こんにちは。ゆるベジ料理スペシャリストのやっちゃんです。
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青い部分でネギベーゼ
ねぎの青くて硬い部分は食べられないと思って捨てていませんか?
ネギはとてもパワーがあって、血液の循環を良くし、免疫力を高めてくれる野菜。加熱することで旨味、甘味がマッハで増え、調味料との組み合わせで無限においしくなる食材です。
そんなネギだけど、青くて硬い部分は普通に調理すると舌触りがイマイチだから捨てる部分だと思っている人も多いのでは?細かく刻めばチャーハンや薬味に使えるけどメンドクサイ…、と思うのは私だけではないはず。多分家庭でも大量に廃棄されていると思われるネギの青い部分。
しかーし!硬くて匂いも辛みも強いからこそ美味しく作れる料理があるんです!
それがネギベーゼ!
ネギベーゼの作り方はこちらの記事で紹介しています。⇒ねぎの青くて硬い部分って食べられるの?
ネギベーゼは、バジルの代わりにネギの青くて硬い部分を使って作るジェノベーゼソース、パスタや冷ややっこ、ネギ餅、色んな料理に合うソースです。
実はネギ農家を営んでいる友人がいて、九条ネギを一年中業者に出荷しているのですが、商品にならない外葉を毎日大量に捨てていると聞いて、このネギベーゼで商品化できたらいいなと思ったのが今回の企画です。
毎日大量の外葉が出るため、大量受注もOK!というわけで、大手の取引先も視野に入れた商品化を計画!
今回はピザソースとしてのポテンシャルを探ってみました。
ネギベーゼをピザソースにしてみたら
基本のネギベーゼは、ネギを茹でてから調味料と松の実とオリーブオイルなどをフードプロセッサーにかけて作ります。オーブンで加熱するとネギの風味がどう出るかわからないため、今回は茹でたのに加えて、違う方法で作ったものも用意しました。加熱してない生のネギで作ったもの、揚げてみたもの、生で刻んでから加熱したもの、松の実ではなく、くるみをいれたもの....。
それをベースに、しらす、ツナ、桜えび、サラミ、チャーシューなどの具を組み合わせると無限の組み合わせが😆
胃袋には限界があるので、今日はこれらのソースの中からナンバーワンを決める✨❗という目標で試食を開始しました😊
生ネギソースはネギの香りも強くパンチが効いていて、ツナやシラス、サクラエビなどの魚介の具と相性抜群。
ネギを揚げてからミキサーで作った揚げネギベーゼは、一番甘味が強くてソースだけで食べても超美味しい。ピザにのせるとチーズや具と一体化する感じ。ネギのパンチはあまりないけど旨い!
茹でたネギで作ったネギベーゼは、甘味がありネギ臭も強い。フレッシュさはないものの、ピザにのせてもネギの存在感を見せていた。
チーズをのせないとどうなるか、マヨネーズ和えの刻み葱で試してみた。チーズでマイルドに中和されていたネギがどや顔で主張してくる…。そしてこのあっさり感は、娘家族にお呼ばれしてピザをみんなで囲むことになった時の老夫婦には救いになりそう。
総勢10人の老若男女で試食して意見交換をしてもらった結果、焼いてもチーズをのせても負けないネギ色が強めの生ソースがいいね👍という結論に。やっぱり誰かに食べてもらわないと客観的に分からないものです。ものすごーく密度が濃い時間で、生の声がものすごーく参考になりました。
農産物の商品化は、6次産業化と呼ばれ、今取り組む農家さんが増えています。
6次産業化?って何?ってなりますよね( ´∀` )
そもそも産業は3つに分類されています。
第一次産業は農業、林業、漁業など、自然の資源を活用する産業です。
第二次産業は 鉱工業・製造業・建設業など。第1次産業で採取した資源を加工する産業です。
第三次産業は 1次や2次に含まれない、金融、保険、卸売り、小売、サービス業、情報通信業など です。
6次産業化というのは、1次産業〜3次産業を掛け合わせ、1次産業者が自身で加工・販売まで一体的に取り組み、新たな付加価値を生み出すことを言います。
一次産業は3K(きつい、汚い、稼げない)産業 と呼ばれて、若者が離れていってしまったから、稼げる農業にして働く人を増やしたいという狙いがあるのです。
そんな背景を受け、農水省 も希望者には補助金を出して応援してくれています。
ネギベーゼを商品化しようとしているのは、農業を若者のなりたい職業ナンバーワンにしたいという志を持った農家さん。そのために稼げる農業を模索しています。
ネギベーゼでその農家さんの夢が叶ったらと思うとワクワクします。商品化まであと少し!
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