補欠の子の親がしんどい時

目安時間:約 5分

高校二年生の息子がソフトテニス部に入っている。たかが息子の部活。なのに親の私がジェットコースターみたいに、有頂天になったりどん底におちたりしてる。

 

息子は小3から少年団に入っていたけど、試合なんて勝てたことがなかった。いつも一回戦負け。でも今思えばあの頃は気楽で良かった。

 

そんな弱っちい息子が中学に入ると、経験者っていうだけで一番手に。ペアの子が上手かったせいなんだけど、それに気付かず親子ともども有頂天になったあの日。市内で強い子がいなかったおかげで、市大会でいつも上位に入ることができた。

 

三年になるころには、少年団で貯めた貯金も使い果たし、中学で始めた子たちにずいぶん追い上げられていたのに、栄光って忘れられないものなのね。息子はもっと強くなれると信じて強豪校へ進学したのだった。

 

一番手ばかりが集まる強豪校では中々勝てず、レギュラーになれない。二年になると後輩にも抜かれ、焦って辛そうな日々。腰も故障したりと全てが思い通りにいかない。

 

昔の栄光を引きずっているのは親の私も一緒。息子が補欠になってみて気付いたのは有頂天だったあの頃、補欠の子を見下していたこと。だから今、補欠の息子は見下されてるんだと思っちゃう。

 

有頂天の人達に見下されてるみじめな私。どん底の気分。

 

おかあちゃん、辛い目におうてきたんやな。

どん底の私は息子のがんばりを思いやる余裕もない。息子ほんとゴメン。みっともないから他の部員に負けないで欲しいって言いたいくらいなんだよ。

 

そりゃ息子より前に自分をよしよしするのが先やん。息子ちゃんは自分が満たされたらでいいやん。

だから試合も自分が辛くてあまり見に行かない。

無理せんでええで。嫌でも行かなあかん時が来るしな。それは偶然やのうて必然やからな。

そう、配車当番は回ってきてしまう。今週がそうだった。試合会場にいるからには見ないわけにはいかない。でも心は重い。そんな時急に

「自分の子とよその子を分けて考えることってどうなんだろう?」

っていう考えが浮かんだ。

 

小学校4年生の時、親友がいて、いつも一緒にいた。ある日一緒に学校へ行く途中、突然その友達と自分が別の人間だとわかって驚いた。それまではなんというか、別個の人間だとは思ったことがなかったのだ。他の誰とも。

 

そんなことに小4まで気付かなかった自分が、その当時は何だかバカみたいに感じた。でもその感覚は今思うとあながち間違いじゃないのかも。

 

人は個々に独立しているようにみえるけど、本当に切り離されてるわけじゃないんじゃない?地下茎でつながってる草みたいに、見えないところでつながってる。

 

だから自分の草にだけ肥料をあげても、他の草に除草剤をまいたりすれば、自分の草も枯れてしまう。つまり息子の勝利ばかりを願っていても不毛なんじゃないの?と思ったわけ。

 

そう思うと現金なもので、他の子の応援にも力が入る入る。その結果、いつもは三回戦で負けてしまう息子が今回は4回戦に進んだりして。やっぱりつながっている?

 

真偽はともかく、みんなを応援していたら、心のモヤモヤがすーっと晴れていったのが気持ちよかった。みんなつながってるって思ったら、胃のあたりから暖かいものがブワーッと出るのを感じて、なんだか全てがありがたくなって泣きたくなっちゃった。

 

息子の部活のことでさんざん心が揺れたのは、全てつながってるってことを、心が伝えたかったのかな。心がすごく喜んでるのがわかるもん。

 

きっとまた、つながってることを忘れちゃう。人間は三歩歩いたら忘れちゃう生き物だからね。三日に一度はリマインドしなきゃ。

 

心の強さを得る3つの方法

目安時間:約 6分

こんにちは。とびらです。

 

高校生の息子がテニスをやっています。昨日は試合の観戦に行ってきました。息子が2回戦で対戦したのが、全国一位の高校の2番手。

 

その選手たちを見ていて、心の強さについて考えました。アフィリエイトに限らず、成功したいと思っているすべての人に必要ですよね。心の強さって何でしょう?

 

心の強さはどうしたら得られるのか

対戦相手の東北高校は、ソフトテニスで有名な強豪校。聞くところによると5人も日本代表選手がいるらしい。同じ大会に出られるだけで夢のようなスゴイ学校なのです。

 

勝つ可能性はモチロン無いので、少しでも多くのポイントをとれるといいなと思いながら応援していました。結果はなんと2ポイント。敵はノーミスでした。

 

あの落ち着きようは何というか、武士みたいでした( ´∀` )

 

学習して得る

厳しいラリーになって態勢が崩されたり、不意をついたショットが厳しいところに打ち込まれると、息子たちは焦ってアタフタしていますが、彼らは涼しい顔で焦ることもありません。

 

彼らの心の強さはどこから生まれるのか?まずはもちろん圧倒的な技術力によるもの。今まで学んで、練習してきたことによる情報量の差です。何度も失敗して、そこから学んで復活した経験がずっと多い。

 

逆に言えば、この分野の強さは「学習すれば手に入れることができる」と言えます。「あいつは心が折れない」っていう選手がいるけど、それは復活の経験をより多く積んでいるということです。

 

「失敗から学ぶ」「復活する経験を積む」これはビジネスでも、人間関係でも、成長のために欠かせないものです。

 

自分を信じることで得る

準決勝あたりになるとだいぶ力が拮抗してきます。そうなると劣勢になる場面も当然出てくるわけですが、ここでも武士ぶりを発揮。常にものすごく冷静です。

 

自分が勝てないわけがないという揺るぎない自信のようなものを感じました。「絶対勝つんだから、勝つために何をすればいいのか」を冷静に考えているというか。

 

劣勢になった時、自信がないと負けることが頭をかすめてネガティブな感情が湧いてきます。するととたんに焦りが出て、いいアイデアも出てこなくなってしまいます。

 

でも彼らは勝つことしか頭にないので、劣勢になっても逆にチャンスととらえたり、今は流れが変わるのを待つ時と考えたりします。「勝つ」ことにアンテナが立っているので、勝つための情報だけをキャッチしています。そのため視野が広がり、戦略が湧いてくるのでしょう。

 

自信とは自分を信じること。

 

学習で得たものや経験は、それ以上の敵にあった時には役に立ちません。知識や経験を元にオリジナルな戦略を思いつくには、自分にはできると信じる力が必要です。

 

彼らはそれがあるから全国一位なんですよね。

 

今に集中して得る

彼らは、強いショットを打ち込まれ、連続ポイントを取られても、悔しい様子を見せません。ミスで失点しても同じです。失敗したことに意識が向いていないのです。

 

過ぎてしまったことは考えてもどうにもならないことがわかっているので、悔やまないし、切り替えが早い。

 

「ミスしてしまった」過去を考えるのでなく、「負けるかもしれない」「勝てるかもしれない」未来を考えるのではなく、今に意識を向けています。今できることに全力で挑戦しています。

 

難しいことに挑戦できる人は恐れがありません。自分への信頼があって、きっとできると思っています。失敗したとしても復活できる自信があるから、例えできなくてもいいのです。だから怖くありません。

 

恐れと楽しさは一緒には味わえないものです。だから彼らは、今このショットを楽しんで挑戦しているのだと思います。今を楽しむことの積み重ねで、心は強くなっていきます。

 

まとめ

日本人の感覚だと学習するのは割とやさしくできます。でも何の根拠もなく「自分を信じ」たり、「今を生きる」ことは理屈じゃないので難しい。

 

でもサイテーの自分にOKを出して心の筋トレをすることで少しづつですが、確実に心を強くすることができます。

 

高校生とはいえ、トップの選手のプレイは人生の示唆に満ちていました。

 

 

 

 

 

 

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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