんです。
アインシュタインの言葉に「その問題が起きた時と同じレベルでは、問題は解決できない」というのがあります。問題を解決するには一つ上のレベルに行かなければならない、という事なんです。
去年は彼のことが嫌でたまらなかった。「文句ばっかり言って」とか「自分何様だと思ってるんだろうね」と仲間たちと延々と悪口を言っていました。それでどんどん溝が深まり、結局関係は修復しないまま彼は役を降りたのです。
嫌な気分(問題)だったけど、それが自分に何のヒントをくれているのかわからなかったし、もちろんそれによって自分を成長させることもできなかったなあ。
今は、自分の嫌な部分が鏡のように彼に現れてたんだとわかる。嫌な自分を許すために、彼は絶対必要だった!
こんな風に、同じ経験なのに全然違う解釈になるのは、レベルが上がって視点が変わったから。
レベルを上げるためにする3つのこと
では、どうすれば一つ上のレベルにいけるのでしょうか?
人間は自分が満たされていないと、誰かに満たして欲しいと考えてしまう動物です。だから満たされていない人は、誰かに認めてもらいたいと、そのことしか見えなくなってしまいます。視野が狭くなってしまうんですね。
だから自分のことを自分で満たしてあげればいいのです。それには自分を労わることです。
自分に好きなことをやらせてあげる
残り物のランチではなく、今日食べたいものを自分一人のために用意してあげるとか、自分の楽しみだけのために一週間に半日でもいいから時間を割いてあげるとか。
辛い仕事をしているなら辞めちゃうのも自分を尊重すること。私もパワハラを受けていたので仕事を辞めました。嫌いなことから逃げちゃだめだっていう精神論もあるけど、私はどんどん逃げていいと思う。心が安全地帯にないと好きなこと楽しむ余裕なんてないもん。
好きなことを楽しむと、心がすごく喜んで、満たされてる感じがしてくるんです。
ダメな自分にOKを出す。
失敗した時、嫉妬した時、ケンカした時、いつも自分を責めてたけど、今はもうやめることにしました。
「負けず嫌いだし、嫉妬深いし、無能だけどまあいいか」と思うと、やっぱり心が喜んで、満たされるんです。
自分を信じる
自分の中には自分も知らない可能性がたくさんあります。人間は脳の2%しか使っていないっていうのは有名な話ですよね。
マイク・マクマナスは著書「ソース」の中でこう言っています。
「自分の中に、必要なものはもう全部あって、それを探すだけ」
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何か問題があると答えはいつも自分の外に探していましたが、今はやめました。答えを自分の中に探すと必ず見つかるのです。それに自分で見つけることができると、やっぱり心が喜んで、ほんわかと満たされるのです。
まとめ
人生の出来事は、あなたの解釈次第で、嫌なことにもラッキーなことにもどちらにでもなります。
- 好きなことをする
- ダメな自分にOKを出す
- 自分を信じる
この三つを試してみてください。「嫌だな」と思っていたことが「何てラッキーなことだったんだろう!」と思えるようになりますよ。