「思考が現実になる」とか「引き寄せの法則」ってよく聞く。これを信じて望みを引き寄せようとしている人もいれば、違和感を感じる人もいるだろう。
望みを引き寄せたいと思っている人には魅力があるし、もう十分に持っているって満足している人は、必要性を感じないかもしれない。
私はというと、夫の給料で食べていける現状は大変ありがたいと思いつつも、ブログでも副収入があったらなと欲を隠せない。
できたらブログで誰かの役に立ちたいし、もちろん家族や友人の役に立つ人にもなって、すごく大事に思ってもらいたい。煩悩の塊なのだ。
でも超めんどくさいけど、最終的には煩悩を失くすことが望みなのだ。
そんな私に「証拠をみせてあげる」と挑んできたのが「こうして思考は現実になる」という本だ。
こうして、思考は現実になる [ パム・グラウト ]
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著者のパムによると、私たちの思考が物質を動かしているのは、電気や光がエネルギーを持つのと同じように明白な事実だという。
だから「その事実を9つの実験を通して読者に体験してもらおう」というのがこの本の趣旨だ。
煩悩をなくすという最終目的に、もしかして近づけるのか?私は本にある9つの実験を試してみることにした。今日は実験2である。
実験1はこちら→「こうして思考は現実になる」は本当か?
実験2 フォルクスワーゲン・ジェッタの法則
お腹に赤ちゃんがいた時のこと。妊娠するまでは妊婦なんてほとんど目につかなかったのに、自分が妊娠したとたん世の中に妊婦ばかりが目に付くようになった。
これと同じ現象が、人生にもおこっているという。つまり、自分の考えているものが、実際に現実の世界にも現れるということ。
これが第二の実験のテーマ。自分の信じていることや期待していることを引き寄せる実験だ。
実験の名前についているのはフォルクスワーゲンの人気車種。新モデルの車が登場し、意識の中に定着すると、突然その車をあちこちで見かけるようになることからつけた名前なんだとか。
実験のやり方
この実験では、人間が見たいと思っているものを見るということを証明する。48時間あるものを積極的に探す実験だ。
私の場合は黄色の車にした。前半の24時間はずっとこれを意識する。そして後半の24時間に入ったら、今度は黄色い蝶を見つけると決めた。8月の猛暑の中、蝶は見つかるだろうか。
実験をしていた時の気持ち 前半
前日の夜8時に黄色の車を見つけると決めたものの、外へ出かけることなく翌日の昼をすぎ、車で出掛けた時は午後3時を回っていた。外に出るまで黄色い車のことは忘れてた。やばい。
あと5時間くらいしかないのに見つかるかな。1台でも見つかればいいやと気をとりなおした。実験だから軽い気持ちでやったほうがいいって本にあったし。
結果発表 前半
結果は14台。家を出ていた時間は約2時間くらいだったので、思っていたよりたくさん見つけられてうれしい。
実験していた時の気持ち 後半
黄色い蝶は現物は難しいと最初から思っていた。この季節は蝶自体少ないし、モンキチョウは春の蝶だし。でも黄色い蝶のイラストや、キャラクターのようなものなら楽勝で見つかる気がしていた。
その日は父の病院の付き添いで朝はやくから出かけたので、目をランランさせて黄色い蝶を探していた。ところが病院でも行きかえりの道中でも見つけられず、ちょっと無理かなとあきらめモードになっていた。
結果発表 後半
夕方涼しくなってから、母とお墓参りにでかけた寺の境内で、ひらひら宙を舞う黄アゲハを発見!正直、実物の黄色い蝶を見られるとは思っていなかったのでとてもとってもうれしかった。結果は一匹。
まとめ
妊婦の時の経験から、意識していたり、探しているものが見つかるのは不思議なことじゃないと思っていた。でもよく考えると自分の見たいものだけを見ていたんだと実感。
ということは、見たいものを明確にすればそれは確実に視界に入ってくるってことになる。
「煩悩をなくす」って望みじゃ、明確にならないなあ。