「人間ゲーム」って聞いたことありますか?
私がこの言葉に出会ったのは「ザ・マネーゲームから脱出する法」という本の中。有名な「金持ち父さん、貧乏父さん」のような、お金に対するブロックを外してくれる類の本なのかなと思って手に取ったこの本、中身はまるで違ったのです。
ものすごーく簡単に言っちゃうと、この本の言いたいことは「あなたはこの世界で「人間ゲーム」を楽しんでいる」だけなんだよってことです。
この世界はゲームのためにあなたが作り出した競技場で、ゲームの種類もルールも登場人物も全てあなたが創り出しているのだと。
目から鱗ってこのことで、こんな概念があったなんてと衝撃でした。と同時にこれってもしかして、私が若い頃からずーっとずーっと探し続けてきたことなんじゃない?っていう正にパズルのピースがはまったような感覚があったのです。
毒親に育てられたり、摂食障害に苦しんだりと生き辛さを抱えていた私。⇒この記事に詳しく書いています。心理学や引き寄せ、宗教や哲学など片っ端から本を読んできました。
昔からいわゆる「自分探し」が大好き。自分の中に親に毒されていない本当の自分がいる、それを探したいって熱望してたんです。
この本には私が望んでいた「真実」がありました。「本当の自分」はいた!私は「本当の自分」に戻って自由に人生を楽しむためにここにいるんだ。こんな秘密が隠されてるなんて人生ってなんて面白いんだろう!
この本によると、人間ゲームはゲームの主人公として制限された世界で生きている「制限された自分」とゲームを作り出している「本当の自分」がいます。
「本当の自分」は、豊かで、穏やかで、喜びに満ちていて、指をパチンと鳴らせばあっという間に欲しいものを作れるという、無限の力を持った存在。
制限されたこの世界に来て、あなただけのための人間ゲームで喜び、楽しみ、やりがいを感じ、成長し、あなたの宝物を発見するのです。
荒唐無稽な話だと頭に入ってこない人もいるでしょう。確かにSFや宗教みたいにも感じるかもしれません。
でも私は、この視点でこの世界を見ると、自分を離れたところから俯瞰するメタ認知や瞑想の意味、宗教が言っていること、マクロビオテイックや陰陽五行説で言ってることの全てが腑に落ちるんです。このことを言ってたんだなー、という。
この概念を自分の中に入れたら、すっごく人生が楽になりました。「なんでこんなことが起こるんだろう?」も「あのひとばっかりずるい」も「なんで私ばっかり」もぜーんぶ自分を楽しませる(成長の喜びを得るため)ためのしかけなんだもん。
この本は、今の自分に違和感を感じもがいているあなたに、きっと新しい視点をプレゼントしてくれます。ぜひ読んでみてね。
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