千枚田の稲刈り

目安時間:約 10分

昨日は農業塾のこのこ塾のツアーで、愛知県新城市にある千枚田の稲刈りに行ってきました。

お世話になっているボンド塾という営業塾の仲間に、千枚田を保存する活動をしている方がいて、お手伝いの声がかかったからです。

コンバインが入れない棚田は、維持していくのに多くの人の手が必要だと聞き、のこのこ塾でも応援したいとツアーを企画しました。

お米が一番大事!と常日頃言っている私なので、米を生産する過程を知りたいという好奇心もまんまんです。

四谷千枚田ツアー



当日は朝6時前に富士宮を出発。新城インターのすぐそばのモックルという道の駅に立ち寄り、行列ができる卵かけごはんの朝ごはんをいただきました。


卵もごはんも味噌汁もトッピングも「おかわり自由」という大人気のモーニング。のり、漬物、ごま、ザーサイ、メンマ、ゴボウフライ、しそ、梅・・・・何種類ものトッピングが壮観です。色んな具をすこしづつのせていったらこんな山盛りになってしまいました(^^;味噌汁は赤だし。おいしかった――!

詳細はコチラからどうぞ⇓
もっくるモーニング


四谷の千枚田とは

写真やテレビなどでは見たことがありましたが、実際に見るのは初めての千枚田。黄金色に輝く稲穂がたなびく様子はまるで桃源郷のよう。

「斜面には水田は作れない、だから山では米を作れない」って普通の人は思う...。でも「必ず作れるはず」と思った人がいて、その人達の強い意志がこの棚田を作り出したんだろうなあ、と、先人の知恵と努力にしばしの感動タイム。


新城市の四谷の千枚田がどんな所なのかと言うと…

四谷の千枚田は鞍掛山(標高883m)に水源を持ち、麓に広がる石垣による棚田です。山の中腹から出る湧き水は、大雨が降っても濁ることがありません。

高低差200メートルに現在22戸の農家の方々が420枚の田を耕しており、『日本の棚田百選』にも選定されています。

水と緑にあふれた棚田は様々な動植物の住処にもなり、奥深い魅力を生み出しています。

奥河内観光ナビ

という、国内でも有数の千枚田なんです。(初めて知ったーー(-_-;))全国的にも、こんな風に全景を見ることができる見晴らしのいい棚田は少ないことから、観光スポットとしても人気なんだとか。

私達もすばらしい景観にうっとり。じっくりと浸りたい所でしたが、のんびりしてるとどんどん暑くなってしまうので、田んぼに移動しました。

稲刈り

棚田の上に車を止め、急な坂道を下っていきます。

下ること5分。お手伝いする区画に到着しました。黄金色の米がたわわに実っています。

この方が千枚田の保存の活動をしているまるちゃん。今日の作業は、刈り取り・わらで稲を束ねる・ハゼかけです。それぞれの工程についてやり方を教えてくれます。

まず、カマで根元から稲を刈り取ります。カマの手入れがいいのでしょうか、ザクッと一発で刈れるのですごく気持ちイイ(^^♪

刈り取った稲をわらで束ねます。両手のひらで作る丸くらいの量の稲で束を作り、わら3本で結びます。しっかり束ねるために、締める部分を起点に稲束自体を3~4回回転させて、わらの端をぎゅっと押し込んでいきます。

最初は時間がかかったけれどだんだん慣れてきて、うまくぎゅっと締まるのが楽しくなってきます。親指で押し込むので親指がヒリヒリしてきます。

刈り取りと稲束にまとめる作業が何とか完成。

今度は稲束を天日干しにする「ハゼかけ」の作業です。稲束を3:7に分けて交互にかけていきます。3の方を中に押し込んでいくことで、ぎゅっと締まり、たくさんの稲束を干すことができるそう。(やってみたら本当にその通り!)

最後に落ちた穂を集めて終了。大事に育てられた稲穂の一本も無駄にできません。午前中働いただけなのに、慣れない作業で体はぐったり。疲れた――!
お楽しみのお昼ご飯へGO!

ランチタイム

お昼ご飯は近くの廃校になった小学校の跡地で地元のスタッフの方が用意してくれます。

例年は地元の野菜や肉でバーベキューをするそうですが、今年はコロナの関係で密を避けるために五平餅(*^^*)味噌のいい香りが漂ってきます。

もっちもちの米が旨い!!あまりのお米のおいしさにタレなしで食べているのは、お世話になっているボンド塾の塾長川上美保さん。めっちゃガテン系(≧▽≦)

廃校になった小学校の敷地内には、同じく廃園になった幼稚園もあります。こぎれいに整備されていて宿泊することも可能だそうで、今回寝袋で泊っていく人も。次回はぜひ泊りたい―ーー!

まとめ

現在はコンバインという機械で刈り取りから脱穀まで同時にして、機械乾燥する方法が主流です。天日干しにしたごはんの方がおいしいというのをよく聞くので調べてみたら、色んな説がありました。

☆じっくり水分を飛ばすことで、粘りやコシ、つやを生み出す「でんぷん質」の保存状態がよくなる
☆米は低温で乾燥した方がよりおいしくなる。天日乾燥は機械乾燥より低温で乾燥できる。

などなど。
デメリットは天候に左右されるし、時間も手間もかかること。

しかもまるちゃんの田んぼは無農薬でやっているためさらに手間がかかり、収量も少なめ…。

太陽・土・水・風・人の力…。自然の恵みがいっぱい詰まった米を、おいしさを追求して労をいとわず作っている人をもっともっと応援したくなりました。

四谷千枚田の保存は、ハッピーランドプロジェクトという活動名でまるちゃんこと丸地典利さんが行っています。会員になると、田植え、草刈り、稲刈り、脱穀などの作業を手伝い、収穫したお米を送ってもらえます。会員でない方もゲストとして参加することもできます。詳しくはコチラのウエブサイトをご覧ください⇓
ハッピーランドプロジェクト

のこのこ塾では、今後も行けるタイミングで手伝いに行きたいと思っています。興味のある方はコメント欄やメッセージでぜひご連絡下さいね。

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開催日時 毎月第4水曜日 AM10:00~14:00

場所   自然食品店富士グリーン2F

     静岡県富士宮市北町4-14

受講料  3000円

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静岡県富士宮で農業法人を経営し、農家をなりたい職業ナンバー1にしたい塾長と、畑仕事が大好きで農家カフェをやりたい主婦、マクロビ料理家の私の3人でやっています。

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料金(税別) 
基礎コース   月1回  3000円

プロコース    月2回  6000円

日時   
基礎コース  毎月第3金曜日        18:30~21:00
プロコース  毎月第3金曜日+毎月第4金曜日 18:30~21:00

場所    
基礎・プロ共に 富士山神田川楽座

静岡県富士宮市大宮町19-12

0544-21-3960

http://kandagawarakuza.com/map/

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プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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