あなたは学生時代、働くことにどんなイメージを持ってた❓
私は働くことは、自分のスキルを上げていくようなイメージがあって、すごくがんばらなきゃいけないって思ってたなあ。
大学生の娘を見てると、働くこと=就職するって思うらしく、就職したらもう自由はない、みたいな暗いイメージがあるみたい。
でも、もし就職するだけじゃなくて、いろんな働き方があることを知ったら、イメージが明るくなるかもしれない。
特に高校生は、身近にいる先生や親、学校の友人だけの狭い世界に住んでいて、その人たちから強い影響を受けている。富士宮北高校の社会科教師、内藤英伍さんは、 そんな高校生の状況を危惧して、パラダイムシフトを起こさせたいと学校外でも旺盛に活動している、スーパー教師。
生徒の考えを柔軟にさせるために、地域で生き生きと働く大人を講師に招いて授業をするという、新しい試みを始めると聞いて見学に行って来た。
今回の講師は富士宮でネギの生産会社を経営している小河麦人さん。
高校や大学を出て、入れる会社に就職して、仕事を覚えた20代後半、何のために働いてるのかわからなくなっちゃう人が多いらしい。それは、自分の本当にやりたいことを深堀りせずに就職してしまうから。
時間をかけて、何のために働くか、その志や、自分のできる事、そして喜ばせたい相手をしっかりとイメージすることが大切だと、熱く語るむぎちゃんだった。
農業のイメージって❓
将来つきたい職業は❓
働くとは?
恥ずかしがりやの高校生の意見を引き出すのは思った以上に大変で、発言をしてくれる子があまりいない。意見を言うことに慣れていないんだと内藤先生は言っていた。
でもグループディスカッションでは一緒に見学に行った鈴木徹さんや、渡辺大介さんがファシリテーターとして参加して、けっこうさかんな意見交換もできていたみたい。
終了に近づくにつれて、真剣なまなざしになってきた生徒が何人か。
彼らの心には、何のためにどんな仕事をしたいのか、にたどり着くためのヒントが得られた違いない。