眼瞼下垂・逆さまつ毛(目頭切開)の手術を受けるまで

目安時間:約 9分

この記事は、娘の二重まぶたの手術のレポートです。

二重まぶたの手術をするまで

18歳になる娘は、小さいころからきれいになることを夢見ている。自分の顔にコンプレックスがあってブスだと思ってる。若い時はありがちだけど。

 

娘の目は瞼が厚めの一重で、日本人らしい切れ長の目だ。おとなしそうに見えるし、知的な印象も与える目なのだが、娘はそれが気に入らなくて仕方ない。「大人になったら二重瞼の手術をする!」といつも言っていた。

 

でも美容だけのために目にメスを入れるっていうのには、どうにも抵抗があった。顔のパーツで一番目立つだけに、美容目的で手術して失敗でもしたら目も当てられないじゃん。ネットの口コミや体験談も多すぎてどこを選んでいいのかわからないし。

 

眼瞼下垂って?

そんな中、私の友人が眼瞼下垂という症状で目の手術を受けた。

 

友人の目は加齢のせいか、年々まぶたが下がってきて半開きの眠そうな目になっていた。それを眼瞼下垂というらしくて、保険適用の手術を受けたという。

 

眼瞼下垂とは、まぶたを擦ったりすることが原因で、瞳孔の上までまぶたを開け、視野を維持続けることができない状態のことなんだって。そしてそれを治す手術をすると二重瞼になるという。

 

友人の元の目と娘の目はちょっと似てる。もしかして娘の瞼も下垂してる?

 

逆さまつ毛って?

かかりつけの眼科でコンタクト検診の時、思い切って聞いてみた。

「あのーー…うちの娘の瞼なんですが、ちょっと下がってるような気がするんです。眼瞼下垂っていうのではないでしょうか?」

 

すると「下垂もあるかもしれませんが、逆さまつ毛なので手術したほうがいいかもしれませんね。」と言うではないの。

 

逆さまつ毛っていうのは、まつ毛が眼球の方を向いて生えていて、目を刺激する「内反症」という症状のこと。目を刺激する時に痛む人は気付くけど、娘は痛みがなく全然気付かなかったのだ。

 

娘はコンタクトなので、衛生面でも手術をした方がいいと先生は言う。しかも保険でできるとか。

 

こうして娘の二重瞼の夢は期せずして叶うことになったのだ。

 

松尾形成外科との出会い

かかりつけの眼科では手術はできないため、近所の総合病院の形成外科を紹介してもらった。そこを受診すると、

 

「うちはまぶたの手術は経験が少ないんですよ。若い女性だと見た目が重要なので、まぶたの手術専門の病院を紹介します。TVにも出たことがある有名な先生なので安心ですよ。」

 

と紹介されたのが浜松の松尾形成外科という病院だった。

 

そこに予約を入れ、受診するまでの間HPを見てみると、眼瞼専門というだけあってまぶたについて詳しく説明してくれている。難しくてよく理解できないけど、こんな風にとんとん拍子に事が進む時っていつもうまくいく。

 

いよいよ松尾形成外科へ

浜松市の北に位置する浜北市にある松尾形成外科。新東名の浜北インターで降りると辺りにはのどかな田園が広がっていた。見たことのないスーパーや看板に心を奪われながら走ること15分。

 

松尾さんは、畑や田んぼ沿いの道を何度か曲がった少し入り組んだ場所にあった。茶色と白の建物はモダンで新しい。中に入ると、待合もシックな内装の中に北欧風の家具が置かれ、セレブ感が漂う。

 

診察

期待に胸をふくらませ、待つこと2時間。待合の壁にはびっしりと症例などが貼ってある。すごいなあ。

「予約制なのにけっこう待つんだな。」と思ったが診察室に入ってみて納得。松尾先生の診察は、頭に電極をつけたりセンサーを付けて脳波を調べるなど、とても専門的で丁寧なのだ。

 

しかも、見たこともない検査に、思わず素人丸出しの質問を繰り出す私たちにもしっかりと答えてくれる。だから診察に時間がかかるんだ。

 

ただまぶたに関するオタクともいえるほどのこだわりと愛を持つ先生の回答は、難しすぎて半分くらいしか理解できず…。

 

でも眼瞼下垂について、何十年も大学病院で研究を重ねてきたという先生の情熱は、痛いほど伝わってきた。きっとこの先生なら大丈夫。

 

診察結果

診察の結果、娘は逆さまつ毛はもちろんだが、やはり眼瞼も下垂しているという。眼瞼下垂は見た目の問題ではなくて、覚醒・筋緊張・交感神経緊張の異常をひきおこし、不定愁訴や頭痛、肩こりなどの原因となっているという。

 

肩こりがひどいのも、勉強していて下を向くと眠くなるのも、眼瞼下垂が原因だよと言われてびっくり。先生曰く「手術を受けたら頭が良くなるよ。」だって( ̄▽ ̄)

二重瞼になるだけじゃなく、頭まで良くなるのか!すごいぞ!

 

というわけで、娘は

・逆さまつ毛の手術(目頭切開を含む)

・眼瞼下垂の手術

を受けることになった。

 

通常の形成外科では眼瞼下垂と診断されない

松尾先生の話を聞いていてわかったのは、娘のまぶたは瞳孔にかかるほど下がっていないので、通常では眼瞼下垂とは診断されないってこと。

 

まぶたを開ける腱膜が瞼板から外れているけど、瞼を開閉する役目のミュラー筋というのは伸び切っていないから、瞳孔の上までまぶたを開けることができ、視野を遮ってはいない状態らしい。

でもミュラー筋に頼り切っちゃうのがよくないとか。ミュラー筋というのは脳のセンサーと結びついていて、覚醒・筋肉の緊張・交感神経の緊張をコントロールしているので、不眠、うつ、自律神経失調症、全身の凝りなどを引き起こすんだって。

 

だから松尾さんでは、腱膜が瞼板から外れていれば眼瞼下垂と診断し治療してくれるのだ。普通の形成外科ではとてもこんな診断はしてくれないだろう。

 

娘も眼瞼下垂かどうか疑っていた時、瞼が瞳孔にかかっていないから無理かなと思っていた。そんな人でも松尾さんなら保険内で手術が受けられる可能性がすごく高いと思う。

 

 手術の予約

瞼を切開する手術になるので、術後はかなり目が腫れるそうだ。抜糸までの2週間はなるべく外に出なくてもいいよう、大学の夏休みに合わせて8月に予約をとった。

 

逆さまつげと眼瞼下垂の手術はそれぞれ約5万円くらい。目頭切開もあるので12万円くらい見ておくように言われる。

 

手術は日帰りなのだが、翌日受診しなければならないので、近くのビジネスホテル「はまきたプラザホテル」でタクシー込みの宿泊パックがあるというので、それも予約することにした。こちらは直接ホテルに予約。松尾さんの名前を出せばすぐ予約できる。

 

娘と私の二人でツインに泊まり、部屋まで夕食を持ってきてくれるルームサービス、朝食バイキングがつくそうだ。車で行くのでタクシーを外してもらって、二人分15000円くらい。お財布に優しいな。

 

まとめ

娘の願いを叶えるためにアンテナを張っていたら、美容ではなく医療目的の二重瞼の手術にたどり着いたんだけど、その病院がすごかった。

 

松尾先生の眼瞼への愛情は本当にすごい。古文書の大好きな磯野先生や、魚の大好きなさかなクン、教える事を愛する林先生みたいな感じ。

 

もし眼瞼下垂で手術を考えていたら、松尾先生に一度お会いすると楽しいよー。

 

手術したよ~!→逆さまつ毛(目頭切開)・眼瞼下垂の手術 当日

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プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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