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マクロビ発、摂食障害経由、マクロビ料理スペシャリスト

ブログに遊びに来てくださってありがとうございます。
マクロビ料理スペシャリスト、やっちゃんこと平戸育子と言います。
育子と書いてやすこと読むのでやっちゃんなのです。

静岡県富士宮市在住、映画と読書とお酒が大好き。
娘と息子は独り立ちし、夫と二人暮らしです。

マクロビオティックの素晴らしさを世界中の人に知って欲しいと
各地で料理教室を開催したり、YouTubeで料理の配信活動などをしています。

マクロビのYouTubeチャンネルはこちらです↓

https://www.youtube.com/channel/UCmTczHiu5gVxcIchKZvGVYA



マクロビオティックというと一般にはあまり知られていないかもしれませんが、穀物や野菜などが中心の日本の伝統食を食べて、自然と調和した健康な暮らしを実現する考え方のことをいいます。海外ではマドンナやトム・クルーズ、クリントン元大統領といった多くの有名人が健康やパフォーマンスを上げるために実践している食事法です。

リマクッキング富士宮校の講師も10年以上務めています。
こんな風に今は料理を仕事にしている私ですが、食べることが恐怖でしかなかった時代がありました。実は20代の頃摂食障害だったのです。

ストイックなマクロビで摂食障害に

きっかけは26~27歳頃に始めたダイエットでした。
その頃の私は、スタイリストになりたいという夢を追って、東京のファッション専門学校で学んだものの、怖くて一歩が踏み出せずに挫折。本当の自分を見つけようと海外を放浪してみたものの、見つけられずに帰国。

失意の中実家に戻り、母が営んでいた自然食品店を手伝う事にして、マクロビの勉強を始めました。

母は、病気がちだったため、知人に玄米菜食をすすめられて始めたら、半年ほどですべての病気が治ったのです。それで玄米のスゴさや食事法を広めるために自然食品店や料理教室を始めたのでした。

マクロビの基本は、自然な食べ物を食べること。住んでいる土地の季節の野菜や穀物をできるだけ自然な状態でとることです。植物は大地から直接養分を取り、動物はその植物を食べることで、大地からの養分をもらっています。なので、あらゆる生物はその風土、環境の産物で、その風土に従うと栄え、逆らうと滅びる。私達人間も、風土に従って生きれば、健康で、自由に楽しく生きることができるというのがマクロビの考え方です。

食べ物を自然にするだけで、楽しく生きられるってほんとかな?疑り深い私は、さっそく試してみることにしました。

東京へマクロビの勉強に通いながら、玄米を主食に、少しの野菜を食べる生活を始めました。本来マクロビオティックの食事法はきちんとやると、その人を適正体重にしてくれます。ぽっちゃりしていた私は、マクロビを始めたら自然に痩せて、体の調子もよくなって行きました。

自己肯定感が低かった私は痩せたことで自分の価値が上がったように感じて、どんどんおもしろくなりました。肉も魚も乳製品も砂糖も食べずにひたすら玄米と野菜のおかずをよく噛んで食べる毎日を半年以上続けると、体の感覚が敏感になり、普通の食事をすると具合が悪くなるほどでした。

私は真面目なので、マクロビの厳しい食事制限をしっかりとやりすぎて、妄信的になっていました。肉も魚も乳製品も砂糖も全部毒だと思い、本当は食べたかったのに食欲を抑え続けていたのです。

そんな生活は長くは続きませんでした。一年もすると反動でドカ食いするようになってしまったのです。

私の脳内には、セルフ風紀委員というのが住んでいて、昔から厳しい取り締まりを行っていました。例えば人をうらやましいと思えば「妬みってサイテーだよね」と言ってくるし、こんなことやりたいなと思っても「そんなことできるわけないでしょ?何考えてるの?あんたの分際で」と強烈にダメ出ししてくるのです。

その脳内風紀委員が出番を待っていたかのように連日現れました。マクロビでは大食いは大罪。しかも食べるのはずっと我慢してきたジャンクフード。「ありえない、また食べちゃったの?」「よくそんなの食べられるね」ドカ食いするたびに容赦なく攻め立てます。でも食欲のコントロールがききません。せっかく痩せたのにまた太っちゃうという恐怖でいっぱいでした。

ある時、あまりにも食べ過ぎて気持ち悪くなり吐いてしまいました。その時、「たくさん食べても吐いたら太らない!ラッキー!」と思っちゃったのです。絶対に太りたくない、でもドカ食いもやめられない私には好都合だったのです。

でもそれは泥沼のはじまりでした。

吐いちゃえばいいと思ったとたん、週に1回程度だったドカ食いが週2~3回に。一度食べ吐きをすると2日くらいは何も食べられないので、何かを食べたら吐くまで食べるという状態になってしまいました。

おなかいっぱいってどういう感じだったっけ?もうその感覚が思い出せなくなっていました。もう一生普通に食べられないかもしれない・・・。

働いていた自然食品の店では、体にいいもの、健康になる方法をおすすめしておきながら、仕事が終わると、スーパーで、どの食べ物がすぐ吐けるかなと考えながら買い物をしている・・・。本当にみじめでした。死んでしまいたいと思いました。

地獄から抜け出すためにやったこと

そんな地獄から抜け出したい!その一心で、依存症や心理学、脳科学の本などを読み漁りました。

ある日、依存症の本を読んでいて、自助グループというものがあると知りました。

自助グループとはある障害を持つ者同士が互いに励ましあいながら、克服していくための集団のことです。依存から抜け出すには、本当の気持ちを言える仲間を得ることが大事で、自助グループで仲間ができると書いてありました。でも自分が依存症だと認めたくなかったので、依存症の仲間入りなんて絶対嫌だと思い、半年ほど葛藤していました。でもやはりどうにもならず、重い腰を上げて依存症の自助グループのミーティングに参加することにしました。

プログラムが始まると、目の前に座っていた女性が体験談を話し始めました。

その方はアルコール依存症の方だったのですが「今日も朝から飲んでしまった。先生にどれだけ止められてもやめることができない。」みたいな話で、どうしようもなくダメな自分の話をするんです。

こんなこと話しても受け入れてもらえる場所がある事が凄く衝撃でした。

今だからこうして話せますが、その当時は自分が食べ吐きをしていることを知られるくらいなら死んだ方がましだと思っていましたから。

そのミーティングでは、絶対に否定しないで話を聞くことがルールだったのでみんな安心して本音をはなせました。そうすると誰にも何も指導されなくても依存症がよくなるという事でした。

毎週ミーティングに通い、吐けるものを探してスーパーをうろつくといった、最高にどろどろした自分をさらけ出しました。毎回だまって受け入れてもらったことで、徐々に人間はダメな部分を持っていてもいいのではないかと思えるようになりました。

両親に愛されたかったけど愛してもらえなかったというさみしい思いが、心に穴をあけていたということがわかってきました。痩せたら人に愛されると思っていましたが、そんなことはなくもちろん穴も埋まりません。そこで穴を埋めるために食べていたんだと自覚したのです。全ては自分を幸せにするために体がしていることだと初めて知りました。

ダメな部分を受け入れることで、自分への信頼感を取り戻したので、食欲を自然に任せることができるようになりました。食べちゃダメだと思っていた時はどうしてもやめられなかったのに、好きなだけ食べていい事にしたら、一日中考えていた食べ物のことを徐々に考えなくなっていき、前のように食べたくなくなりました。

すこしづつですが、自分を責める風紀委員の声も無視することができるようになり、気が付くと治っていました。摂食障害が始まってから4年が経っていました。

なぜ摂食障害になってしまったのか

私が摂食障害になってしまったのは、心と体の声を聞かなかったからです。

肉も魚も甘いものも食べたいという気持ちを押さえつけて、体にいいと頭で考えた食べものを強制していたのです。言ってみればやる気のない子供にピアノの練習を強いているようなもの。これでは心と体が反発して言う事を聞かなくなるのも当然です。

私に必要だったのは、自分に優しく、心と体の声に耳を傾けることだったのです。

マクロビオティックは健康になり直感力をあげてくれる食事法ではあるけれど、以前の私のように自分の感覚を無視してしまうと、逆に自然に反して病気になったり、周囲との人間関係が悪くなったりしてしまうのです。

20年以上自然食品店で働き、マクロビ料理教室の講師をしながら多くのお客様に接してきましたが、痩せられない人、調子の悪い人ほど外からの情報に従い、以前の私のように体や心の声を無視していました。

マクロビオティックでは、動物性食品を食べるのは自然の法則に反し、食べ過ぎは体の免疫力を低下させ病気を引き起こすとされています。私は自分の体験から、真面目な人ほどそれにぎゅうぎゅうにしばられてしまい、肉を食べたり、食べ過ぎる自分に罪悪感を持って、苦しくなってしまうことを知りました。ダイエット目的で始める人は余計にそうなりやすいです。

食事制限が厳しくて続かない、私には無理、とあきらめる方が多いのですが、それは私のようにまじめ過ぎることが原因なんです。

何を食べても健康になる!ごはんの秘密を学びませんか?

ほんとうはあなたの体は自分が健康になる方法を全部知っています。あなたの体は自動的に健康になるようプログラミングされているのです。だからがんばらなくても、好きなものを適当に食べても大丈夫なんです

は?んなわけないじゃん。今あなたそう思いましたね( ´∀` )

でも本当にそうだったら最幸だと思いませんか?

それがごはんの秘密です。その秘密がわかってくると、心も体も豊かになり、自由でワクワクする人生を送れます。

このブログでは、ラクでゆる~いマクロビを通して、ごはんの秘密を解き明かしていきます。 あなたが自分への信頼を取り戻せるように。あの頃の私のように悩んでいるあなたの力になりたいと思っています。

健康のために使っていたエネルギーやお金や時間を本当に好きなことやりたいことに向けたら、おおげさでなく、人生変わります。性格も変わります。

ごはんの秘密を知れば、超簡単に、経済的に、時間をかけずに健康になれちゃいます。そのことをブログでわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。

がんばってるのになんかうまくいかない…。
あなたがいまもしそう思っているなら、
それは自分の体とうまくいっていないからです。

ぜひ私と同じ、心に寄り添った食べ方を始めてみましょう。私は真面目で頑張り屋ですが、そんな人に向いているやり方です。

詳しくはブログでどんどんお話していきますので、一緒に変わっていきましょうね。

プロフィール

 

管理人:やっちゃん@平戸育子

ゆるベジ料理スペシャリスト

厳格なマクロビアンの家庭で育ち過食症に。克服した経験と、自然食品店勤務20年の経験を元に、簡単に作れて、美しく、食べておいしいゆる~いマクロビオティック料理の教室を主宰しています。/リマクッキング富士宮校講師歴10年/映画と読書とお酒が大好き/10代後半の子供二人と、単身赴任中で週末だけ帰ってくる夫と静岡県富士宮市に住んでいます。/自分の体を信じることで自然に健康になっちゃう考え方やレシピを配信しています。

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